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このバッジには新しいカスタム Einstein AI Playground が必要です

このバッジや Einstein AI Playground を必要とする他のバッジには、制限時間が設けられています。制限時間に達するとこの Playground にアクセスできなくなり、最初からやり直さなければならないことがあります。

プロンプトビルダー入門

学習の目的

このプロジェクトでは、次のことを行います。

  • 差し込み項目が含まれるプロンプトテンプレートを作成してテストする。
  • 項目生成用にプロンプトテンプレートとテキスト項目を関連付ける。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

コンテンツ生成を合理化する

プロンプトビルダーを使用すれば、組織が生成 AI の機能を簡単に活用できるようになります。また、既存のデータといくつかの十分に練られた指示を組み合わせて、プロンプトテンプレートを作成することも可能です。簡単に言うと、プロンプトテンプレートはプロンプト、つまりコンテンツを生成するために大規模言語モデル (LLM) に送信されるメッセージを作成するために使用されます。

プロンプトテンプレートが特別であるのは、顧客、商品、ケースなどに関する特定の詳細のプレースホルダーが含まれているためです。プロンプトテンプレートが使用されるたびに、データがマージされ、独自のパーソナライズされたプロンプトが作成されます。プロンプトテンプレートは再利用可能であるため、拡張性の高い AI 実装の重要な要素となります。プロンプトとプロンプトテンプレートのより詳細な説明については、「プロンプトの基本事項」を参照してください。

このプロジェクトでは、プロンプトテンプレートの作成を実践し、それを使用して LLM から実際に生成された応答を取得します。具体的には、誰もがよく知っているシナリオであるカスタマーサポートケースを中心に取り組みます。生産性と顧客満足度を向上させるために、生成 AI を使用してケースの詳細を約 100 単語で要約したいとします。これにより、エージェントがすぐに情報を把握して、特に注意が必要なケースを容易に特定できるようになります。

Einstein 生成 AI が含まれるトライアル組織にサインアップする

このプロジェクトを完了するには、Einstein AI とサンプルデータが含まれた、特別な期間限定のカスタム Playground が必要です。

  1. この単元の最初にある [パスワードのリセットメールを受信できます] チェックボックスをまだクリックしていない場合は、クリックしてください。
  2. [Playground を作成] をクリックします。
  3. 指示に従います。
  4. 組織の失効日をメモしておいて、それまでにこのバッジを完了するようにしてください。
メモ

このカスタム Playground は、このバッジの Challenge に対応するよう設計されているため、他のバッジでは機能しない可能性があります。使用している Trailhead Playground または特別な組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

Trailhead で関連する Einstein AI コンテンツに取り組んでいる場合、次の Trailhead プロジェクトにもこの組織を使用することができます。

項目生成プロンプトテンプレートを作成する

このプロジェクトでは、レコードのテキスト項目にケースの概要を表示する必要があります。少しでも時間を節約するために、すでに [Quick Summary (概要)] という項目がチーム Trailhead によって作成され、ページレイアウトに追加されています。現時点では特筆すべきことはありませんが、これを変更してみましょう。まずはプロンプトテンプレートを作成します。

  1. Einstein AI が有効になっているトライアル組織をまだ開いていない場合は、「Challenge」セクションまでスクロールダウンし、[Launch (起動)] をクリックして開きます。
  2. 設定 をクリックして [Setup (設定)] をクリックします。[Setup (設定)] ページが新しいタブで開きます。
  3. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに einstein setup (Einstein 設定) と入力し、[Einstein Setup (Einstein 設定)] をクリックします。
  4. 切り替えをクリックして、Einstein を有効化します。「クイックスタート: Agentforce」プロジェクトを修了済みの場合はすでにオンになっている可能性もあります。

[Turn on Einstein (Einstein を有効化)] 設定にオン/オフの切り替えがあります。

  1. ブラウザーウィンドウを更新すると、新しい管理者設定が表示され、Einstein が有効になっています。
  2. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに prompt (プロンプト) と入力し、[Prompt Builder (プロンプトビルダー)] をクリックします。
  3. [New Prompt Template (新規プロンプトテンプレート)] をクリックします。
  4. [Product Template Type (商品テンプレート種別)] で [Field Generation (項目生成)] を選択します。
  5. [Prompt Template Name (プロンプトテンプレート名)] に、Quick Summary (概要) と入力します。
  6. API 参照名は Quick_Summary のままにします。
  7. [Template Description (テンプレートの説明)] に、A short summary of case details (ケース詳細の短い概要) と入力します。
  8. [Object (オブジェクト)] で、[Case (ケース)] を見つけて選択します。
  9. [Object Field (オブジェクト項目)] で、[Quick Summary (概要)] を見つけて選択します。
  10. [Next (次へ)] をクリックします。

これで、プロンプトテンプレートを開始できるようになりました。それでは、LLM から取得する情報を説明する明確な指示を記述して、構築します。「プロンプトの基本事項」バッジで説明されているように、より適切な結果を得るために追加できる情報が複数あります。この例では、全体的な目標、サイズの制限、いくつかのガードレールを含めます。

