エネルギー・公益事業業界のデジタルトランスフォーメーションを加速する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce が、高まる顧客期待に応えるうえでどのように役立つかを説明する。
- Salesforce が統合に関する課題をどのように解決し、正確性と生産性をどのように高めるかを探る。
ここまで、エネルギー・公益事業業界におけるビジネス課題に対応する包括的なソリューションとして、Energy & Utilities Cloud を見てきました。この最後の単元では、現代のビジネス環境で競争力を維持し、変化する顧客期待に応えるうえで、Salesforce が大きな効果を発揮できるいくつかの重要な領域を見ていきます。
レガシーシステムをシームレスに接続する
Energy & Utilities Cloud を使用すると、会社のレガシーソフトウェアやシステムをシームレスに接続できます。まず、Omnistudio のローコードツールを使用して、ガイド付きインタラクションやユーザー体験を作成します。大規模で高コストなコーディングを行わずにカスタムフォームやワークフローを構築し、チームが新しいプロセスに適応しやすくします。
複雑なビジネスロジックの自動化には、Business Rules Engine を使用します。顧客のオンボーディング、サービス要求、請求プロセスなどの業務を処理するルールを設定します。この自動化によって、時間を節約し、エラーを減らし、業務が円滑に進むようにします。
MuleSoft は、外部の請求システムやそのほかのアプリケーションとの統合に役立ちます。請求、顧客データ管理、そのほかの業務を担う幅広いシステムに接続できます。MuleSoft によって、レガシーシステムと Salesforce の間でデータがシームレスに流れるようになります。
最後に、ソフトウェア開発者は API Suite を使用して、シームレスな統合のための API エンドポイントを提供できます。データやサービスをほかのアプリケーションに公開して、リアルタイムのデータ交換を可能にします。この統合によって、システムの柔軟性と拡張性が高まり、将来のニーズにも対応しやすくなります。
顧客リレーションを変革する
先進的な企業は現在、Salesforce という No.1 CRM を活用して、営業プロセスと顧客リレーションを変革しています。顧客データを一元化すると、そのデータにアクセスしやすくなり、管理もしやすくなります。顧客ごとの希望、履歴、やり取りを含めて、各顧客を包括的に把握できるようになります。これにより、コミュニケーションや提案をパーソナライズできるため、顧客満足度の向上につながります。
リード管理やフォローアップなど、営業における業務の自動化によって、時間を節約し、効率を向上させることができます。一方、分析を使用すると、傾向や機会を特定できるため、データに基づいた意思決定が可能になります。重要なのは、より迅速に成約へつなげ、より強い関係を築くことです。
シームレスで一貫性のある体験を実現するために、メール、ソーシャルメディア、モバイルアプリケーションを通して顧客と関わります。Energy & Utilities Cloud を使用することで、新たな顧客期待に応え、競争の激しい市場で優位に立つことができます。
Agentforce で業務を拡張する
規制緩和による競争の激化や、持続可能な再生可能エネルギーへの要望といった要因に後押しされ、電力・公益事業セクターは急速に進化しています。老朽化したインフラストラクチャを管理し、人員面の課題にも対応しながら、デジタルサービスに対する変化する顧客期待に応えることは容易ではありません。Agentforce を使用すると、こうした課題にデジタルトランスフォーメーションで対応するだけでなく、成長と効率性に向けた新たな機会も生み出せる未来を思い描くことができます。
Agentforce は、AI エージェントを作成して管理するための Salesforce のプラットフォームです。(詳しくは、「Agentforce の概要」を参照してください。) 従業員と AI エージェントは、力を合わせて Energy & Utilities Cloud 上で成功を後押しします。AI は、これまで以上に深いインサイト、スピード、さらには共感をもって従業員が業務を進められるよう支援する、新たなアシスタントだと考えてください。
もちろん、ノーコードおよびローコードの当社のプラットフォームを使用して、エージェントを完全に独自に構築することもできます。ですが、取引先や請求に関する問い合わせなどの一般的な業務向けに用意された無償の事前構築済み AI エージェントを出発点にすれば、すばやく価値を生み出し、従業員がより複雑で戦略的な業務に集中できるようになります。Agentforce は、次のようなロールで活用できます。
- 顧客対応エネルギーアドバイザー
- 請求アドバイザー
- 営業エージェント
- マーケティングコーディネーター
- フィールド作業のサービスおよびサポートエージェント
- 財務部門
- 人事部門および請負業者管理部門

リアルタイムのデータ分析は、戦略的なイノベーションです。Agentforce を使用すると、データをリアルタイムで収集して分析できるため、十分な情報に基づいて意思決定を行うのに役立つインサイトが得られます。このデータを使用して、業務を最適化し、保守の必要性を予測し、さらにはエネルギー需要を予測することもできます。その結果、 コストを削減し、サービスを向上させ、顧客満足度を高めることができます。
顧客中心のサービスは、Agentforce の機能の中核にあります。顧客がオンラインで請求内容を確認して支払い、ソーシャルメディアを通して状況の最新情報を受け取り、パーソナライズされたコミュニケーションを受けられる世界を想像してみてください。このレベルのエンゲージメントは、現代の顧客期待に応えるだけでなく、信頼とロイヤルティも築きます。
Agentforce は単なるツール群ではありません。業務を拡張し、サービスを強化して、持続可能な未来とデジタルトランスフォーメーションに向けた立場を確かなものにするデジタルワークフォースです。
まとめ
エネルギー・公益事業業界のさまざまなビジネスニーズに対応する Salesforce のソリューションを見てきました。世界 No.1 の CRM がこの業界向けに特化して構築されていることをご理解いただけたところで、ぜひさらに詳しくご覧ください。詳細については、お気軽にお問い合わせください。