Slack のビジョンを作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Slack のビジネスの目的と目標を特定する。
- 目標に対する進行状況を測定する適切なメトリクスを推奨する。
- データを活用して情報に基づく意思決定や推奨を行い、Slack によって成功を促進する。
目標の設定
会社で Slack を使用することが多くなるほど、Slack がどのような効果を上げているかを理解することが重要になります。そのため、Slack では会社の使用状況の変化に関するデータが提供されます。
この単元では、組織にとって Slack による成功とは何を意味するかを見ていきます。チームの目標を設定し、Slack アナリティクスダッシュボードや Slack アナリティクス API で使用できるメトリクスに基づいて目標に対する進行状況を評価する方法を学習します。
ビジョンを定義する
会社の目標を Slack ビジョンに対応付けることが重要です。この対応付けによって、メンバーはなぜ Slack を使用することが会社の目的の達成につながるかを理解できます。
チームで、Slack がどの目標を達成するために役立つかを示すビジョンステートメントを作成しましょう。次の重要な質問に答えるものが理想的です。
- Why: Slack を導入する理由は何か?
- How: Slack によって従業員にどのようなメリットがあるか?
- Which: Slack はどのビジネス目標を達成するのに役立つか?
- What: どのような行動を促進すべきか?
内部チームを特定する
コアチームは、組織内で Slack を管理するさまざまな役割を持つ個人で構成されます。意思決定者は役割を兼任している場合があり、Slack にどの程度関与しているかは会社の規模やニーズによって異なります。Enterprise+ では、コアチームをワークスペースレベルのチームがサポートしています。
次の表は、Enterprise+ でのコアチームとサポートチームについてまとめたものです。
コア Slack 業務チーム | ワークスペースレベルのサポート | サポートチーム |
|---|---|---|
担当役員 このメンバー種別は、Slack ビジョンを設定し、組織的なサポートを提供します。最高情報責任者、デジタルトランスフォーメーション担当 VP、部署のリーダーなどの上級意思決定者がこの役割を担う必要があります。 プロダクトオーナー このメンバー種別は、Slack のリソース、ポリシー、プロセスを監督します。多くの場合、上級プロダクトマネージャーや上級テクニカルプロダクトマネージャーなどがこのメンバー種別に就き、OrG やワークスペースのオーナーを兼任している場合もあります。 Slack OrG オーナーと管理者 このメンバー種別は、OrG レベルで Slack を管理し、ポリシー、設定、承認プロセスを監督します。また、組織内でベストプラクティスやプロセスを推進します。 プロジェクトマネージャー このメンバー種別は、Slack イニシアチブのプロジェクト管理を監督し、チームの体制を整えて、プロジェクトを順調に進めます。 学習および変更管理プロフェッショナル このメンバー種別は、Slack 採用の変更管理と学習戦略の作成と実施を行い、コミュニケーション、トレーニングカリキュラム、Slack アンバサダープログラムなどを担当します。 | Slack ワークスペースのオーナーと管理者 このメンバー種別は、ワークスペースレベルで Slack を管理し、ポリシー、設定、承認プロセスを監督し、ベストプラクティスを推進します。 Slack アンバサダー アンバサダーはベストプラクティスの採用について同僚のリーダーとなるパワーユーザーです。 | ヘルプデスクまたは IT サポート このメンバー種別は、トラブルシューティング、アクセスの問題、サポートチャンネルの監視などの Slack サポートタスクを担当し、その責務はサポートモデルによって異なります。 開発者 このメンバー種別は、カスタムアプリやインテグレーションを設計、構築、実装します。 リーガル このチームは、Slack の使用に関して、行動規範やデータ保持ポリシーなどの指針を提供し、意思決定のための意見を提示しますが、長期的な実装を監督することはありません。 セキュリティ このチームは、承認プロセスやプロビジョニングなど、Slack の内部セキュリティとコンプライアンスに関わる指針を提供します。意思決定のための意見を提示しますが、長期的な実装を監督することはありません。 ビジネスユニット担当者 部署のリーダーがこのメンバー種別になり、Slack ビジョンを設定し、Slack の採用をサポートし、リソースを割り当て、手本を示します。Slack アンバサダーがこのメンバー種別になる場合もあります。 |
どのような設定であっても、ビジョンの作成にはチームとして取り組みます。
データ主導の判断を下す
人材アナリティクスを使用して、チームのコミュニケーション、エンゲージメント、生産性に関するデータに基づくインサイトを得ます。これにより、改善すべき領域を特定したり、目標に対する進行状況を測定したり、根拠のある戦略的な意思決定を知らせたりすることができます。アナリティクスを使用することで、従来の慣習からデータに基づく意思決定へと移行できます。
ビジネス目標に合わせる
ビジネス目標は Slack ビジョンに基づくものである必要があります。Slack の目標として次のようなものを設定できます。
- ユーザーの生産性を高める。
- 部門横断型のコラボレーションを増やす。
- 組織の透明性を高める。
- コンテキストの切り替えを減らす。
目標を目的に変換する
何を成功とするかは組織ごとに異なります。この単元では、どの成功メトリクスが自分の目標に関連するものかを理解できるようになります。たとえば、生産性の向上や部門間のサイロの解消に重点を置いている場合があります。または、既存のソフトウェアに対する投資効果を増強することが会社の成功の鍵になるかもしれません。
いずれの場合でも、ビジネス目標の達成に向けて、Slack によってチームや会社に対するどのような価値を期待するかをまとめます。
あるシステム管理者が Slack に関する会社の目標を次のように説明しました。このバッジの後の方で、これらの目標を測定する方法について学習します。
ビジネス目標 | Slack での例 | Slack で測定する方法 |
|---|---|---|
強力な文化を築く 従業員とエンゲージし、従業員が最良の仕事をするように意欲をかき立てる。 | パブリックチャンネルで状況を報告しながら作業することで、価値ある作業内容を組織全体で検索できるようにする。 |
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財務規律 テクノロジーを利用して、より効果的な成果を低コストで実現する。 | コンテキストの切り替えを減らし、生産性を高め、より良いビジネス成果を得るために 10 件の Slack アプリインテグレーションをデプロイする。 |
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従業員の満足と維持 最新のツールセットを提供することで優れた人材を引き付け、維持する。 | マネージャーや従業員に日常業務で Slack を使用することを推奨する。パワーユーザーやロールモデルを特定して認定する。アンバサダーネットワークを築く。 |
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次の単元では、組織の Slack 進行状況を測定し、主要なステークホルダーに報告し、データに基づく意思決定を行うための Slack メトリクスについて学習します。
