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ウェルビーイングの文化の形成

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 自分のウェルビーイングプログラムを実現するための実践的な方法を挙げる。
  • 従業員をウェルビーイング活動にエンゲージさせる方法を挙げる。

ブランドとコミュニティを作成する

Camp B-Well は、従業員のウェルビーイングに関する Salesforce のビジョンを実現する手段です。Camp B-Well で従業員をエンゲージさせる方法の多くは、自分自身のウェルビーイング本部を作成するために使用できます。ウェルビーイングを楽しいものにするために、Camp B-Well ブランドを構築し、従業員がコミュニティの一員であると感じることができようにします。

キャンプロッジを背景に Camp B-Well Astro が「Camp B-Well へようこそ」という標識を持っている画像。

ビルディングブロック

Camp B-Well を夢から現実のものにするために、従業員が Camp B-Well ブランドとつながりを持ち、役に立つ情報を見つけ、互いにエンゲージできるように、さまざまな方法でウェルビーイングのコンテンツを配信しました。 

目的ページを作成する。Camp B-Well ランディングページには、従業員が見つけやすいようにプログラムのすべての側面がまとめられています。ここでは、健康とウェルネスのメリットへのリンク (国別に整理) を表示したり、今後のイベントを宣伝したり、ウェルビーイングに関するリソースを紹介します。

ストーリー、活動、アドベンチャーなどを紹介する Camp B-Well サイトのフロントページの画像。

会話を始める。Salesforce のコラボレーションツールである Slack を使用して、従業員にウェルビーイングプログラムおよびトピックに関する情報を伝え、会話を誘発します。これが、Camp B-Well へのエンゲージメントを維持し、従業員を会話に参加させる秘訣です。

アンケートの例:
私たちの多くが日課に瞑想を取り入れたいと考えていますが、すでに多忙な日常のどこに組み込めばよいのかわかりません。一日を禅で始める、仕事中にデスクから離れて休憩を取る、または一日の終わりにマインドフルネスで緊張をほぐすほうがよいのでしょうか? 瞑想実践のベテランの方の意見はどうですか? 

  • 一日を瞑想で始めるのが唯一の方法である。
  • 日中に休憩を取ると、すっきりとした気分でデスクに戻り、仕事に取り掛かることができる。
  • 一日を瞑想で締めくくると、気持ちが落ち着いて安眠できる。
  • その他の意見は、下にコメントを入力してください。

話題の例:
スムージーやサラダのお店など、健康的な食事ができる近場のお気に入りスポットを教えてください。健康的な食事は友人と一緒のほうがよいので、同僚を誘ってランチデートはいかがですか? (もちろん、リサーチのため)考えてみてください。#SalesforceOhana の全員がお気に入りの健康的な飲食店を投稿したら、最高のグローバルフードガイドとなるでしょう。さっそく、下のコメント欄で、地元のお気に入りのお店を紹介してください。

これらの会話の結果から、従業員のお気に入りのレストランをまとめた健康的な食事ガイドなど、カスタマイズしたリソースを作成しています。

リソースと成功を共有する

キャンプファイヤのそばに座っている従業員の画像。

Camp B-Well では、従業員のウェルビーイングのジャーニーを祝福します。そこで、従業員の役に立つ実践的で簡単なリソースを共有するようにしています。次に、従業員が成功すれば、その感動的なストーリーを Ohana 全体に紹介します。これをキャンプファイヤストーリーと呼んでいます。方法は次のとおりです。

ブログ記事。社内の Camp B-Well ブログフィードでは、励みとなるキャンプファイヤストーリーや健康的な生活のヒントが紹介されます。 

Camp B-Well キャンプファイヤストーリーが掲載される社内ブログである Salesforce Ohana ブログの画像。

動画動画が嫌という人がいるでしょうか。ウェルビーイングの各柱 (栄養、回復、運動、成長、繁栄) を紹介する従業員の動画シリーズを作成しました。動画のトピックには、Salesforce のエグゼクティブシェフ Bill Corbett による料理の実演 (次のモジュールを参照)、マインドフルネスのガイド付き練習、デスクで行うストレッチのチュートリアルなどがあります。

