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Spring '24 で認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト資格を更新する

学習の目的

このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud の最新の生成 AI 機能について知る。
  • ブランドセンターのセットアップを使用して、メッセージを調整する方法を説明する。
  • Einstein 生成 AI 機能を使用して、件名行や本文を作成する。
  • Typeface コンテンツブロックを使用して、ブランド設定されたコンテンツをデザインする。
  • CloudPages カスタムドメインのエラーメッセージを作成する。
  • Content Builder で削除済みコンテンツを復元する。
  • システム最適化ダッシュボードを使用して、ジャーニーのパフォーマンスを最適化する。
  • 構成レコメンデーションを確認して、作成するジャーニーの質を高める。
  • Journey Builder の最新の生産性向上機能を認識する。
  • Contact Builder のデータ管理の機能強化を確認する。

認定資格を維持し、メールマーケティングを向上させる

認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには期日までにこのモジュールを修了する必要があります。資格を維持するためのもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

この資格の取得を検討している方は、Salesforce 認定 Marketing Cloud メールスペシャリスト資格を参照してください。

メモ

このバッジは誰でも取得できますが、このモジュールは Salesforce 認定 Marketing Cloud メールスペシャリストの有資格者を対象としています。

認定資格の機密を守る

Salesforce は、質の高い認定試験と価値ある資格を提供することを最優先事項としています。業界随一と広く認められている認定資格制度を維持するためには、試験のセキュリティを確保し、その機密を保持することが不可欠です。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、Salesforce Credential and Certification Program Agreement (Salesforce 認定資格プログラム規約) に同意いただく必要があります。詳細は、Salesforce ヘルプ記事「Salesforce 認定資格プログラム同意書および行動規範」に記載の Salesforce 認定資格試験の受験ポリシーを確認してください。

この 1 年間に優れた機能が強化されています。ここでは、特に重要なものについて説明します。

Marketing Cloud の生成 AI

Marketing Cloud インスタンスの 生成 AI を有効にして、オーディエンスに合わせてブランド設定をカスタマイズしたコンテンツを作成します。コンテンツの作成スケジュールを延長しなくても、会社のスタンスやスタイルを反映させることができます。

Einstein 生成 AI 機能を有効にして、Einstein コピーインサイトや Content Builder で件名行や本文を作成します。Einstein コピーインサイトでは、生成したコンテンツをテスト、コピー、ダウンロードできます。Content Builder では、コンテンツの作成機能を使用してメッセージに値を入力します。また、Content Builder と Typeface を連携させれば、画像を生成することもできます。

OpenAI などの一般に公開されているサービスではなく、Einstein 生成 AI を使用した場合は、Einstein Trust Layer によってセキュリティ保護されます。Einstein Trust Layer により、お客様はデータのセキュリティやプライバシーを侵害することなく、生成 AI のメリットを活用できます。

Einstein 生成 AI を有効にする

Einstein 生成 AI 機能を使用するには、Marketing Cloud の [Setup (セットアップ)] で Einstein コピーインサイトと Einstein 生成 AI の両方を有効にします。「Einstein コピーインサイトの設定」に記載の手順に従って、Einstein 生成 AI 機能をオンにします。

組織のブランドアイデンティティを使用してメッセージを調整する

[Einstein Copy Insights (Einstein コピーインサイト)] 設定のブランドセンターを使用して、組織のブランドアイデンティティを定義します。カスタマイズしたコンテンツを生成するときに使用するパーソナリティ (標準装備のプロフェッショナルやカジュアルなど) を追加します。標準のもの以外に、組織のさまざまな用途に応じたカスタムパーソナリティを最大 10 通り作成できます。この設定後、Marketing Cloud の各所で Einstein 生成 AI 機能を使用して、オーディエンスに的を絞った効果的なメッセージを作成します。ブランドのアイデンティティとパーソナリティを設定することは、生成 AI のプロンプトをグラウンディングするための重要な手段です。

