Slack の管理と設定に関する要件を確認する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Slack に関するクライアントの管理・運用上のニーズを把握する方法を説明する。
- ポリシー、設定、セキュリティがクライアント向け成果物に与える影響を説明する。
- ディスカバリーで得た情報に基づいて Slack の設定を推奨する。
Slack のポリシーと設定
クライアントはすでに Slack を利用していますか? ★ 利用している場合は、Slack のポリシー、設定、セキュリティがどのように構成されているかを確認してみましょう。特に重要なのは、うまく機能している点と、改善の余地がある点を見極めることです。Slack を初めて導入する場合は、Slack の管理上のニーズを確認し、そのニーズに応じてポリシー、設定、セキュリティをどのように決めるかを検討します。
Slack 管理に関するディスカバリーには、主に 3 つの目標があります。
ガバナンス |
ポリシーと設定 |
Slack コネクト |
|---|---|---|
Slack のポリシーと設定について、誰が意思決定を担当しますか? つまり、導入時に設定する Slack の権限を誰が決定し、その決定による影響を今後誰が管理しますか? |
組織では現在、Slack でどのような権限を許可または制限しており、クライアントは今後それをどのように変えたいと考えていますか? セキュリティ上の懸念やガイドラインにはどのようなものがありますか? |
組織では、外部のパートナーやベンダーとどのように仕事をしていますか? その仕事を Slack で行うことを想定していますか? |
成果物への影響
クライアントが現在 Slack をどのように利用しているか、または Slack に何を求めているかを把握したら、その情報を Slack 導入の成果物に関する提案に反映できます。
ポリシーと設定
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定義: 通常はワークショップやミーティングの形式で実施し、Slack のポリシーと設定の初期構成を提案する成果物です。セッションを有意義なものにできるように、クライアントには現在利用している Slack でポリシーと設定のダッシュボードを開いてもらいます。そうすれば、一緒に内容を確認できます。
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ディスカバリーとの関係: 最適なポリシーと設定を決めるには、クライアントのセキュリティとコンプライアンスのニーズを十分に理解する必要があります。また、クライアントが Slack をどのように管理、運用したいと考えているかを把握することも非常に重要です。Slack の利用経験があるテクニカルアーキテクトにも参加してもらうことを検討してください。専門的な知見を補ってもらえます。

ガバナンスセッション
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定義: これらは通常、ミーティング形式で実施し、Slack を目的に沿って継続的に活用していくうえで必要な役割、責任、ユーザーサポートモデルを提案します。
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ディスカバリーとの関係: 効果的なガバナンスチーム、エンドユーザーサポートモデル、管理プロセスをクライアントが構築できるようにするには、現在、業務アプリケーションをどのように管理しているかを把握する必要があります。ここで注意したいのは、ポリシーと設定に関するセッションでの決定がガバナンスセッションに大きく影響する場合があることです。すべてがつながっているということです。

質問例
- 組織内に、通常の従業員よりも厳しい権限やアクセス制限が必要なグループはありますか?
- 全員にシングルサインオン (SSO) を義務付けますか? ゲストについてはどうですか?
- 外部とのコラボレーションについて、現在どのような承認プロセスやセキュリティプロセスがありますか?
- 外部パートナーを Slack チャンネルに参加させられるとしたら、どのような形が望ましいですか? 誰に利用を許可しますか?
サービスエンゲージメントの例
先ほどの合併した企業の例に戻りましょう。ディスカバリーセッションで、コンサルタントは Slack のポリシーと設定に関するクライアントの要件を詳しく把握できるように、的を絞った質問をしました。
このディスカバリーから、いくつかの重要なポイントが明らかになりました。まだ初期段階であり、今後のポリシーと設定に関するワークショップでクライアントの要件についてさらに詳しく確認します。ですが、コンサルタントは現時点で考えられる設定の推奨事項をいくつか書き留めました。
ディスカバリーで判明した事項 |
推奨 |
|---|---|
クライアントは、コミュニケーションツールのコストを削減し、部門間で一貫性を持たせたいと考えています。 |
従業員には、短時間の気軽な話し合いに Slack ハドルミーティングを活用することを推奨します。さらに、Zoom などのサードパーティ製ビデオ会議アプリを 1 つ事前承認し、Enterprise Grid 全体にインストールします。 |
クライアントでは機密性の高いクライアント情報が共有されるため、すべてのユーザーがコンプライアンス要件を満たしてから Slack にアクセスする必要があります。 |
カスタム利用規約を有効にします。 |
クライアントは、Slack コネクトチャンネルを業務目的でのみ作成できるようにして、作成方法に一貫性を持たせたいと考えています。 |
OrG オーナーと管理者による Slack コネクトリクエストの承認と Slack コネクトチャンネルの管理を必須にします。 |
クライアントは、両社が業務以外の話題について交流できるスペースを設けたいと考えています。 |
Social ワークスペースのアクセスレベルを [Open (オープン)] に設定します。 |
クライアントによると、両社ではアプリの利用状況とアプリポリシーが異なり、この違いは今後も続く見込みです。 |
ビジネスユニットごとにアプリの利用状況が異なるため、すべてのワークスペースで、ワークスペースレベルでのアプリ管理を許可します。 |
まとめ
このモジュールでは、クライアントの組織の背景情報と現在の働き方を調査し、クライアントに合わせた Slack ビジョンステートメントを作成して、Slack 導入の主要な成功メトリクスを特定しました。また、現在の Slack 利用状況と今後の目標について掘り下げる質問をし、コラボレーション上の課題を明らかにして、現在の Slack の学習状況と今後のイネーブルメントニーズについて確認しました。さらに、現在の Slack のセキュリティとポリシー、目指す将来像についても確認しました。順調です!