Tableauのダッシュボードを社内で展開するにあたり、「ここはグラフとして表示はさせたいけどユーザーにクリック(操作)させたくないな」というような項目はないでしょうか。
例えば、以下のようなグラフでユーザーにダッシュボード全体は表示させたいものの、赤枠部分に該当する[年月]をクリックすると出てきてしまう緑枠に囲まれたポップアップは表示させたくないというケースを取り上げてみましょう。
ダッシュボード上に合計の数値をラベルとしては記載しないようにしていますが、緑枠の中にあるメジャーバリューの合計が見えてしまうとせっかくラベルとして記載しなかったのに台無しです。
そんな時に便利に使えるのが、空白オブジェクトです。
空白オブジェクトは、デフォルトでは透明の背景になっていて本来ダッシュボードの細かい幅の調整などに使えるものです。
ダッシュボード編集画面で左下の [オブジェクト] から [空白]を選択し、適当な場所に配置します。
それから右上の下向き矢印のプルダウンを押下し、[浮動]を選択します。
浮動は、読んで字のごとくフワフワとダッシュボード上どこにでも移動・配置できるようになる設定です。
空白オブジェクトだけでなく、シートや他のオブジェクトにも同様の手順で浮動設定をすることは可能です。
浮動設定にした後はダッシュボード上のどこにでも移動できるようになりますから、今回のケースですとメジャーバリューを見せたくないので、クリックされると困る[年月]の軸上に配置してみます。
これで、ユーザーが[年月]軸をクリックしたとしてもポップアップは表示されず、何も起こらなくなります。
極端な話、ダッシュボード全体に同じサイズの空白オブジェクトを重ねると、ダッシュボードは閲覧できるけれどもどこもクリックできない(ダッシュボードの一番上に透明の空白オブジェクトが存在しているから)という状態を作ることができます。
今回のケースに限らず、浮動の空白は様々なシーンで活躍すると思います。
部分的にユーザーに操作させたくないダッシュボードがある場合、参考にしてみてください。