Einstein 生成機能を使用して件名行や本文を作成する

Einstein 生成 AI 機能を有効にすると、Einstein コピーインサイトと Content Builder の両方で、件名行の生成と本文の生成を利用できるようになります。Einstein コピーインサイトでは、生成したコンテンツをテスト、コピー、ダウンロードできます。Content Builder では、コンテンツの作成機能を使用してメッセージに値を入力します。

まず、[Einstein Copy Insights (Einstein コピーインサイト)] 設定で Einstein 生成機能を有効にします。次に、重要なメッセージを 200 文字以内で入力して、ブランドパーソナリティを選択し、必要に応じてサンプルの件名行や本文を入力します。件名行または本文のオプションが一度に 5 つ作成されます。最大 3 つ選択して、テスト、コピー、ダウンロードします。毎回生成時にバックグラウンドで Einstein Trust Layer が機能し、バイアスや有害性から保護したり、データをマスキングして個人識別情報の漏洩を防いだりします。また、データが保存されることはありません。

Typeface コンテンツブロックを使用して、ブランド設定されたコンテンツをデザインする

Typeface の生成 AI コンテンツプラットフォームを使用して、マルチチャネルキャンペーンのブランド設定された大量のコンテンツをまとめて作成します。Typeface コンテンツブロックを使用すると、Content Builder での作業に沿ってアセットを作成できます。Typeface 生成 AI は、汎用モデルではなく、各自のブランドのアセットやガイドラインでトレーニングされます。

AI ベースの画像編集があれば、複雑なデザインツールを使わなくても、グラフィックへのテキストの追加や、背景の変更、商品の配置などを手軽に実行できます。数回のクリック操作と自然言語のプロンプトを使用して、検索条件を適用したり、画像を拡張したり、オブジェクトを置き換えたりすることができます。

オーディエンスごとに創造的なバリエーションを作成し、ローカライズされたコンテンツで的を絞ったキャンペーンを実施します。多変量テストを実行して、各キャンペーン内またはオーディエンスセグメント内のパフォーマンスを向上させます。

この機能は、Content Builder が付属する Salesforce Marketing Cloud で使用できます。Content Builder Typeface ブロックを使用するには、Typeface アカウントと AppExchange の Typeface アプリケーションが必要です。

CloudPages カスタムドメインのエラーメッセージを作成する

CloudPages カスタムドメインユーザーは、お客様が間違った URL を入力したときや、公開されていないページまたは表示されないページにアクセスしたときに表示するわかりやすいエラーメッセージを作成できます。この変更により、マーケターが適切なエラーメッセージを使用して、顧客が潜在的な問題に陥らないように誘導することができます。

Content Builder で削除済みコンテンツを復元する

Content Builder ユーザーが復元可能なコンテンツをごみ箱に削除するようにすれば、コンテンツの管理が向上します。この機能を使用すると、ごみ箱に削除したコンテンツ項目をユーザーが復元できるため、サポートに連絡する必要がありません。

対象ユーザー: ユーザーが Content Builder のごみ箱を使用するには「削除」権限が必要です。この権限は、Marketing Cloud 管理者ロールに含まれています。ごみ箱からコンテンツを復元できるのは、そのコンテンツを所有しているユーザーのみです。

システム最適化ダッシュボードを使用してジャーニーのパフォーマンスを最適化する

新しいシステム最適化ダッシュボードには、システム全般の処理速度に影響する可能性があるジャーニーと構成が表示されます。このダッシュボードを確認して、システムパフォーマンスの対策を立て、次のような質問に回答することができます。

  • どのジャーニーを最適化する必要があるか?
    • オーディエンスの規模やアクティビティの数により、アカウントに大きな影響を与えるのはどのジャーニーか?
    • 構成が非効率的なのはどのジャーニーか?
  • このジャーニーの実行に時間がかかるのはなぜか?
  • このジャーニーの進行を早めるにはどうすればよいか?

