チャネル戦略を作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ユーザーが Slack に参加する前にチャンネルを作成しておくことの重要性について説明する。
- チャンネル計画セッションの主な要素を説明する。
Slack チャンネルはエンドユーザーのエクスペリエンスに多大な影響を及ぼします。チャンネル計画がなければ、ワークスペースがチャンネルで溢れてしまう可能性があります。適切に管理していないと、Slack は煩雑で使いにくいといった印象を与えかねません。そのため、デザインフェーズで関係者と協力してチャンネル計画を作成します。
効果的なチャンネル計画の出発点は、Slack チャンネルの管理の基本を理解することです。このモジュールでは、さまざまなチャンネルタイプと用途、標準的な命名規則、新規ユーザーにデフォルトチャンネルを設定する際のベストプラクティスについて学びます。
チャンネルを設定することの重要性を検討する
Slack を稼働する前にチャンネルを設定しておけば、ユーザーがスムーズに使い始めることができ、歓迎されていると感じます。Slack の稼働後は、ユーザーが必要に応じてチャンネルを作成したり、アーカイブしたりすることができます。ただし、当初のチャンネル構造や計画の設定を従業員に任せることはお勧めしません。クライアントがチャンネル計画を作成し、稼働開始時のチャンネルをあらかじめ設定できるように導く必要があります。これには理由があります。
あなた自身が新しい家を探しており、2 軒を内見して比較しているところを想像してみてください。1 軒は何もなく、もう 1 軒は家具が配置されています。それぞれの家でどのように感じると思いますか? 家具のある家のほうがはるかに心地よく、親しみを覚え、馴染めそうと感じるものと思われます。Slack インスタンスにあらかじめ用意されているチャンネルについても、同じことが言えます。
チャンネル計画セッションを優先的に実施する
Slack コンサルタントの役目の 1 つが、Slack を稼働する前にクライアントがチャンネル計画を作成できるようサポートすることです。このためには、クライアントにチャンネルの基本事項を理解してもらうことが大切です。効果的なチャンネル計画によってユーザーのエクスペリエンスや生産性が高まることを実感できるようにします。クライアントのニーズと成熟度の評価に応じて、1 回または数回のセッションを実施します。
セッションの準備にあたって重要な点は、クライアントの Slack の使用経験と成熟度を把握することです。
クライアントが現在 Slack チャンネルをどのように使用しているか確認するために、「チームにチャンネルに関する標準的な規範やベストプラクティスはありますか?」、「ユーザーは現在、Slack でどのようにして助けを求めていますか?」といった質問をすることが考えられます。 次のレッスンで、Slack の価値曲線を参考に、クライアントの Slack のエクスペリエンスと成熟度について理解を深める方法を学びます。
ここでは、チャンネル計画セッションの実施に向けた主な段取りを確認していきます。
チャンネル計画セッションの参加者を特定する
コミュニケーションに関する既存の標準やガイドラインを、Slack チャンネルの標準やガイドラインに反映できる人に参加してもらいます。また、意図が明確で一貫したチャンネル計画の価値を認識している人にも参加してもらいます。クライアントによって異なりますが、通常は Slack 稼働プロジェクトマネージャー、Slack 管理者、コミュニケーションリードなどがこれに該当します。稼働前に Slack のチャンネルに関する決定事項をすべて実行する担当者にも必ず参加してもらいます。
チャンネル計画セッションの開催時期を決定する
このセッションは、プロジェクトのデザインフェーズで実施する必要があります。通常は、グリッドデザインワークショップの後、ガバナンスセッションの前にスケジュールします。ここで重要な点は、このセッションを実施する前に、チャンネルのポリシーと設定をある程度確定させておくことです。
このワークショップの最終的な目標は、クライアントが Slack チャンネルの基礎知識を身に付け、稼働前にチャンネルを作成して管理するプランを立てることです。
クライアント向けのチャンネル計画セッションを主導する前に、チャンネルの基本事項を熟知しておきます。この点は次の単元で確認します。