Skip to main content
Build the future with Agentforce at TDX in San Francisco or on Salesforce+ on March 5–6. Register now.

カスタムボタンとカスタムリンクの作成

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • カスタムボタンとカスタムリンクを作成する。
  • ボタンやリンクをページレイアウトに追加する。
  • カスタムボタンとカスタムリンクの違いを説明する。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へChallenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、日本との値をコピーして貼り付けます。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

メモ

アクセシビリティ

この単元には、スクリーンリーダーユーザー向けの追加の説明が用意されています。この単元の詳細なスクリーンリーダー版を利用するには、以下のリンクをクリックしてください。

Trailhead スクリーンリーダーの説明を開く

すべての組織には、固有のビジネスニーズがいくつかあります。組織内または組織外の他のページにユーザーが頻繁にアクセスする必要がある場合は、カスタムボタンやカスタムリンクをオブジェクト詳細ページやレコード詳細ページに直接追加できます。

カスタムボタンとカスタムリンクを使用して、Salesforce のデータを外部 URL、アプリケーション、社内イントラネット、またはその他のバックエンドオフィスシステムに統合できます。

ユーザーの手元に必要な情報がすべてあれば、Salesforce での生産性がさらに高まります。

カスタムリンクは、www.google.com、Visualforce ページ、会社のイントラネットなどの外部 URL にリンクできます。カスタムボタンは、ユーザーを Web ページなどの外部アプリケーションに接続し、カスタムリンクを起動できます。

ユーザーに対してリンクまたはボタンの実行対象をどのように表示するかを決定する表示ウィンドウプロパティを選択できます。カスタムリンクには、Salesforce 項目を URL 内のトークンとして含めることができます。たとえば、https://search.yahoo.com/bin/search?p={!Account_Name} のように URL に取引先名を含めることで、Yahoo を検索できます。

メモ

カスタムページやその他のコードを起動するボタンまたはリンクが必要な場合は、Visualforce ページを検討します。Visualforce ページの使用方法がまだわからなくても心配ありません。ここでは詳しく扱いませんが、別のモジュールで学習できます。

Lightning Experience では、カスタムボタンとカスタムリンクはページレイアウトで動作し、Lightning ページのそれぞれ異なる領域に表示されます。

作成できるカスタムボタンおよびリンクは、大きく 3 種類に分かれます。

  • リストボタン — オブジェクトレコードページの関連リストに表示される。
  • 詳細ページリンク — オブジェクトレコードページのレコードの詳細のリンクセクションに表示される。
  • 詳細ページボタン — レコードページの強調表示パネルのアクションメニューに表示される。

ここでは、この 3 つのオプションについて説明します。

カスタムリストボタンを作成する

カスタムボタンとカスタムリンクの機能を理解したところで、次はその作成方法を学習します。どちらにも、ユーザーがクリックしたときに実行されるアクションを定義する必要があります。まずは、カスタムリストボタンについて説明します。

カスタムリストボタンは、関連リストに追加できるボタンです。オブジェクトのリストボタンを作成すると、そのオブジェクトの関連リストが他のオブジェクトで表示されたときに、そのボタンをその関連リストに追加できます。Energy Audit は参照関係項目によって取引先に関連付けられているため、[Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストは取引先レコードに自動的に表示されます。

たとえば、前にこのモジュールで「GenePoint 5-year review (GenePoint 5 か年レビュー)」の監査情報を入力しました。GenePoint の取引先レコードを表示して、[関連] タブをクリックし、レコードページの最下部までスクロールすると、その監査について表示している [Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストを確認できます。

Maria は [Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストにカスタムボタンを追加して、ユーザーが Ursa Major Solar エネルギー監査ガイドラインの PDF に直接移動できるようにしたいと考えています。すでに PDF をファイルとしてアップロードしましたが、カスタムボタンに PDF を指定するには URL が必要です。それではそのしくみについて説明します。