優れたプロンプトを記述することは職人芸のようなところがあるため、このプロジェクトでは、適切に機能することがわかっているプロンプトが用意されています。

  1. 次のテキストをプロンプトテンプレートワークスペースに貼り付けます。
Summarize the concatenation of the contents of the comment bodies of COMMENTS along with
the text from SUBJECT, the case priority which is PRIORITY, and the case type which is TYPE.
Keep the response to a single short paragraph.
  1. [Save (保存)] をクリックします。
  2. [Models (モデル)] リストから、[OpenAI GPT 4] を選択します。
    [Template Properties (テンプレートプロパティ)] ペインに、モデル種別のリストと使用可能なモデルのリストが表示されます。

Einstein AI が有効になっている組織には選択できるモデルがいくつかあり、OpenAI GPT 4 では最適な結果が生成されます。

このサンプルテキストには、ケース優先度などのために、すべて大文字で表記されたプレースホルダーがいくつか含まれています。このようなプレースホルダーを実際の差し込み項目に置き換えて、LLM でさまざまな状況に合わせてカスタマイズされた応答を作成できるようにしましょう。

  1. プロンプトテンプレートワークスペースの [PRIORITY (優先度)] という単語の前にマウスカーソルを置きます。

事前入力されたプロンプトテキストが表示されているプロンプトテンプレートワークスペース

  1. [Resource (リソース)] ボックスをクリックし、リソースのリストを開きます。
    [Resource (リソース)] メニューに、[Current Organization (現在の組織)]、[Current User (現在のユーザー)]、[Case (ケース)] リソースが表示されます。
  1. [Case (ケース)] をクリックして、[Priority (優先度)] をクリックします。
    差し込み項目が青色のテキストとして挿入されます。
  2. [PRIORITY (優先度)] を削除して、差し込み項目のみを残します。この時点でプロンプトは次のようになります。
    …the case priority which is Input:Case.Priority, and the case type…(…ケース優先度 (Input:Case.Priority)、ケース種別…)

続いて、上記の手順を繰り返し、COMMENTS (コメント)、SUBJECT (件名)、TYPE (種別) のテキストプレースホルダーに置き換えます。

  1. [COMMENTS (コメント)] の前にマウスカーソルを置きます。
  2. [Resources (リソース)] ボックスをクリックします。[Case (ケース)] を選択して、[CaseComments] をクリックします。
    メモ: 色付きのテキストは関連リストであることを示します。(各自のブラウザー設定によってテキストの色が異なる場合があります。)
  3. [COMMENTS (コメント)] を削除して、差し込み項目のみを残します。次のようになります。
    Summarize the concatenation of the contents of the comment bodies of RelatedList:Case.CaseComments.Records along with the text… (RelatedList:Case.CaseComments.Records のコメント本文の内容をテキストと連結したものを要約します…)
  1. [SUBJECT (件名)] の前にマウスカーソルを置きます。
  2. [Resources (リソース)] ボックスをクリックします。[Case (ケース)] を選択して、[SUBJECT (件名)] をクリックします。
  3. [SUBJECT (件名)] を削除して、差し込み項目のみを残します。
  4. 最後に、[TYPE (種別)] の前にマウスカーソルを置きます。
  5. [Resources (リソース)] ボックスをクリックします。[Case (ケース)] を選択して、[Case Type (ケース種別)] をクリックします。
  6. [TYPE (種別)] を削除して、差し込み項目のみを残します。

差し込み項目を配置すると、プロンプトテンプレートは次のようになります。

Summarize the concatenation of the contents of the comment bodies of RelatedList:Case.CaseComments.Records along with the text from Input:Case.Subject the case priority which is Input:Case.Priority, and the case type which is Input:Case.Type. (RelatedList:Case.CaseComments.Records のコメント本文の内容を、Input:Case.Subject のテキスト、ケース優先度 (Input:Case.Priority)、ケース種別 (Input:Case.Type) と連結したものを要約します。)

Keep the response to a single short paragraph. (応答は 1 つの短い段落にまとめます。)

プロンプトを実際のデータでグラウンディングするのは非常に簡単です。プロンプトテンプレートに差し込み項目と適切な指示が含まれるようになったところで、テストしてみましょう。プロンプトビルダーでは、実際のデータを使用してプロンプトテンプレートを簡単に試すことができます。必要なのは取得元となるサンプルレコードだけです。

  1. [Related Record (関連レコード)] ボックスで、[00001002] というケースを見つけて選択します。
    上記の手順に対応する [Related Record (関連レコード)] 入力ボックス。
  1. [Save & Preview (保存 & プレビュー)] をクリックします。
  2. [Activate (有効化)] をクリックします。

待ちに待った瞬間がやってきました。指示が LLM に送信され、その応答として、2 ~ 3 文のケース概要が生成されます。皆さんの画面は、このプロジェクトの例とは少し異なっているかもしれません。同じプロンプトに対して複数の方法で応答する LLM の動作は正常であるため、異なっていても問題ありません。

