Lightning サービスコンソールをセットアップする
学習の目的
このプロジェクトでは、次のことを行います。
- 独自のサービスコンソールアプリケーションを作成する。
- Lightning コンソールページをカスタマイズする。
- コンソールにユーティリティを追加する。
- Live Agent を有効にして活用する。
- オムニチャネルの使用を最適化する。
Ursa Major Solar, Inc. で商品サポートスペシャリストを務める Ada Balewa は、カスタマーサービスチームの生産性を最適化したいと考えています。米国南西部に本社を置く Ursa Major は、ソーラー機器とシステムのサプライヤーとして事業を拡大しており、それに伴ってサポートケースの件数も増加しています。Ursa Major Solar のシステム管理者であるあなたは、チーム向けのサービスコンソールを作成して、その生産性目標を達成できるようにしたいと考えています。サービスコンソールは、標準の Salesforce Lightning コンソールアプリケーションで、チームのケース管理のニーズに合わせてカスタマイズし、ケースに関するすべての機能や情報に 1 つの画面からアクセスできます。素晴らしいですよね!
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
ユーザーを作成してナレッジを有効化する
Ursa Major Solar のサービスコンソールアプリケーションを作成する前に、サービスコンソールであなたがアクセスする必要のあるツールの設定がすべて有効になっていることを確認しておきます。このツールの 1 つが Salesforce ナレッジです。Ursa Major Solar のナレッジを有効にします。
各自の Playground で「Salesforce Knowledge の設定」プロジェクトを修了している場合は、このセクションの手順 1 ~ 9 をスキップできます。
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歯車アイコン をクリックして、[Service Setup (サービスの設定)] を選択します。
- [Recommended Setup (推奨設定)] フローの [Add Your Users (ユーザーを追加する)] タイルで、[Get Started (開始)] ボタンをクリックします。
- 次の情報を入力します。
- Email (Username) (メール (ユーザー名)):
ada.balewa@ursamajorsolar + your initials + today’s date (DDMMYY).com
(ada.balewa@ursamajorsolar + 自分のイニシャル + 今日の日付 (DDMMYY).com) - First Name (名):
Ada
- Last Name (姓):
Balewa
- Profile (プロファイル): Custom: Support Profile (カスタム: サポートプロファイル)
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[Add User (ユーザーを追加)]、[Finish (完了)] の順にクリックします
- [Recommended Setup (推奨設定)] セクションで [View All (すべて表示)] をクリックします。
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[Knowledge Setup (ナレッジの設定)] タイルをクリックします。
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[Start (開始)] をクリックします。
- [Choose Your Lightning Knowledge Authors (Lightning Knowledge 著者を選択)] から、[Ada Balewa] とあなた自身を選択して、[Next (次へ)] をクリックします。
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[Next (次へ)]、[Finish (完了)] の順にクリックします。
Lightning で Salesforce サービスコンソールを設定する
ナレッジが有効になったら、Ursa Major Solar でケース管理の中心的役割を果たすサービスコンソールアプリケーションを作成します。設定フローを使用して、Lightning サービスコンソールに備えるべきすべての機能のカスタマイズに取りかかります。
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歯車アイコン をクリックして、[Setup (設定)] を選択します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
App Manager
(アプリケーションマネージャー) と入力し、[App Manager (アプリケーションマネージャー)] を選択します。
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[New Lightning App (新規 Lightning アプリケーション)] ボタンをクリックし、画面の指示に従って新しいアプリケーションの詳細を追加します。
- [App Details & Branding (アプリケーションの詳細およびブランド設定)] の情報を入力します。
- App Name (アプリケーション名):
Ursa Major Solar Service Console
(Ursa Major Solar サービスコンソール) - Developer Name (API 参照名): (この項目は自動入力されます)
- Description (説明):
Ursa Major Solar’s one-screen case management interface
(Ursa Major Solar のケース管理を 1 つの画面で行うインターフェース) - App Branding (アプリケーションのブランド設定): (ここでは、ロゴの追加やブランド設定は行いません)
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [App Options (アプリケーションオプション)] ページで、[Console Navigation (コンソールナビゲーション)] と [Service Setup (サービスの設定)] を選択します。
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [Utility Items (ユーティリティ項目)] ページで、[Add Utility Item (ユーティリティ項目を追加)] をクリックします。
