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プロンプト入門

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce におけるプロンプトの定義とその重要性を説明する。
  • 効果的なプロンプトの主要な構成要素を特定する。
  • Salesforce アプリケーションでプロンプトがどのように使用されるかを認識する。
  • プロンプトと AI モデルの関係を説明する。

プロンプトの定義とは?

プロンプトとは、望む出力を得るために AI モデルに与える指示のことで、料理のレシピのようなものです。あなたがシェフだと想像してください。AI モデルはキッチンで、レシピに従って何でも作れるように準備されています。ここで「何か美味しいものを作って」とだけ指示するシェフはいません。 使用する食材、調理法、温度、タイミング、求められる仕上がりを細かく具体的に指定するはずです。プロンプトも同じです。指示が具体的であればあるほど、より良い結果が得られます。

以下はプロンプトの例です。

  • このカスタマーサポートのケースを 2 ~ 3 文で要約してください。
  • この顧客へのフォローアップメールを作成してください。
  • このメッセージからすべてのアクション項目を抽出してください。

プロンプトを考えるのは技術者だけではありません。営業担当からサービス担当者、システム管理者まで、Salesforce を使用するすべての人がプロンプトを活用して、AI をより効果的に利用できます。AI モデルの仕組みを詳しく知る必要はありません。質問を明確に伝える方法を知っていれば十分です。プロンプトが明確で具体的であるほど、AI モデルの回答の質が高まります。

効果的なプロンプトの 6 つの構成要素

効果的なプロンプトには、最大 6 つの主要な構成要素があります。すべてのプロンプトに 6 つの要素すべてが必要なわけではありませんが、それぞれを理解しておけば、より良いプロンプトを作成できます。

  1. Role (ロール): AI にどのような役割を担わせるか。
  • 例: You are a customer service manager. (あなたはカスタマーサービスマネージャーです。)
  1. Context (コンテキスト): AI の理解に必要な背景情報。
  • 例: This is a support ticket from a frustrated customer who has been waiting 5 days for a response. (これは、返答を 5 日間待っている不満を抱えた顧客からのサポートチケットです。)
  1. Task/Goal (タスク/目標): AI に実行させたいこと。
  • 例: Write a follow-up email that addresses their concern and offers a solution. (顧客の懸念に対応するフォローアップメールを作成してください。)
  1. Instructions (指示): AI がタスクを実行する方法。
  • 例: Use a professional but empathetic tone. Reference the customer's previous message. (プロフェッショナルでありながら共感を示すトーンを使用してください。顧客の前回のメッセージを参照してください。)
  1. Format (形式): 出力をどのように構成するか。
  • 例: Return as plain text, no formatting. (書式設定は行わず、プレーンテキストとして返してください。)
  1. Constraints (制約): 従うべき制限やルール
  • 例: Keep the email under 200 words. (メールは 200 語以内に収めてください。)

プロンプト内でこれらの構成要素がどのように組み合わされるかを次に示します。

Role: You are a customer service manager
Context: This is a support ticket from a frustrated customer who has been waiting 5 days for a response
Task: Write a follow-up email that addresses their concern and offers a solution
Instructions: Use a professional but empathetic tone. Reference the customer's previous message.
Format: Return as plain text
Constraints: Keep the email under 200 words

プロンプトが AI モデルと連携する仕組み

プロンプトを AI モデルに送信すると、モデルはその指示を読み取り、トレーニングデータから学習した内容に基づいて出力を生成します。プロンプトの質が高いほど、モデルの応答はより正確で有用なものになります。

次のように考えてみてください。

  • 曖昧なプロンプトからは、曖昧な回答しか得られません。
  • 詳細で具体的なプロンプトを使うと、より的確な回答が得られます。
  • 6 つの構成要素に沿って適切に構成されたプロンプトを使うと、最良の結果が得られます。

Salesforce におけるプロンプト

プロンプトは Salesforce 全体で使用され、より効率的に仕事を進めるのに役立ちます。一般的なユースケースを 4 つ紹介します:

ユースケース 1: ケースの要約: サポートチームは毎日数百件のケース更新を受け取ります。プロンプトでケースの詳細を要約すると、担当者は回答する前に何が起きたのかをすばやく把握できます。

ユースケース 2: フォローアップメールの生成: フォローアップメールを 1 件ずつ手動で作成する代わりに、プロンプトでケースのコンテキストに基づく、ビジネスに適したパーソナライズされたメールを生成します。

ユースケース 3: メッセージの書き換え: プロンプトを使用して、顧客のメッセージを対象者に合わせて書き換えることができます。たとえば、経営幹部向けにはフォーマルに、コミュニティフォーラム向けには会話調にします。

ユースケース 4: 情報の抽出: プロンプトを使用して、非構造化テキストから重要な情報を取り出すことができます。たとえば、長いサポート会話からアクション項目、期限、顧客の懸念事項を抽出します。

プロンプトとは何か、Salesforce でどのように機能するかを理解しましたので、次は効果的なプロンプトの書き方を学びましょう。次の単元では、プロンプト作成で迷わずに済む 6 ステップのフレームワークを実践します。

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