Anypoint コードビルダーを使って作業する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- API とインテグレーションの作成で Anypoint コードビルダーが果たす役割を説明する。
- Anypoint コードビルダーが API 開発のデザインファーストのアプローチをどのようにサポートするかを説明する。
Anypoint コードビルダーの概要
API やインテグレーションを設計するとき、ツールを切り替えるたびに作業が遅くなってしまいます。Anypoint コードビルダー (ACB) は、必要なものをすべて 1 か所にまとめることでこの問題を解決し、設計と開発のプロセスを効率化します。
Anypoint コードビルダーは、Visual Studio Code をベースに構築された MuleSoft の統合開発環境 (IDE) です。開発者やインテグレーションチームに、エディターを離れることなく API を設計してテストできる、1 つにつながったワークスペースを提供します。
ACB を使用すると、チームは次のことができます。
- OpenAPI 仕様 (OAS) を記述して検証する
- 組み込みのモッキングツールを使用して、実装前にエンドポイントをシミュレーションしてテストする
- Anypoint Exchange を通じてアセットをパブリッシュして再利用する
この連携エクスペリエンスは、基盤となるロジックを構築する前に API を定義して検証することを重視するデザインファーストのアプローチを支援します。これにより、早期にフィードバックを収集し、手戻りを減らし、開発をビジネス目標に合わせて進めることが容易になります。
Anypoint コードビルダーでの API 設計ワークフローを確認する

Anypoint コードビルダーは、API 設計とインテグレーションのすべてのフェーズをサポートします。1 つのワークスペース内で、コンセプトからパブリッシュ済みの仕様まで進める方法を紹介します。
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ゼロから始めるか再利用する: 新しい API 仕様を作成するか、Anypoint Exchange から既存のものをカスタマイズします。
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定義と検証: YAML エディターを使用して API 仕様を記述します。構造と構文のリアルタイム検証が行われます。
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動作のシミュレーション: 指定したサンプルに基づいて実際のやり取りを模倣する組み込みツールを使用して、API の動作をプレビューします。
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パブリッシュと反復: 完成した仕様を Exchange に送信して、再利用、拡張、または開発者への引き渡しに活用します。
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フィードバックのための共有: プレビュー URL を生成して、バックエンドのコードなしでステークホルダーがテストやコメントを行えるようにします。
このワークフローにより、チームは同じスペース内でスピーディに作業を進め、同期を維持できます。
現実世界でのデザインファースト
「デザインファースト」開発とは、API の動作のしくみを構築する前に、API が何をすべきかを定義するアプローチです。バックエンドのロジックを記述してから後で調整するのではなく、チームが事前に API の構造と動作に合意します。このアプローチにより、誤解を防ぎ、より迅速に結果を出せるようになります。
ACB を使用すると、デザインファースト開発を簡単に取り入れることができます。開発者はこれを使用して、バックエンドのコードを 1 行も書かずに、API 仕様を定義したり、応答をシミュレーションしたり、ステークホルダーと共有したりすることができます。つまり、変更が容易な早い段階でフィードバックを収集できます。
デザインファーストのアプローチにより、チームは並行して作業できます。バックエンド開発者が API の構築に注力している間、フロントエンド開発者はシミュレーションされたエンドポイントを使用してすぐにコーディングを開始できます。これにより開発が加速し、全員が足並みをそろえやすくなります。
チームが ACB を使用してデザインファーストで進めると、次のことがより実現しやすくなります。
- 技術的な思い込みではなく、実際のビジネスニーズを反映した API を提供する
- 重複や無駄な開発作業を防ぐ
- 明確で最新の仕様により、新しいチームメンバーをより速くオンボードする
- 進化、再利用、ガバナンスが容易な API を作成する
ACB はブラウザーベースのクラウド環境とローカルのデスクトップ版の両方で利用可能なため、ワークフローに最適な設定を選択できます。新しい設計で実験する場合でも、チーム間でコラボレーションする場合でも、ACB は自分のやり方で API を構築できる柔軟性を提供します。
Mule United Airport での 1 日
Mule United Airport (MUA) では、ある開発者が新しいフライト予約 API を設計しています。すぐにコードを書き始めるのではなく、Anypoint コードビルダーを開き、出発地や旅行日などのパラメーターを含む API を YAML で定義します。
ACB のシミュレーションツールを使用して API の動作をプレビューし、シミュレーションされた応答をステークホルダーと共有します。航空会社のオペレーションチームは、後の段階では見落としやすい項目の不足にすぐ気づきます。API はまだ設計段階にあるため、開発者はすぐに修正を加えてシミュレーションされた出力をその場で更新します。
この迅速で柔軟なワークフローにより、チームは遅延を回避し、混乱を減らし、最初から実際のニーズを満たす API を提供できます。
よりスマートな API を構築する準備はできていますか?
Anypoint Platform のコアとなる構成要素について学習しました。Exchange での API の検索と再利用、Anypoint Management Center によるインテグレーションの管理、そして柔軟なデザインファーストのアプローチを使った API の設計が含まれます。
これらのツールを組み合わせることで、チームはよりスマートかつ迅速に、つながったエクスペリエンスを提供できます。開発者はゼロから作り直す必要はなく、すでに機能しているものを土台として構築できます。また、ビジネスステークホルダーが求めていることを推測するという手間をなくすため、実際の API 設計をプロセスの早い段階で共有し、改善することができます。
Anypoint Platform は、コラボレーティブでアジャイルかつ常に進化し続ける、現代のチームの働き方に合わせて構築されています。新しいものを作る場合でも、既存のものを改善する場合でも、より速く、より遠くへ進めるように設計されています。
さらに詳しく知りたいですか?
MuleSoft ヘルプセンター、または「リソース」セクションにある Anypoint コードビルダーや API インテグレーションに関するその他のリソースを参照してください。
リソース
- MuleSoft: ヘルプセンター
- Trailhead: Anypoint Code Builder: Quick Look (Anypoint コードビルダー: クイックルック)
- Trailhead: Quick Start: MuleSoft API Designer (クイックスタート: MuleSoft API Designer)
- Web セミナー: Anypoint Platform 101: API-led Integration Basics with MuleSoft (Anypoint Platform 101: MuleSoft を使用した API 主導のインテグレーションの基本) (サインアップが必要)