このダッシュボードはジャーニーの実行中のバージョンを監視して、通常は連絡先がアクティビティまたは構成を進行してから 10 分以内のデータを表示します。特定の非効率性が確認されると、ダッシュボードに分析とレコメンデーションが表示されます。ジャーニーキャンバスに、ジャーニーやアクティビティの構成の改善に向けたレコメンデーションを表示できます。

方法: Marketing Cloud 管理者に、Marketing Cloud の [Setup (セットアップ)] で「Adjust System Priority (システム優先度を調整)」という新しい権限を有効にしてもらいます。Marketing Cloud 管理者は、ジャーニーのシステム優先度を調節して、ジャーニーの速度を相対的に調整できます。

Journey Builder のシステム処理が改善されます。ただし、送信時間の短縮は保証されません。AMPscript の複雑性や複数の送信の同時処理など、他の要因も送信速度に影響する可能性があります。

構成レコメンデーションを確認して、作成するジャーニーの質を高める

ジャーニーの検証機能の一環として、Journey Builder ではジャーニーに影響する可能性がある構成に対するレコメンデーションが事前に表示されます。このレコメンデーションに、ドラフトジャーニーと実行中のジャーニーの両方の最初のアクティビティ構成やメッセージアクティビティの欠如に関するレコメンデーションも示されるようになりました。こうした警告によって、ジャーニーをアクティブ化できなくなることはありません。

Journey Builder の最新の生産性向上機能を認識する

Journey Builder の展開と折りたたみが可能なパス

実行中のジャーニーで、すべてのジャーニーアクティビティを一度に展開または折りたたむことができるようになりました。アクティビティ (判断分岐) を折りたたむと、ジャーニーキャンバスのサイズも更新され、キャンバスの特定のセクションにズームインして構成のビルドを確認したり、トラブルシューティングを行ったりすることができます。

終了条件と目標基準の拡張

不必要な判断分岐を使用する代わりに、終了条件と目標基準の一部としてジャーニーデータと連絡先データを一緒に使用できるようになりました。データセット属性を比較して、ユースケースを効率化します。たとえば、ジャーニーを開始後に連絡先のステータスまたは顧客生涯価値が変わったかどうかをモニターします。

ジャーニーダッシュボードから複数のジャーニーを停止する

ジャーニーダッシュボードから、今までより簡単にジャーニーを管理できます。一度に最大 10 件のジャーニーを選択して、現在のバージョンまたはすべてのバージョンを停止できます。引き続きキャンバスまたはバージョンダッシュボードから、ジャーニーやバージョンを停止することも可能です。

Journey Builder のメールを調整する

メールアクティビティの配信時間や時間単位のしきい値を個別に指定して、Journey Builder のメール送信を調整します。たとえば、特定の期間中にバースト送信を実施する場合は、配信時間のみを定義します。以前は、Email Studio と Automation Studio でのみこの機能を使用できました。

Contact Builder のデータ管理の機能強化を確認する

Contact Builder で削除済みのデータエクステンションを復元する

ごみ箱にあるデータエクステンションを、削除後 30 日以内であれば復元できるようになりました。

Contact Builder の新しいデータ保持の強化機能を確認する

Contact Builder の 2 つの新しい列を使用して、顧客データに関する詳細情報を取得します。ダッシュボードに、データ保持のあるデータエクステンションと、データエクステンションが削除された日付が表示されるようになりました。データエクステンションの保持に適用される最大行数の制限が 5 億行に緩和されました。

Marketing Cloud の個別の合計数の更新を確認する

Marketing Cloud では、連絡先レコードが次の数か所のいずれかに保存されます。

  • Contact Builder の [All Contacts (すべての連絡先)] リスト
  • Email Studio の [All Subscribers (すべての購読者)] リスト
  • 次の例を含む母集団 (旧称「ルートデータエクステンション」)
    • Journey Builder を使用したカスタムアクティビティに関連する連絡先
    • クエリ、フィルター、データ抽出など、データ量が多い操作で追加された連絡先

各種のデータソースで連絡先レコードが重複している場合がありますが、連絡先は 1 回のみカウントされます。Marketing Cloud では連絡先キー値に基づいて、すべての場所にある連絡先の複数のインスタンスの重複が自動的に排除されます。

2023 年 6 月リリースの Marketing Cloud の更新以降、個別の連絡先の合計数の正確性が高まっています。

リソース

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