Skip to main content

ユーザーが選択できるようにする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • フロー画面に多肢選択式の質問を追加する。
  • 複数の回答を選択できる多肢選択式の質問を作成する。
  • 質問の選択肢を手動で作成する。
  • 項目から質問の選択肢を入力する。
  • レコードを絞り込んだリストから質問の選択肢を入力する。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

メモ

このバッジは、Flow Builder のスキルを習得するための過程の一部です。「Flow Builder を使用したフローの作成」トレイルでは、初めから終わりまで Flow Builder について学習します。このトレイルで推奨されるバッジの順序に従えば、プロセスの自動化に関する確固たるスキルが身に付き、Flow Builder のエキスパートになります。

比較的シンプルな質問

テストを受けるとき、回答を記述する問題と、選択肢の中から正解を選ぶ問題のどちらを好みますか?

コンピューターデスクの前で頭を悩ませているユーザーの写真。

Salesforce レコードで作業するユーザーは、値を入力するより選択するほうが簡単なため、選択リスト項目を好む傾向にあります。同様に、システム管理者も選択リストを好みます。スペルミスやつじつまの合わない回答が排除され、データ品質が向上するためです。フローでこの種の項目を使用するにはどうしたらよいでしょうか?

Flow Builder には、ユーザーに選択肢の中から回答を選んでもらう画面コンポーネントがあります。 

  • 選択リスト
  • ラジオボタン
  • 複数選択リスト
  • チェックボックスグループ

どのコンポーネントにも、回答の選択肢が独自の方法で表示されます。選択リストとラジオボタンコンポーネントでは、ユーザーが選択肢を 1 つのみ選択できます。複数選択リストとチェックボックスグループコンポーネントでは、ユーザーが複数の回答を選択できます。

以下は、この 4 種類のコンポーネントが画面にどのように表示されるかを示しています。

3 つの値が選択リスト、ラジオボタン、複数選択リスト、チェックボックスグループの形式で示されている画面。

選択肢リソース

多肢選択式の画面コンポーネントの多くは、選択肢リソースを 1 つ以上選択または作成する必要があります。選択肢リソースとは、ユーザーに表示される選択可能なオプションです。各種の選択肢リソースと、その選択可能なオプションの定義方法を見てみましょう。

名前

説明

選択肢

ユーザーに簡単な値を提示して、その中から選んでもらいます。

(各値を 1 つの選択肢として入力します。)

はい、いいえ

高、中、低

レコード選択肢セット

絞り込んだ一連のレコードをユーザーに提示して、その中から選んでもらいます。

特定の商品ファミリーに属する一連の商品レコード

選択リスト選択肢セット

既存の選択リストに定義された一連の値をユーザーに提示します。

サービスレベルの選択リスト: ゴールド、シルバー、ブロンズ

コレクション選択肢セット

レコードコレクションをユーザーに提示して、1 つ以上のレコードを選んでもらいます。

同じフローの [Get Records (レコードを取得)] 要素で取得された取引先責任者のコレクション

多肢選択式の質問の画面を追加する

新しいフローを数週間使ってみた Pyroclastic のサポートチームは、お客様との通話中にエージェントがより多くの情報を収集できるようにしたいと感じています。具体的には、サポートエージェントが次の情報を記録することを望んでいます。

  • ケース優先度
  • 連絡窓口
  • お客様にとって都合のよいコールバックの時間帯

次に、この新しい情報を収集するコンポーネントをフローに追加します。その前に、上記の各データポイントに適した選択肢リソースの種類を検討しておきます。

では、新しい画面を作成して、上記に関する質問を追加しましょう。

  1. [Create Case for Contact (取引先責任者のケースを作成)] フローを開きます。
  2. 質問要素の後に画面要素を追加します。
  3. [Label (表示ラベル)] に、Questions Page 2 (質問ページ 2) と入力します。

[Questions Page 2 (質問ページ 2)] 要素が追加された Flow Builder キャンバス。

選択リスト項目から単一選択の質問を作成する

ユーザーがケースの優先度を示すラジオボタンコンポーネントを追加します。優先度はすでにケースオブジェクトの選択リスト項目であるため、選択リスト選択肢セットを使用して、ケースの優先度値をラジオボタンで表すことができます。

  1. [Questions Page 2 (質問ページ 2)] 画面要素で、[Components (コンポーネント)] サイドバーから [Radio Buttons (ラジオボタン)] を画面キャンバスにドラッグします。
  2. [Radio Button (ラジオボタン)] サイドバーで、[Label (表示ラベル)] に What priority would the customer assign to this case? (お客様はこのケースにどの優先度を付けると思いますか?) と入力します。
  3. [API Name (API 参照名)] に、ScreenPriority と入力します。
  4. [Require (必須)] チェックボックスをオンにします。
  5. [Choice (選択肢)] で [New Choice Resource (新規選択肢リソース)] を選択します。
  6. [Resource Type (リソース種別)] で [Picklist Choice Set (選択リスト選択肢セット)] を選択します。
  7. [API Name (API 参照名)] に、choicePriorityPicklist と入力します。
  8. [Object (オブジェクト)] で [Case (ケース)] を選択します。
  9. [Data Type (データ型)] で [Picklist (選択リスト)] を選択します。
  10. [Field (項目)] で [Priority (優先度)] を選択します。
  11. [Done (完了)] をクリックします。
    [Choice (選択肢)] 項目に choicePriorityPicklist リソースが表示されます。
    [{!choicePriorityPicklist}] と表示されている、[ラジオボタン] サイドバーの [選択肢] 項目。