  1. アプリケーションランチャーからセールスアプリケーションを見つけて選択します。
  2. [Files (ファイル)] タブをクリックします。

Maria の場合は、アップロードしたガイドライン PDF を次のように確認できました。

[ファイル] リストビュー

  1. 残りのステップも実行できるようにするため、自分のファイルをアップロードします。
  2. アップロードしたファイルの アクションドロップダウン をクリックし、[共有] を選択します。
  3. [アクセス権のあるユーザー] の横にあるキャレットをクリックしてセクションを展開します。
  4. [公開リンクの作成] 領域で、[パスワード] 切り替えボタンを [オフ] に設定します。
  5. [リンクを作成] をクリックしてから、[Create (作成)] をクリックします。ます。
    これによりファイルの公開 URL を生成して、他のユーザーと共有したり、今回の事例のように、カスタムボタンまたはリンクにファイルを URL として追加したりできます。この例では、URL は https://ursamajorsolar.salesforce.com/sfc/p/R00000008nD1/a/R000000007LK/8Z8auAJBSeSCzqQ8Kv9ofolIWi_jP13oR3LUUYuXc3A です。
  6. [リンクをコピー] をクリックして、[完了] をクリックします。
  7. [設定] で [オブジェクトマネージャー] をクリックして、[Energy Audit (エネルギー監査)] をクリックします。
  8. [ボタン、リンク、およびアクション] をクリックして、[新規ボタンまたはリンク] をクリックします。
  9. [Label (表示ラベル)] に Audit Guidelines(監査ガイドライン) と入力してボタンに名前を付けます。
  10. [リストボタン] を選択します。
  11. ファイル URL を大きなテキストボックスに貼り付けます。
    ファイルは組織のローカルであるため、URL のドメイン部分より後の部分をすべて使用してカスタムリンクを作成します。この例では、リンク先は /sfc/p/R00000008nD1/a/R000000007LK/8Z8auAJBSeSCzqQ8Kv9ofolIWi_jP13oR3LUUYuXc3A です。 

リストボタンの属性

これを見て「この数式みたいなのは一体何だろう? どうすればよいのだろう?」と考えているのでないですか? これは Salesforce の数式エディターの 1 つのバージョンで、ボタンまたはリンクのプロパティを定義するのに使用できます。たとえば、この例のようにコンテンツソースが URL の場合、このセクションにボタンまたはリンクの参照先 URL を配置します。さらに、差し込み項目と演算子を追加して、Salesforce からのデータを取り込むことでボタンまたはリンクの動作を拡張できます。差し込み項目と演算子についての詳細は、Salesforce ヘルプを参照してください。

  1. [Save (保存)] をクリックして、[OK] をクリックします。
    ボタンは、Maria が [Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストにオブジェクトを追加するまで表示されません。続いて、その操作を行います。
  2. [オブジェクトマネージャー] をクリックして、[取引先] をクリックします。
  3. [ページレイアウト] をクリックして、[Account Layout (取引先レイアウト)] をクリックします。
  4. レイアウトの最後までスクロールして、[Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストを表示します。
  5. 編集するには、レンチアイコンをクリックします。 

[Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リスト

  1. プラスアイコンをクリックして [Buttons (ボタン)] セクションヘッダーを展開します。 

関連リストの編集

  1. [Audit Guidelines (監査ガイドライン)] ボタンを [選択したボタン] リストに追加して、[OK] をクリックします。
  2. [Save (保存)] をクリックします。
  3. セールスアプリケーションに戻り、[取引先] をクリックして、取引先の GenePoint を選択します。
  4. [Related (関連)] タブをクリックして、最下部までスクロールすると、[Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リストに新しい [Audit Guidelines (監査ガイドライン)] ボタンを確認できます。 

新しいボタンが追加された [Energy Audits (エネルギー監査)] 関連リスト

Ursa Major Solar のシステム管理者である Maria は、ユーザーが表示している取引先を各自が Google でクイック検索できるようにするカスタムリンクを追加したいと考えています。

では始めましょう。

  1. [設定] で [オブジェクトマネージャー] をクリックして、[取引先] をクリックします。
  2. [ボタン、リンク、およびアクション] をクリックして、[新規ボタンまたはリンク] をクリックします。
  3. リンクに Google This Account (この取引先を Google で検索) と名前を付けます。
  4. 表示の種類で [詳細ページリンク] が選択されていることを確認して、それに続く 2 つの項目はそのままにします。 

