デリバリーチームを編成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- デリバリーチームを編成する。
- 自分、クライアント、Slack の役割を定義する。
- 役割と責務に関するドキュメントを提供し、主要なセッションに対応付ける。
チームを編成する
Slack サービスエンゲージメントを成功裏に遂行するには、すべての関係者の参加とサポートが必要です。すべてのエンゲージメントには多様な活動と成果物があるため、プロジェクト計画の一環として、役割と責務の全体像を把握しておくことをお勧めします。
デリバリーチーム内の役割を定義する
デリバリーチームは、次のメンバーで構成されます。
- 自社のプロジェクトチーム
- クライアントのチーム
- Slack チーム
自社のプロジェクトチーム
自社のチームがサービスエンゲージメントを推進します。原則として、このチームがクライアントに概要、推奨事項、ベストプラクティスを提供します。SOW を使用して、記載されたさまざまな役割や、チームメンバーが担当する成果物とフェーズを確認します。
作業ストリームごとの責務
Slack のサービスチームの役割は、ここで説明する Slack プロジェクトの 4 つの作業ストリームに密接に対応しています。あなたとコンサルティングチームが責務の割り当てをどのように決定するかは、組織内での役割の編成方法によって異なります。
作業ストリーム | 責務 |
|---|---|
デリバリー | 作業が予定どおりに予算内で遂行されるように、プロジェクトガバナンスと進捗の管理を担当する。 |
エクスペリエンス | Slack 導入のエクスペリエンス設計を主導し、生産性の高いユーザーエクスペリエンスを維持するための長期的な Slack ガバナンス戦略の策定を担当する。 |
プラットフォーム | プラットフォーム設計と技術的な設定を担当する。 |
学習とイネーブルメント | 導入に向けたユーザーと管理者のイネーブルメント、およびロールアウトに向けた全体的な変更戦略を担当する。 |
社内プロジェクトチームの役割と責務を整理するにあたって、以下の提案を参考にしてください。
- 各チームメンバーが Slack 認定資格を取得していることを確認します。これにより、担当する成果物や主要な活動を深く理解できます。
- コンサルティングチーム用のプロジェクトチャンネルを Slack に作成します。クライアントに公開しないプロジェクト作業の最新情報をここで共有できます。
- チームメンバーに対し、定期的な状況報告ワークフローを使用して、クライアント向けの最新情報を共有 Slack コネクトチャンネルに投稿するよう促します。
社内で役割を確立し、責務について認識を合わせたら、役割と責務を Slack チームやクライアントチームにも拡大します。
クライアントのチーム
クライアントは、導入前の意思決定と、それらの決定を Slack の設定に反映する作業を担います。
クライアントには、このプロジェクトおよびその先を見据えて十分な人員を揃えたチームでエンゲージメントに臨むことが求められます。プロジェクトチームの体制については、プリセールス活動および SOW の一部として、クライアントと話し合うことが推奨されます。まだ体制が固まっていない場合は、プロジェクト計画立案の時間を使って、クライアントのチーム編成を支援します。
クライアントは、プロジェクトを通じてオーガナイゼーション固有の意思決定を行い、自社の Slack インスタンスにすべての設定を適用する責任を負います。さらに、オーガナイゼーションのユーザーベースに対するすべての変更管理とコミュニケーションも管理する必要があります。
クライアント側のチームでは、次の主要な役割について検討します。
役割 | 責務 |
|---|---|
担当役員 | 重要なビジネス上の意思決定を行い、プロジェクトチームに方向性を示す責務を負う経営層の窓口。 |
プロジェクトマネージャー | クライアント固有の業務慣行、ツール、プロジェクト調整でのサポートを提供するためにクライアントが指定する担当者。 |
コミュニケーション責任者 | Slack ロールアウトを成功させるためのコミュニケーションの促進、レビュー、調整を行う担当者。 |
学習責任者 | Slack ロールアウトを成功させるためのトレーニング活動の促進、レビュー、調整を行う担当者。 |
Slack 管理者 | 導入活動および導入後管理のためにクライアント固有の設定を維持管理する担当者。 |
プロダクトオーナー | クライアントの Slack の方向性を担う担当者。Slack のプロダクト戦略を主導し、ユーザーに価値を提供できるようにします。 |
Slack チーム
あなたのサービスは、Slack 導入に向けたクライアントの広範な取り組みの一部に位置付けられます。そのため、支援を依頼できる相手や連絡先を把握しておくことが重要です。社内チームの役割と責務を整理したのと同じように、クライアントのアカウントに関わる Slack 側の連絡先についても同様に整理しておきます。