メモ

自分のブログや動画を作成するリソースがない場合は、外部ブログや動画へのリンクを共有することもできます。すでに膨大な量の役に立つウェルビーイング関連コンテンツがあります。

ラップトップで健康的な食事についての動画を観ている人の画像。

Trailhead。目下 Trailhead の Camp B-Well トレイルを学習中ですから、当然聞いたことはありますね。このトレイルからお気に入りのモジュールを選択したり、独自のモジュールを追加して、チーム用の Trailmix を作成できます。Trailmix は、お気に入りのトレイル、モジュール、プロジェクトで作成するカスタム学習パスです。覚えておいてください。

メールジャーニー。メールは、関連性のあるコンテンツをタイムリーに従業員に配信する優れたツールの 1 つです。Salesforce Marketing Cloud Engagement を使用して、従業員が参加できるカスタムジャーニーを作成します (メールジャーニーは、個人のプロファイル、設定、アクションに基づいてカスタマイズされる一連のコミュニケーションと考えてください)。1 か月間の瞑想ジャーニーでは、参加している従業員は、自分の焦点を再確認し、回復力を養うために役立つ短い瞑想を含むメールを 1 か月間、毎日受信します。 

従業員を活動にエンゲージさせる

Camp B-Well では、従業員が自分のウェルビーイングに投資するための新しい方法を常時提供しています。そのほんの一部を紹介しましょう。

イベント。Press Pause Speaker シリーズでは、業界専門家を招き、ウェルビーイングについて講演を行います。これまでにも、マシュー・ウォーカー博士 (睡眠の重要性)、ベア・グリルス (回復力を強化する方法)、シェフ、作家、フードアクティビストのアリス・ウォータース (国内産のオーガニックフードの重要性) などの講師陣をお招きしています。また、福利厚生パートナーと連携し、回復力の養い方、ストレス管理などのトピックについて、情報提供 Web セミナーやワークショップも行っています。

背後の画面に「Press Pause with Alice Waters」と表示され、Salesforce で講演するアリス・ウォータースの画像。

チャレンジ。キャンプ活動の一環として、従業員エンゲージメントを促進するために、ウェルビーイングの各柱に関連するチャレンジを 1 つ以上行っています。チャレンジは友好的な競争をかき立て、従業員が共通の目標に向かって団結できます。

  • 水分補給チャレンジ。従業員に、水分を取り、栄養を補給することを奨励しました。アプリケーションを使って、グラスや水筒に水を入れるたびに記録しました。チャレンジ期間中にグラス 20 杯以上の水を飲めば、賞品の Vitamix ブレンダーを当てるくじに参加できました。ボーナス — アプリケーションパートナーは、従業員がスキャンした水 1 杯ごとに、必要としているコミュニティに飲料水を寄贈しました (正確には 79,759 杯分)。
  • 歩数チャレンジ。歩数チャレンジの一環として、従業員に体を動かすことを奨励し、モバイルアプリケーションで追跡しました。このチャレンジは、機会を見つけては、推奨される 1 日 10,000 歩 (以上) を歩こうとするモチベーションを高めます。昨年、私たちは合計で 500 万歩を歩きました (毎年その歩数は増えています)。楽しんで続けられるようにマイルストーン賞品を用意して、歩くことを奨励しています。
  • 無私無欲の親切。Salesforce 従業員が、無私無欲の親切を実践することで成長しているチームメイトを推薦します。このような親切行為は、チームにコーヒーを持っていくことだったり、仕事の負担が大きすぎる他の従業員を手伝ったり、何でもいいのです。
  • マインドフルな休暇。マインドフルネスに重点を置いたチャレンジでは、休息のための時間を取り、今この瞬間を楽しんでいる様子を表す写真や話を共有して、従業員がどのように回復してるのかを紹介します。家族との散歩や夜間には携帯電話の電源を切るなど、これらはマインドフルネスを思い出させる効果的なリマインダーです。

