管理ツールキットを拡張する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- オペレーショナルインサイトと保証サービスの主な機能について説明する。
- 補助的なサービスがデータ環境の向上にどのように貢献するか説明する。
可視性とパフォーマンスを向上させる
データ管理が急速に変化していく中で、データを常にスムーズに移動させられるかどうかが、処理の成否を左右する重要な要素になっています。オペレーショナルインサイトと保証サービスは、Intelligent Data Management Cloud (IDMC) という車両の高度なダッシュボードであり、診断システムです。セキュアエージェントが負荷の高いタスクを実行する一方で、これらのサービスは、継続的な運用に欠かせないリアルタイムの計測とプロアクティブな状態チェックを実施します。オペレーショナルインサイトは、システムパフォーマンスとリソース消費に関する詳細をウィンドウに表示します。他方、保証サービスは、プロアクティブなピットクルーのように機能して高度な状態チェックを実施し、AI ドリブンのおすすめを示します。
Operational Insights (オペレーショナルインサイト)
オペレーショナルインサイトは、車両のダッシュボードにあるリアルタイムのメーターのようなもので、環境の状態とパフォーマンスを監視します。セキュアエージェントのアラート設定やジョブ実行メトリクスなど、クラウド環境やドメインインフラストラクチャの詳細ビューを示します。たとえば、セキュアエージェント (車両の比喩ではエンジンに相当) が接続障害を起こし始めると、オペレーショナルインサイトがアラートを通知します。そのため、エンジンが停止してジョブが失敗する前にチームが調査できます。こうした早期警告システムが、ダウンタイムの防止や、データのスムーズな移動の維持に役立ちます。
このサービスはロールベースのアクセスをサポートします。つまり、「ドライバー」ごとにその責務に応じたレベルの制御権限が付与されます。たとえば、管理者はすべての機能に対するフルアクセス権 (車両全体の鍵) を有するのに対し、運用担当者はインフラストラクチャとアラート設定の参照のみが許可され、変更できないことがあります。
オペレーショナルインサイトは、Informatica のほかのサービスとシームレスに統合して、プラットフォーム全体の運用データの統合ビューを示します。セキュアエージェントやランタイム環境など、各種のコンポーネントからログ、メトリクス、アラートを収集して集約します。このため、車両の内部で何が起こっているかを常に把握できます。
オペレーショナルインサイトのユーザーインターフェースは、このすべての情報を一元的に表示します。
![オペレーショナルインサイトサービスの [Data Integration and Replication (データのインテグレーションとレプリケーション)] ページが開いています。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto/fl_lossy/q_70/learn/modules/informatica-intelligent-data-management-cloud-administration-basics/expand-your-administrative-toolkit/images/ja-JP/6bac42d63944d4d08892e9d8ad11104d_kix.7z72wosbq1nh.png)
主な機能
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インフラストラクチャ監視: セキュアエージェント、ネットワーク、クラウドの状態をリアルタイムで監視し、すべて接続されていることを確認します。
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アラート管理: エージェントの障害やリソースの問題が発生したときに即座に通知を送信して、迅速に対応できるようにします。
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ジョブ実行メトリクス: 成功率、失敗のトレンド、パフォーマンスの統計など、タスクに関する明確な統計情報を提示します。
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ロールベースのアクセス: 適切なユーザーに適切な権限を付与して、安全かつ体系的な運用管理を維持します。
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ほかのサービスとのインテグレーション: Informatica の複数のサービスからデータを取り込んで、読みやすい 1 つのダッシュボードに表示します。
保証サービス
保証サービスは、データ環境におけるプロアクティブなピットクルーであり、高度な車両診断システムのような役割を果たします。IDMC のほかのサービスが、車両を構成する接続、アセット、データパイプラインの構築に役立つのに対し、保証サービスはこうした構成要素が健全で、同期された状態を維持し、効率よく高速で動作し続けるようにします。そのため、管理者は「障害の発生後の対処」から「障害の発生の予防」へ取り組みを移行できます。
主な機能
保証サービスは、複雑な手作業を効率化された自動プロセスに変換する一連のツールを備えています。
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効率的なアセット管理: データマッピングなどの作業の成果物を部門間またはチーム間で簡単に移動またはコピーできます。ライブダッシュボードで、アセットの状態や設定の変更履歴を確認できます。
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プロアクティブな状態チェック: 車両の定期点検のようなものと考えることができます。自動的にテストを実行し、システム内の小さな不具合を重大な障害につながる前に検知して修正します。
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セキュアエージェント管理の強化: さまざまな環境のセキュアエージェント (データエンジンのシリンダーに相当) を簡単に比較できます。このため、テスト環境と本番環境のエージェントが同期され、同じように動作します。
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リアルタイムの問題検出: タスクオブザーバーツールを使用して、処理の遅延やエラーが発生した瞬間に検知すれば、ユーザーが気付く前に修正できます。
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アップグレードの準備状況: システムの更新に伴うストレスが軽減されます。最新バージョンを安全な場所でテストして本番環境に適用する前に、作業にどのような影響が及ぶ可能性があるかを正確に判断します。
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データドリブンのインサイト: 更新による影響を明確に説明する、データに基づくレポートを取得して、社内全体に何がリリースされているかを正確に追跡します。
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高度なログ分析: 何千行にも及ぶ煩雑なテキストを確認する代わりに、わかりやすいダッシュボードを使用してエラーを検知し、ジョブの状況を確認して、システムのメモリを消費しているタスクを特定します。

オペレーショナルインサイトと保証サービスを自在に操れるようになれば、単なるバックミラーのような確認手段から、360 度ビューを備えた診断スイートに進化させることができます。手動のトラブルシューティングを自動の状態チェックや明確なパフォーマンスレポートに置き換えると、安全で効率的なデータの移動を維持できます。問題が深刻な事態に発展する前に不具合を調査すれば、データの移動を正確に把握することができます。
IDMC の管理の基盤に対する理解を深めることができました! これからは、ハンドルをしっかり握り、データ環境という「車両」を最高のパフォーマンスで走らせることができます。