Slack アカウントチームとサポートチームについては、次のメンバーを検討します。
- Slack アカウントエグゼクティブ (AE): Slack AE は、Slack ライセンスを販売します。クライアントのアカウントには、担当の AE がいます。業界の専門知識、ソフトウェアの専門知識、既存のクライアントとの関係、または現地にオフィスがあるなど、あなたに特定のアカウントのニーズを満たす強みがある場合、販売サイクルの中で Slack AE から連絡が来ることがあります。
- Slack カスタマーサクセスマネージャー (CSM): Slack CSM は、アカウントの全体的なサクセスプランを推進します。アカウントの成熟に伴い、Slack がどのように価値を提供し続けられるかを考えます。あなたのサービスが期限付きの成果物でクライアントをサポートすることに重点を置くのに対し、CSM はアカウント存続期間全体にわたって連携します。
これらの Slack チームメンバーと連携し、エンゲージメントがアカウントの全体的なサクセスプランにどのように影響するかを検討してください。これらの担当者に相談し、進捗状況をどの程度把握したいか、またエンゲージメントにどの程度関与したいかを確認することをお勧めします。アカウントチームが計画している販売目標、アカウント拡大、その他の重要な取り組みについても把握しておく必要がある場合があります。
Slack のアカウントチームと効果的に連携するために、次のことを推奨します。
- 主要な Slack メンバーを招待し、クライアントとのプロジェクトチャンネルでサポートを依頼する。
- Document Slack processes for which your project team will require support from Slack. Some key processes include:
- 顧客が Slack のカスタマーエクスペリエンスチームに送信した未解決の Zendesk ヘルプチケットを確認する。
- チャンネル監査、ワークスペース監査、アプリ監査、移行前レポートなど、クライアント向けのデータ監査を依頼および取得する。
- 移行をスケジュールし、移行の進捗状況を確認する。
- 顧客が Slack のカスタマーエクスペリエンスチームに送信した未解決の Zendesk ヘルプチケットを確認する。
プロジェクトへの役割の対応付け
チームの編成と役割および責務の認識合わせを通じて得た情報をもとに、プロジェクトを通じて使用できる RACI チャートを作成します。
- Responsible (実行責任者) (タスクごとに最低 1 名): タスクを完了するための作業を行います。
- Accountable (説明責任者) (タスクごとに 1 名まで): ほかのメンバーに作業を委任し、タスクや成果物が完了として承認される前に確認を行います。
- Consulted (相談先) (人数制限なし): 専門分野または業務への影響に基づいて意見を提供します。
- Informed (報告先) (人数制限なし): 進捗の報告を受ける必要がありますが、すべての成果物の詳細には関与しません。
作業ストリーム別の役割と責務を示す、RACI チャートの例を次に示します。
作業ストリーム | 主要なプロジェクト活動 | 自社のチーム | クライアントのチーム | Slack チーム |
|---|---|---|---|---|
デリバリー | プロジェクト管理、状況報告、リスク/問題の追跡、タイムライン | 実行責任者 | 報告先、説明責任者、相談先 | 報告先 |
エクスペリエンス | ディスカバリーとベストプラクティスの推奨を通じて、Slack のユーザーエクスペリエンス設計を推進する | 実行責任者 | 報告先、説明責任者、相談先 | 報告先 |
設計の意思決定に基づいて Slack を設定する | 相談先 | 実行責任者 | 報告先 | |
プラットフォーム | ポリシーと設定の推奨、Slack プラットフォームの設定、技術的なインテグレーション | 実行責任者 | 報告先、説明責任者、 相談先 | 報告先、相談先 |
技術的なレビューと推奨に基づいて、Org およびワークスペースのポリシーを設定する | 相談先 | 実行責任者 | 報告先 | |
学習とイネーブルメント | トレーニング計画、コミュニケーション計画、コンテンツ概要、トレーニング資料の作成、および実施 | 実行責任者 | 報告先、説明責任者、相談先 | 報告先 |
トレーニングに関するコミュニケーションの送信、サインアップや参加を促すためのフォローアップ | 報告先、相談先 | 実行責任者 | 報告先 |
まとめ
作業明細書の設計から非常に効果的なデリバリーチームの編成、さらに Slack 自体を使用して... (メモを確認)... Slack を提供する方法まで、Slack プロジェクト計画について学びました。