社会貢献。これは、Salesforce での基本的価値ということだけではなく、ストレス (とデスク) から離れ、コミュニティや従業員同士のつながりを持つよい方法でもあります。

また、ボランティアは、ウェルビーイングに大きなメリットがあります。UnitedHealth Group の調査によると、ボランティアを行う人の 76% がより健康的に感じた、94% がボランティアを行うことで気分が良くなったと回答しました。また、同じ調査では、ストレスの軽減、鬱病への対処や自尊心を高めるためにボランティアが役に立つという結果も出ています。

さまざまなイベントでボランティアをしている従業員の画像のコラージュ。

もちろん、最も優れたメリットは、世界をより良い場所にするために協力するということです。次のような方法で、人助けをし、ウェルビーイングを世界中に広めています。

  • ロンドンの Salesforce 従業員は、障害を持つ 500 人以上の子供たちに安全な遊び場を作るために、360 時間以上のボランティアを行いました。Habitat for Humanity Great Britain との提携の詳細はこちらを参照してください
  • 世界中の従業員が、Leukemia & Lymphoma Society (白血病およびリンパ腫学会) を支援する Light the Night イベントで歩きました。LLS が準備したウォークまたは自分たちで計画したものなど、昨年だけで合計 200 万ドルが集まりました
  • Salesforce サンフランシスコ本社は、Project Open Hand と特別に提携しており、サポートネットワークの管理のために当社のソフトウェアを提供するだけではなく、毎日、コミュニティの病気を抱えた人、お年寄り、孤立した人に 2,500 食の健康的な食事を提供するために野菜を切る手伝いをしたり、200 袋以上の健康な食料品を提供しています。

ウェルビーイングをオフィスに取り入れる

Camp B-Well 活動、プログラム、コミュニケーションに加え、ウェルビーイングをオフィスにも取り入れます。オフィスにウェルビーイングのエリアを取り入れるためのアイデアを紹介します。 

瞑想ラウンジ。Salesforce オフィスの多くには、従業員がマインドフルな休憩を取るために専用のマインドフルゾーンがあります。これらの部屋には、ガイド付き瞑想を一日中流しているデバイスが用意されている場合があります。

メモ

すべてのオフィスにこのような専用スペースを作ることは、必ずしも実現可能ではないので、とらわれずに考えてみてください。誰も使用しない、窓のない会議室はどうでしょうか? 良い瞑想ラウンジになるでしょう。

板張りの床の上であぐらをかいて瞑想している人がいる Salesforce の瞑想ゾーンの画像。

ウェルネスルーム。これは、ラウンジチェアまたはソファが置かれた、快適でシンプルなプライベートスペースです。気分がすぐれない場合でも、単に休息が必要な場合でも、ここで一息つき、静かにリラックスすることができます。

ペアレンツルーム。仕事と生活のバランスを取ることはただでさえ難しいことですが、親になったばかりの人は特に大変です。このスペースは、ラウンジチェアが置かれたプライベートエリアで、授乳用に流し台、ミニ冷蔵庫、ロッカーなどのさまざまなアメニティが備わっています。

ペアレンツルームの画像。

掲示。ウェルビーイングを常に念頭に置き、オフィスにリマインダーを掲示しています。階段を使うことを奨励するデジタル表示であったり、健康的な食べ物の選択を促進するキッチンに貼られたステッカーであったり、メッセージが毎日見に入れば、浸透しやすくなります。 

次にオフィスを周るときには、職場にウェルビーイングを取り込む (大小の) 機会を探してください。従業員が一日の大半を過ごす場所なので、始める場所としては最適です。 

リソース

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