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[History (履歴)] をクリックします。
- 手順 8 ~ 9 を繰り返し、[Macros (マクロ)] と [Open CTI Softphone (Open CTI ソフトフォン)] を追加します(まだユーティリティが表示されていなくても心配いりません。それについてはこのプロジェクトの後の方で詳しく学習します。)
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [Navigation Items (ナビゲーション項目)] ページで、[Available Items (選択可能な項目)] リストから CTRL/Command キーを使用して [Accounts (取引先)]、[Cases (ケース)]、[Contacts (取引先責任者)]、[Knowledge (ナレッジ)] を選択し、矢印 をクリックして [Selected Items (選択済みの項目)] リストに追加します。
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [Navigation Rules (ナビゲーションルール)] ページで、次のレコードを開く方法を選択します。
- 取引先: [Workspace tabs (ワークスペースタブ)] ラジオボタンを選択する。
- ケース: [Subtabs of (次のサブタブ)] ラジオボタンを選択して、選択リストから [Account (Account) (取引先 (Account))] を選択する。
- 取引先責任者: [Subtabs of (次のサブタブ)] ラジオボタンを選択して、選択リストから [Account (Account) (取引先 (Account))] を選択する。
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[Next (次へ)] をクリックします。
- [User Profiles (ユーザープロファイル)] ページで、CTRL/Command キーをを使用して [Custom: Support Profile (カスタム: サポートプロファイル)] と [System Administrator (システム管理者)] を選択し、矢印 をクリックして [Selected Profiles (選択済みプロファイル)] リストに追加します。
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[Save & Finish (保存して完了)] をクリックします。
設定をテストする
設定フローを使用して、Ursa Major Solar のサービスコンソールをカスタマイズしました。Ada やそのチームのユーザーエクスペリエンスがどのようなものかを確認するために、作成したサービスコンソールアプリケーションに移動し、いろいろクリックして構築した機能を試してみます。
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アプリケーションランチャー をクリックして、[Ursa Major Solar Service Console (Ursa Major Solar サービスコンソール)] を選択します。
- ドロップダウンから、[Accounts (取引先)] をクリックします。
- リストビュードロップダウンから、[All Accounts (すべての取引先)] を選択します。
- 名前列で、[Edge Communications] 取引先リンクをクリックします。
- コンソールの左側に [Accounts (取引先)] リストビューが開いた状態で、右側のコンソールのメインワークスペースに Edge Communication の取引先情報が開きます。これを分割ビューといいます。[Accounts (取引先)] リストビューパレットの をクリックすれば、このビューを Kanban に変更したり、テーブルに戻したりすることができます。ここでは分割ビューのままにします。
- スクロールダウンして、[Contacts (取引先責任者)] 関連リストの [Sean Forbes] をクリックします。Sean Forbes の取引先責任者レコードが、取引先のサブタブとして開きます。
- ページの左側にある [Accounts (取引先)] リストビューパレットで、[Pyramid Construction Inc] 取引先をクリックします。取引先レコードが、右側にワークスペースタブとして開きます。
- スクロールダウンして、[Contacts (取引先責任者)] 関連リストの [Pat Stumuller] をクリックします。Pat Stumuller の取引先責任者レコードが、Pyramid Construction Inc. 取引先のサブタブとして開きます。
- スクロールダウンして、[Cases (ケース)] 関連リストの [New (新規)] をクリックします。ケースレコードがサブタブとして開き、[Account Name (取引先名)] 項目と [Contact Name (取引先責任者名)] 項目に自動入力されます。
各自の Playground で「ケースエスカレーションとエンタイトルメントの設定」プロジェクトを修了している場合は、レコードタイプを選択してください。必要に応じて、[Inquiry (問い合わせ)] レコードタイプを選択します。
- 残りの情報を入力して、ケースを登録します。
- Case Origin (ケース発生源): Phone (電話)
- Subject (件名):
Solar Panel Warranty
(ソーラーパネルの保証) - Description (説明):
What is the warranty on the Solar Panels when they get installed?
(ソーラーパネルの設置後の保証は?)
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[Save (保存)] をクリックします。
- コンソールの下部にあるユーティリティバーの [History (履歴)] コンポーネントをクリックして、履歴を表示します。[Pyramid Construction] の横にある矢印をクリックして、この取引先の履歴を展開します。
お疲れさまでした。Ada とそのチームのためにサービスコンソールを設定しました。これで、すべてのケースを効率的に管理するために必要な生産性ツールと情報のすべてに 1 つの画面からアクセスできます。次は、Ada とそのチームが求めるすべての機能やレイアウトを追加してコンソールをカスタマイズします。
リソース
- Salesforce ヘルプ: Lightning Knowledge の有効化
- Salesforce ヘルプ: Lightning サービスコンソール
- Salesforce ヘルプ: ユーティリティを使用した Lightning コンソールアプリケーションのカスタマイズ