カスタム詳細ページリンクの属性

次は、リンク先の URL を追加しましょう。

  1. 数式エディターに https://www.google.com/search?q={!Account.Name} と入力します。
  2. [Save (保存)] をクリックして、[OK] をクリックします。

保存後、編集を継続するには、[Quick Save (適用)] を使用できます。コンテンツソースを URL に設定している場合、保存により、定義した URL が検証されます。カスタムボタンとカスタムリンクを使用するには、このボタンとリンクをオブジェクトのページレイアウトに追加する必要があります。追加すると、そのボタンやリンクがレコード詳細ページに表示され、使用できるようになります。早速やってみましょう。

  1. [ページレイアウト][Account Layout (取引先レイアウト)] の順にクリックします。
  2. パレットの [Custom Links (カスタムリンク)] カテゴリの [Google This Account (この取引先を Google で検索)] を、レイアウトの [Custom Links (カスタムリンク)] セクションにドラッグします。

ページレイアウトへのリンクの追加

  1. [カスタムリンク] セクションにマウスポインターを置き、表示されるレンチアイコンをクリックします。
  2. [セクションプロパティ] ウィンドウで [詳細ページ] を選択して [OK] をクリックします。
  3. ページレイアウトを保存します。

結果を確認しましょう。

  1. アプリケーションランチャーで、[アカウント] を見つけて選択します。
  2. 取引先レコードを開きます。
  3. [詳細] タブをクリックし、一番下までスクロールしてカスタムリンクを見つけます。

詳細でのカスタムリンク

カスタム詳細ページボタンを作成する

Maria は、取引先の場所を Google マップに表示するカスタムボタンを取引先ページに追加したいと考えています。

  1. [設定] で [オブジェクトマネージャー] をクリックして、[取引先] をクリックします。
  2. [ボタン、リンク、およびアクション] をクリックして、[新規ボタンまたはリンク] をクリックします。
  3. [Label (表示ラベル)] に Map Location (場所をマップに表示) と入力してボタンに名前を付けます。
  4. [詳細ページボタン] を選択します。
  5. 数式エディターに次の URL を貼り付けます: http://maps.google.com/maps?q={!Account_BillingStreet}%20{!Account_BillingCity}%20{!Account_BillingState}%20{!Account_BillingPostalCode} 

カスタム詳細ページボタンの属性

この URL では、差し込み項目 ({!Account_BillingStreet}) を利用して、ボタンがクリックされた取引先レコードの項目情報を URL に渡します。

  1. [Save (保存)] をクリックして、[OK] をクリックします。
    次は、ボタンを取引先ページレイアウトに追加しましょう。
  2. [ページレイアウト] をクリックして、[Account Layout (取引先レイアウト)] をクリックします。
  3. パレットの [Buttons (ボタン)] カテゴリの [Map Location (場所をマップに表示)] を、ページレイアウトの [Custom Buttons (カスタムボタン)] 領域にドラッグします。

ページレイアウトへのボタンの追加

  1. [Save (保存)] をクリックします。ついにテストするときがきました。
  2. アプリケーションランチャーから [セールス] を見つけて選択し、[取引先] タブをクリックします。
  3. 取引先レコードを開きます。
    強調表示パネルにオブジェクトのコンパクトレイアウトからの項目に加えて、アクションメニューが表示されます。アクションメニューは、ページレイアウトの標準ボタン、カスタムボタン、アクションの組み合わせです。(アクションについては次の単元で説明します)。
  4. アクションメニューを展開して、[Map Location (場所をマップに表示)] を選択します。
    ブラウザーの新しいウィンドウまたはタブが開き、Google マップに取引先の位置が表示されます。 

アクションメニューと新しいボタン

ページレイアウトにカスタムボタンを追加しても [Map Location (場所をマップに表示)] がアクションメニューに追加されませんか? この問題は、ページレイアウトの [Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション] セクションのデフォルト設定を上書きした場合に発生する場合があります。修正するには、欠落しているボタンをパレットの [モバイルおよび Lightning のアクション] カテゴリから [Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション] セクションにドラッグして、ページレイアウトにアクションとして追加する必要があります。

メモ

カスタム詳細ページボタンとリンクでは同じことができます。ページの表示する場所やプロセスを考慮して、どちらを使用するのかを判断してください。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む