絞り込んだレコードのリストから単一選択の質問を作成する

ユーザーが取引先責任者を選ぶ選択リストの質問を追加します。フローですでに現在の取引先責任者が使用されていますが、サポートマネージャーは取引先責任者とは別に連絡窓口を選べるようにしたいと考えています。連絡窓口は現在の取引先責任者の取引先に関係のある人物である必要があるため、レコード選択肢セットを使用して、同じ取引先の取引先責任者のみが表示されるようにします。

  1. [Components (コンポーネント)] サイドバーから [Picklist (選択リスト)] を画面キャンバスにドラッグします。
  2. [Picklist (選択リスト)] サイドバーで、[Label (表示ラベル)] に Point of Contact (連絡窓口) と入力します。
  3. [Require (必須)] チェックボックスをオンにします。
  4. [Choice (選択肢)] で [New Choice Resource (新規選択肢リソース)] を選択します。
  5. [Resource Type (リソース種別)] で [Record Choice Set (レコード選択肢セット)] を選択します。
  6. [API Name (API 参照名)] に choiceAllContacts と入力します。
  7. [Object (オブジェクト)] で [Contact (取引先責任者)] を選択します。
  8. [取引先責任者レコードを絞り込む] セクションに検索条件を設定して取引先を制限します。
    • [Field (項目)] で [AccountId] を選択します。
    • [Operator (演算子)] で [Equals (次の文字列と一致する)] を選択します。
    • [Value (値)] で [inputAccountId] を選択します。
メモ

レコード選択肢セットでは最初の 200 レコードのみが取得されるため、オブジェクトのレコードが 200 件を超えている場合は検索条件を設定します。

  1. [Choice Label (選択肢表示ラベル)] で [Name (名前)] を選択します。
    このテキストが、選択可能な値としてユーザーに表示されます。
  2. [Choice Value (選択肢の値)] で [Id] を選択します。
    ユーザーが選択すると、この値がコンポーネントに保存されます。
  3. [Done (完了)] をクリックします。
    [Choice (選択肢)] 項目に choiceAllContacts リソースが {!choiceAllContacts} と表示されます。
  4. [Default Value (デフォルト値)] で [inputContactId] を選択します。
    画面の実行時、選択リストから現在の取引先責任者が自動的に選択されます。

手動で定義した一連の値から複数選択の質問を作成する

通話者にとって都合のよいコールバックの時間帯をユーザーが記録するチェックボックスグループの質問を追加します。サポートエージェントは、業務時間を 3 時間ずつ 3 つの時間帯に分けることを望んでいます。手動でそれぞれの時間帯を 1 つの選択肢として定義したうえで、すべての選択肢を提示してユーザーが選択できるようにします。

  1. [コンポーネント] サイドバーから [チェックボックスグループ] を画面キャンバスにドラッグします。
  2. [Checkbox Group (チェックボックスグループ)] サイドバーで、[Label (表示ラベル)] に In which timeslots can we call the customer for follow-up if needed? (フォローアップが必要な場合、どの時間帯にお客様に電話をかければよいですか?) と入力します。
  3. [API Name (API 参照名)] に、CallbackTimes と入力します。
  4. [Choice (選択肢)] に、8am-11am (午前 8 ~ 11 時) と入力し、[+Create ‘8am-11am’ Choice (+‘午前 8 ~ 11 時’ 選択肢を作成)] を選択します。
    選択肢リソースを作成して、必須項目に自動入力されるようにしました。この方法は [新規選択肢リソース] ウィンドウよりもはるかに迅速ですが、選択肢を手動で入力する場合にしか使用できません。
  5. [+選択肢を追加] を 2 回クリックします。
  6. 2 つの新しい [選択肢] 項目でステップ 4 を繰り返し、他に 2 つの選択肢を追加します。
    • 11am-2pm (午前 11 時~ 午後 2 時)
    • 2pm-5pm (午後 2 時~ 5 時)
  1. [Done (完了)] をクリックします。

Pyroclastic のサポートエージェントがフローを実行すると、2 つ目の質問画面は次のようになります。

フローの実行時に表示される、この単元で追加した 3 つのコンポーネント。

[レコードを作成] 要素を更新する

フローに [レコードを作成] 要素を追加したときに、inputContactId 変数を使用して新規ケースの取引先責任者を設定しました。ここで、エージェントが別の連絡窓口を選べるようにしたため、この項目値を更新する必要があります。また、通話者のケースの優先度とフォローアップの都合のよい時間帯という 2 つの新しい情報もあります。

そこで、フローの [レコードを作成] 要素を更新して、新しい質問に対するエージェントの回答が処理されるようにします。

  1. [ケースを作成] 要素を開きます。
  2. [Set Field Values (項目値を設定)] で、[ContactId] 値を [Questions Page 2 (質問ページ 2)] > [Point of Contact (連絡窓口)] に変更します。
  3. [項目値を設定] セクションに次の行を追加します。
    • Field (項目): Priority (優先度)、Value (値):Questions Page 2 (質問ページ 2) > What priority would the customer assign… (お客様はどの優先度を付けると思いますか …)
    • Field (項目): Internal Comments (内部コメント)、Value (値): Available callback times:{!CallbackTimes} (都合のよいコールバックの時間帯: {!CallbackTimes})
      上記の手順に対応する [ケースの項目値を設定]。
  1. フローを保存します。

フローに新しい質問のページができました。次の単元では、残りの入力画面コンポーネントについて説明します。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む