ケースの動的フォームを有効にする

プロンプトテンプレートの準備が整いました。最後の手順で、カスタマーサポートチームが新しいプロンプトテンプレートを使用できるようにページレイアウトを更新します。

  1. プロンプトビルダーページがまだ表示されている状態で、[Activate (有効化)] をクリックしたことを確認します。
  2. [Setup (設定)] タブを閉じて、セールスアプリケーションに戻ります。
  3. [Navigation Bar (ナビゲーションバー)] で、[Cases (ケース)] をクリックします。(見つからない場合は [More (その他)] をクリックする必要があります。)
  4. [Recently Viewed (最近参照したデータ)] の横にある下矢印をクリックして、[All Open Cases (すべてのオープンケース)] を選択します。
  5. ケース番号 [00001002] をクリックします。
  6. 設定 をクリックして [Edit Page (編集ページ)] をクリックします
  7. [Details (詳細)] セクションで、[Record Detail (レコードの詳細)] コンポーネントを選択します [1]。

[Details (詳細)] セクションの [Record Detail (レコードの詳細)]

  1. [Record Detail (レコードの詳細)] が選択された状態で、プロパティペインの [Upgrade Now (アップグレードに関するお問い合わせ)] をクリックし、動的フォームにアップグレードします。
  2. [Next (次へ)] をクリックします。
  3. [Case Layout (ケースレイアウト)] ページレイアウトを選択します。
  4. [Finish (完了)] をクリックします。
  5. [Case Information (ケース情報)] セクションで、[Quick Summary (概要)] 項目をクリックします。
  6. [Prompt Template (プロンプトテンプレート)] で、[Quick Summary (概要)] を見つけて選択します。

上記の手順に対応する [Prompt Template (プロンプトテンプレート)] 選択ボックス。

  1. [Save (保存)] をクリックして、[Activate (有効化)] をクリックします。
  2. [Assign as Org Default (組織のデフォルトとして割り当て)] ボタンをクリックします。
  3. [Next (次へ)][Save (保存)] の順にクリックします。
  4. 左上の戻る矢印をクリックして、Lightning アプリケーションビルダーを終了します。

これで、[Quick Summary (概要)] 項目で Einstein 生成 AI を使用できる環境が整いました。これがわかるのは、編集ボタンの横に小さな鉛筆が表示されたからです。

更新されたアイコンが表示されている項目のスクリーンショット。

実際に試してみましょう。

  1. [Quick Summary (概要)] 項目の Edit (編集) をクリックします。
  2. 項目の右側にある Einstein を利用してこの項目値を作成します。 アイコンをクリックします。
    自動的に Einstein オーバーレイが開き、プロンプトテンプレートを使用して新しい会話が開始されます。すぐに、Einstein によってケース概要が提案されます。この場合も、皆さんの画面とは少し異なる可能性があります。
      
    この例では次のようになりました。
    The case “Seeking guidance on electrical wiring installation for GC5060,” with a low priority and classified under Electrical, has had several updates.Engineering was contacted to obtain a PDF of the wiring diagram, which was subsequently emailed to the customer.Awaiting customer's reply.It was also noted that the generator in question was manufactured in 2019. (「GC5060 の電気配線の設置に関するガイダンスの依頼」ケースは、優先度が低く、「電気」に分類され、数回更新されています。配線図の PDF を取り付けるためにエンジニアリングに連絡し、お客様にメール送信しました。お客様の返事待ちです。問題の発電機は 2019 年に製造されたということです。)

    Einstein オーバーレイパネルは次のようになります。
    ケース概要が提案されている Einstein オーバーレイ。

これにより、ユーザーは概要を確認するだけでなく、Einstein と会話を続け、修正バージョンを連携して作成することさえできます。この例では、最初の提案をそのまま使用します。

  1. [Use (使用)] をクリックします。(Einstein オーバーレイに [Use (使用)] ボタンが表示されているはずです。表示されていない場合は、ページを更新し、手順 1 と 2 をもう一度実行してください。)
  2. [X] をクリックして Einstein オーバーレイを閉じます。
    [Quick Summary (概要)] 項目が入力されていることを確認します。
  3. [Save (保存)] をクリックします。

数回クリックするだけで、ユーザーは Einstein 生成 AI の機能にアクセスして、役立つコンテンツを迅速に作成できるため、より重要な作業に重点的に取り組めます。Einstein には対話的な性質があるため、ユーザーが生成されたコンテンツをリアルタイムで調整することや、項目に配置後にいつでも微調整することができます。

これで、実に役立つプロンプトテンプレートを作成できました。プロンプトビルダーで楽しみながら試して、組織のテキスト生成を自動化するさまざまな方法を見つけてください。

リソース

ステップを確認

+100 ポイント

この単元は各自の Einstein AI Playgroundで実行します。

このバッジには新しいカスタム Einstein AI Playground が必要です

このバッジや Einstein AI Playground を必要とする他のバッジには、制限時間が設けられています。制限時間に達するとこの Playground にアクセスできなくなり、最初からやり直さなければならないことがあります。

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