プログラム管理と業務運営管理を効率化する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- クリーンエネルギープログラムとプログラム管理コンソールが、省エネルギー施策の実行にどのように役立つかを説明する。
- 公益事業向けフィールドサービスアプリケーションが、短いサイクルの作業管理にどのように役立つかを説明する。
クリーンエネルギープログラムを作成してリリースする
それでは、Salesforce のツールが省エネルギー施策の実行をどのように容易にするのかを見ていきましょう。
多くの電力会社は、顧客と共にクリーンエネルギー施策をリリースしています。環境に良い影響をもたらし、顧客をクリーンエネルギー施策に関与させたい場合、Salesforce Energy & Utilities Cloud はまさに最適なソリューションです。こうしたプログラムを効果的に管理し、リリースするために Salesforce の機能をどのように活用できるのかを見ていきましょう。
プログラム管理コンソールで全体像を把握する
クリーンエネルギープログラムを追跡および管理するための単一のダッシュボードである Salesforce プログラム管理コンソールを使用して、整理された状態を保ち、常に最新情報を把握できます。
クリーンエネルギープログラムの詳細、顧客の参加状況、進捗メトリクスなど、クリーンエネルギープログラムに関する関連データをすべて 1 か所に集約して確認できます。このコンソールでは、各プログラムの進捗をリアルタイムで監視できます。たとえば、何人の顧客が登録したか、プログラムの効果がどの程度か、注意が必要な問題があるかどうかを確認できます。組み込まれているコミュニケーションツールを使用して、プログラムマネージャー、カスタマーサービス、マーケティングと連携し、全員が足並みをそろえて効率的に協力できるようにします。
顧客が省エネルギー施策を選べるようにする
顧客の参加がなければプログラムは成り立ちませんので、省エネルギー施策を顧客が簡単に選択し、参加できるようにします。そのために Energy & Utilities Cloud がどのように役立つかを見ていきましょう。
Salesforce Marketing Cloud Account Engagement (アドオン) を使用して、エネルギー使用量や顧客の希望に基づいて顧客をセグメント化します。これにより、省エネルギー施策に関するパーソナライズされた推奨事項を送信できます。Salesforce Marketing Cloud を使用すると、クリーンエネルギープログラムの利点を顧客に伝え、参加を促すための魅力的なコンテンツやキャンペーンを作成できます。
Salesforce Community Cloud を使用して、顧客がプログラムに登録し、進捗を追跡し、リソースにアクセスできるポータルを作成します。顧客はこのポータルを通して簡単にプログラムに参加し、継続的に関わることができます。Salesforce Energy & Utilities Cloud を使用すると、環境への貢献だけでなく、顧客満足度とロイヤルティの向上にもつながるクリーンエネルギープログラムを作成してリリースできます。
請負業者ポータルで連携を構築する
ビジネスパートナーとの効率性と明確性を高めるには、請負業者が自分のパートナー取引先を確認および更新し、クリーンエネルギープログラムに登録して、サービス会社と連携できる外部向け Web サイト、つまりポータルを設定します。
Energy & Utilities Cloud の請負業者ハブを使用すると、請負業者を一元管理でき、顧客がプログラムを見つけやすくなります。請負業者が自身を登録してプロフィールを更新し、新しいプロジェクトを見つけられる、安全性の高い単一のプラットフォームを作成しましょう。請負業者のオンボーディング、コンプライアンス、パフォーマンスを 1 か所で管理し、コミュニケーションを簡素化して、全員が足並みを揃えられるようにします。これらすべてによって、透明性と効率性が高まり、請負業者とのより強い関係を築くことができます。最終的には、より良い成果とより信頼性の高いサービスにつながります。
次は、Salesforce がフィールドサービス業務の効率的な管理にどのように役立つのかを見ていきましょう。
フィールドサービスで短いサイクルの作業を管理する
ダウンタイムを減らして生産性を高めながら、業務から不要な手作業をなくしたいと考えているであれば、 公益事業向けフィールドサービスアプリケーションの短期サイクル作業アプリケーションの導入を検討してみましょう。このアプリケーションを使用することで、モバイルサービスチームの訪問対応の効率性と安全性を向上させることができます。
すでに日常業務として、技術者のスケジュールと派遣を管理し、 適切な人材を、適切な作業に、適切なタイミングで派遣できるようにしています。この専用アプリケーションは Energy & Utilities Cloud に接続され、スケジュールの設定から業務完了まで、各訪問対応の状況を 1 か所で追跡できるようにします。技術者には詳細な作業情報と顧客履歴を提供し、問題を迅速かつ効果的に解決できるようにします。正確な訪問時間帯の情報を提供し、リアルタイムで情報を更新することで、顧客満足度を向上させます。顧客リレーションへの対応をリアルタイムで進める一方で、アナリストや経営幹部は分析を通して有益なインサイトを得られるため、人材とサービスプロセスを最大限に活用して長期的な目標を支えられるようになります。
システムを監視してコンプライアンスを保証する
セキュリティチームとコンプライアンスチームは、Salesforce の監査機能を使用してコンプライアンスを保証できます。活動レコードを確認すれば、許可されていないアクセスや潜在的なセキュリティ侵害を検出できます。ユーザーの活動や顧客の本人確認に関する詳細なログは、規制要件への準拠や、ID 詐称の可能性があるケースの検出に役立ちます。
ID 検証を監視する
Energy & Utilities Cloud の監査機能を使用すると、コンプライアンスに関する問題を効果的に管理できます。ログインとアクセス要求を追跡して、許可された担当者だけが機密データを表示および変更できるようにします。さらに、誰がいつどの情報にアクセスしたかを示す詳細なログを作成します。その結果、安全な環境を維持し、データ保護規制への準拠に役立てることができます。
不正を検出し、コンプライアンスフレームワークを構築する
円滑に機能しているときには意識されにくいものですが、不正検出は、セキュリティ運用チームが取引や活動に通常とは異なるパターンや異常がないかを監視するためのプロセスです。Salesforce では疑わしい行動をチームに通知するアラートを設定できるため、潜在的な問題を迅速に調査して対処できます。また、透明性と誠実性に対する取り組みを示す包括的なレポートも作成できます。これらの機能は、会社と顧客を保護する堅牢なコンプライアンスフレームワークの構築に役立ちます。
まとめ
Salesforce のプログラム管理および業務運営管理向けソリューションを確認したところで、次はデジタルトランスフォーメーションに対応する機能をさらに詳しく見ていきましょう。