CLAIRE Copilot で生産性を向上させる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- CLAIRE Copilot とは何か、業務にどのように役立つか説明する。
- CLAIRE Copilot がさまざまなデータ管理サービスで支援できるタスクを特定する。
CLAIRE Copilot とは
仕事をしているとき、豊富な知識を備えた同僚がすぐ隣にいてくれたらと思ったことはありませんか? 質問したり、やりたいことを説明したりすれば、すぐに役立つ答えを返してくれる人がいたら助かります。CLAIRE Copilot は、そんな存在です。
CLAIRE Copilot は、IDMC に組み込まれた AI アシスタントです。チャットのようなシンプルな会話ウィンドウで CLAIRE Copilot とやり取りできます。普段使っている自然な言葉で必要なことを入力すると、CLAIRE Copilot が回答や提案を返します。あるいは、その場で必要なものを作ってくれます。
CLAIRE Copilot は、誰でも自然言語で使用できます。データの専門家でなくてもかまいません。特別なコマンドや技術的な構文を覚える必要もありません。実現したいことを説明できれば、CLAIRE Copilot がその実現を支援します。
CLAIRE Copilot は、IDMC 内の次の 3 つの主要領域で利用できます。
- データインテグレーション
- アプリケーションインテグレーション
- マスターデータ管理 (MDM) SaaS (Customer 360、Product 360、Supplier 360、Multidomain MDM を含む)
各領域で CLAIRE Copilot がどのように役立つのかを見ていきましょう。
データを接続して移動する
IDMC で最も一般的な作業の 1 つが、ある場所から別の場所へのデータの移動です。たとえば、販売システムの顧客レコードをレポートツールに移して読み込むことがあります。通常、このような作業には、データの構造、各項目の移動先、転送時に適用されるルールを十分に理解していることが求められます。
CLAIRE Copilot を使えば、こうしたことをすべて自分で調べる必要はありません。たとえば、「販売システムからレポートツールに顧客データを移動し、有効なアカウントだけを含めたい」のように、やりたいことを説明するだけで CLAIRE Copilot が作業を開始します。CLAIRE Copilot がフローを組み立て、データソースと移動先を接続し、説明したルールを適用します。
引き継いだデータフローが実際に何をするものか分からない場合は、CLAIRE Copilot に平易な言葉で説明してもらえます。データフローの概要を簡潔に説明してもらうことも、各ステップを理解できるように詳しく説明してもらうこともできます。
また、CLAIRE Copilot には、「このステップは何をするの?」や「日付でレコードを絞り込むには?」といった質問も、いつでも 尋ねることができ、自分でドキュメントを探し回らなくても、分かりやすい答えが返ってきます。
ビジネスアプリケーションを接続する
多くの組織では、CRM、ヘルプデスクシステム、マーケティングプラットフォームなど、複数のビジネスツールを使用しています。こうしたツール間で情報を共有できるようにするのが、アプリケーションインテグレーションです。
以前は、こうした接続を設定するには、各システムとその通信方法を深く理解する必要がありました。CLAIRE Copilot によって、この作業をより手軽に行えるようになります。たとえば、「Salesforce で新しいリードが作成されたら、対応するチケットを ServiceNow に作成したい」のように、やりたいことを説明すると、CLAIRE Copilot がそれを実現するプロセスの構築を支援します。
Salesforce、ServiceNow、Marketo、Jira、NetSuite、Microsoft Dynamics 365 など、広く利用されているさまざまなツールに対応しています。
データインテグレーションと同様に、CLAIRE Copilot に既存の接続を平易な言葉で説明してもらうこともできます。チームの誰かがすでに設定を済ませていて、その仕組みを理解したい場合も、CLAIRE Copilot に尋ねるだけで教えてくれます。
マスターデータを確認する
マスターデータとは、組織にとって最も重要なビジネス情報です。顧客、商品、サプライヤー、拠点などの情報です。適切なビジネス上の意思決定を行うには、こうしたデータを正確かつ一貫性と信頼性のある状態に保つことが不可欠です。
CLAIRE Copilot の対話型で使いやすいインターフェースは、MDM SaaS でも利用できます。そのため、データの専門家でなくても、組織のマスターデータを確認して理解できます。
- 保有しているデータを確認する: CLAIRE Copilot に、組織で管理しているビジネスデータの種類を表示するように依頼します。分かりやすい視覚的なリストが表示され、さらに詳しく調べるための追加の質問も提案されます。
- データを詳しく理解する: 顧客など、特定の種類のデータについて質問すると、CLAIRE Copilot が含まれる項目、適用されるルール、データの構成を説明してくれます。複雑な画面をたどったり技術ドキュメントを読んだりしなくても、データの全体像を明確に把握できます。
- 実際のレコードを確認する: 特定のレコードを検索してデータのパターンを見つけたり、アカウント種別の内訳を示す円グラフや拠点別のレコード数を示す棒グラフなどを CLAIRE Copilot に作成してもらったりできます。複雑なレポートを実行しなくても、データの状況をすばやく把握できます。
CLAIRE Copilot を最大限活用するためのヒント
CLAIRE Copilot は直感的に使えるように設計されていますが、いくつかの簡単なコツを押さえると、さらに良い結果を得られます。
- 要望を具体的に伝える: 詳しく伝えるほど、より適切な出力が得られます。「データを移動して」ではなく、「Salesforce からデータウェアハウスに有効な顧客レコードを移動し、名前、メール、アカウント種別だけを残して」のように依頼しましょう。
- 必要な情報を事前に用意する: 作業を始める前に、使用するシステムの名前と、実行したい内容を確認しておきます。そうすれば、CLAIRE Copilot は最初から必要な結果を返しやすくなります。
- 最終判断はユーザーが行う: CLAIRE Copilot はフローやプロセスなどを作成して画面に開きますが、自動的に保存、公開、実行することはありません。作成された内容は必ず自分で確認し、最終的な判断を行いましょう。
- 新しいタスクでは会話をリセットする: まったく別のタスクに移る場合は、それまでのコンテキストが引き継がれて新しい依頼に影響しないように、会話をクリアします。
CLAIRE Copilot が重要な理由
CLAIRE Copilot の本質は、データ活用の障壁を取り除くことにあります。技術の専門家だけでなく、データを扱う誰もが IDMC の機能を活用できるようにしてくれます。データの移動、ビジネスツールの接続、組織のレコードの理解など、どのような作業でも CLAIRE Copilot がガイド役となって難しい処理を担うため、ユーザーは成果を出すことに集中できます。