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フローをアクティブ化して監視し、トラブルシューティングを実施する

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • フローをアクティブ化してデータを自動的に同期する。
  • フローを監視してトラブルシューティングする。

この単元では、まず本番環境でフローをアクティブ化する方法を学習します。次に、実行中のフローを監視してトラブルシューティングする方法を学習します。

フローをアクティブ化する

十分にフローをテストしたら、Salesforce 本番組織を使用してフローをアクティブ化できます。既存の NTO Sandbox 組織接続を新しく作成した NTO 本番組織接続に置き換えてから、フローをアクティブ化します。フローをアクティブ化すると、Salesforce と Microsoft Teams 間でインテグレーションタスクを実行できるようになります。 

次の手順に従ってフローをアクティブ化します。

  1. [Sync NTO Org Leads with Microsoft Teams Notification (NTO 組織のリードを Microsoft Teams の通知と同期)] フローで [Edit (編集)] をクリックします。
  2. フローのステップ 1 に移動し、省略記号アイコンをクリックして、[Change Connection (接続を変更)] をクリックします。
  3. [Connection (接続)] 選択リストをクリックし、[Add new Salesforce connection (新しい Salesforce 接続を追加)] をクリックします。
  4. この接続に NTO production org (NTO 本番組織) と名前を付け、[This is a sandbox organization (これは Sandbox 組織です)] チェックボックスはオフのままにして、[Create (作成)] をクリックします。
  5. NTO 本番組織のユーザー名とパスワードを入力して、[Log In (ログイン)] をクリックします。
  6. [Allow (許可)] をクリックし、MuleSoft Composer に権限を付与します。MuleSoft Composer で接続が自動的にテストされます。エラーメッセージが表示されなければ、正常に接続されています。
  7. フローを保存します。
  8. [Activate (アクティブ化)] をクリックします。フローが実行され、Salesforce のセールスリードが Microsoft Teams のリード通知と自動的に同期されます。

フローがアクティブ化されたところで、次はフローを監視し、問題が発生したらトラブルシューティングする方法を学習します。

フローを監視してトラブルシューティングする

フローがアクティブ化されると、バックグラウンドで継続的に実行されます。MuleSoft Composer は、フローのデプロイ先、その管理方法、パフォーマンス最適化のために拡張が必要な状況を自動的に判断して処理します。 

フローのランタイムインスタンスにエラーが発生すると、(MuleSoft Composer で Salesforce 組織のメール通知が設定されている場合は) MuleSoft Composer からメール通知が送信されます。そのため、MuleSoft Composer から通知が来ていないか、メールをチェックする必要があります。メール通知設定の詳細は、「MuleSoft Composer のインストールと設定」を参照してください。

通常、メール通知には、エラーが発生しているフロー、合計実行回数のうち失敗した実行回数、レポートの開始時刻と終了時刻が表示されます。こうした情報に応じて、エラーのトラブルシューティングの手順を実行する必要があります。

MuleSoft Composer から [Sync Service Cases with Slack Notifications (サービスケースを Slack 通知と同期)] というフローの 1 つでエラーが発生したことを通知するメールを受信したとします。 

次の手順に従ってフローをトラブルシューティングします。

  1. メール通知を開きます。次のように表示されます。
    失敗したフローに関するメール通知。
  2. フロー名のリンクをクリックします。MuleSoft Composer が起動して、フローの詳細ページが開き、その実行履歴が表示されます。
    6 つのインスタンスの [Id (ID)]、[Start Date (開始日)]、[End Date (終了日)]、[Status (状況)] が表示されている、フローの [Run History (実行履歴)]。
  3. 失敗したインスタンスが 1 つ以上表示されている場合は、[Any Status (任意の状況)] 選択リストから [Status Failed (状況: 失敗)] を選択して、失敗したインスタンスのみに実行履歴を絞り込みます。以下は [Sync Service Cases with Slack Notifications (サービスケースを Slack 通知と同期)] フローの失敗したインスタンスの例です。
    3 つの失敗したインスタンスの [Id (ID)]、[Start Date (開始日)]、[End Date (終了日)]、[Status (状況)]、エラー情報が表示されている、フローの [Run History (実行履歴)]。
  4. 失敗したインスタンスの CLIENT_ERROR をクリックします。ランタイムエラーメッセージの詳細が表示されます。この例では、Slack チャンネルに無効な値が渡されたため、インスタンスが失敗しています。この問題を解決するには、Slack チャンネルに有効な値を入力します。
    無効な値が Slack チャンネルに渡されたことを示す、失敗したインスタンスのエラー情報。

ライセンスの期限が切れていると MuleSoft Composer にアクセスできません。MuleSoft Composer ライセンスの期限が切れる前に更新してください。

これで終了です! ここでは、Sales Cloud のセールスリードが作成または更新された場合に Microsoft Teams のリード通知と自動的に同期するインテグレーションフローを MuleSoft Composer を使って作成して実行しました。その結果、手作業をなくし、ニアリアルタイムのインテグレーションを実現できました。

まとめ

このモジュールではまず、Salesforce のセールスリードを Microsoft Teams のリード通知と同期することの課題について学習しました。次に、Sales Cloud のセールスリードの作成または更新を Microsoft Teams のリード通知と同期する MuleSoft Composer ソリューションについて理解しました。最後に、MuleSoft Composer を使用してフロー作成タスク (フローの作成準備、フローの設計とテスト、フローのアクティブ化、フローの監視とトラブルシューティングなど) を実行する方法を学習しました。

メモ

このモジュールで提供された例とデータはトレーニングのみを目的としています。お客様自身の環境でこのモジュールの手順を実行してフローを実装できた場合は、作成したトレーニングの例とデータを削除することを検討してください。

MuleSoft Composer の使用に関するその他の一般的なインテグレーションの問題を解決するためのステップごとの手順を確認するには、「MuleSoft Composer」Trailmix の他のモジュールを受講してください。

リソース 

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