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実行可能なワークフローを特定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ワークフローで自動化できる定型的なビジネスプロセスを特定する。
  • ワークフローのコンポーネントを説明する。
  • ワークフロービルダーのアクセス権限を管理する。

自動化するビジネスプロセスを特定する

ワークフローを作成する前に、まずはチームが現在時間を費やしている一般的なプロセスのうち、効率と生産性の向上に向けて自動化できるものを検討します。休暇申請の確認、インシデントの管理、プロジェクトの更新状況の確認などの定型的な業務は、ワークフローを使用して自動化できるタスクの代表例です。

このモジュールでは「ビジネスプロセス」という用語を多用しますので、まずはその定義を確認しましょう。ビジネスプロセスとは、特定の目標を達成するために順番どおりに完了する必要がある、一連の連続した反復可能なタスクを意味します。

こうしたプロセスには、新入社員のオンボーディングやヘルプデスクチケットのトリアージのように、あらかじめ手順や役割が明確に定義されているものもあれば、 プロジェクトの進捗共有やフィードバックのやり取りのように、チームの実務の中で自然に形作られていくものもあります。

自動化を検討すべきビジネスプロセスの例をいくつか紹介します。

  • 従業員のオンボーディング
  • カスタマーサポート
  • 顧客のオンボーディング
  • コンテンツとコミュニケーションの確認
  • マーケティングキャンペーン
  • リクエストと承認 (休暇申請、文書、経費精算)
  • 出張の予約
  • 発注書の履行
  • ステータス更新の報告
  • フィードバックの収集
  • Q&A セッション
  • インシデント管理

では、いくつかのユースケースの例を詳しく見てみましょう。

ワークフローとは、複数のステップから成るタスクを自動化したものです。業務で行うほとんどのタスクやプロセスは、ワークフローとして整理して自動化できます。定型的なプロセスは、ワークフロー化によって効率化できるため、生産性や製品品質の向上だけでなく、従業員の士気向上にもつながります。また、ワークフローを活用すれば複数のアプリケーション間を行き来する必要がなくなり、全員が本当に重要な業務に集中しやすくなります。

ワークフローのコンポーネント

ワークフローを構成するコンポーネントは複数あります。ワークフローを実行するために必要なコンポーネントもあります。また、ニーズに合わせてワークフローをさらにカスタマイズできる省略可能なコンポーネントもあります。ワークフローを作成するには、各コンポーネントを設定して、Slack 上でビジネスプロセスやタスクを進められるようにします。

コンポーネント

必須または省略可能

定義

トリガー

必須

ワークフローを開始するイベント。

[Start Workflow (ワークフローを開始)] ボタンをクリックする、誰かがチャンネルに参加する、といった Slack 内のアクションからワークフローを開始できます。Salesforce で新しいレコードが作成されたときなど、Slack の外部で発生するイベントからアクションを選択することもできます。

ステップ

必須

ワークフローが実行するアクション。

ステップでは、Slack 内でさまざまなアクション (メッセージの送信やチャンネルへのユーザーの追加など) を実行できます。Salesforce のレコードを更新するなど、Slack の外部からコネクタステップを追加することもできます。

変数

省略可能

ワークフローに送信され、ワークフローステップで参照できる情報。

ワークフローを開始した人の @メンションを変数として追加し、ワークフローが送信するメッセージに含めることができます。

ボタン

省略可能

クリックすることでワークフローを次のステップに進めます。

ボタンによって、フォームでフィードバックを収集する、リンクを開く、など複数のアクションをトリガーできます。

ワークフローマネージャー

省略可能

ワークフローを編集、非公開、削除する権限を持つワークスペースメンバー。

ワークフローを作成したユーザーは、自動的にワークフローマネージャーになります。ほかのユーザーをワークフローマネージャーとして追加することもできます。

Slack のトリガーとステップを備えたビジュアルインターフェースを使って、ワークフローコンポーネントを簡単に設定できます。たとえば、Slack で共有する情報を集めるフォームを表示したり、誰かが Slack チャンネルに参加したときにカスタムメッセージを送信したりできます。以降の各単元では、ワークフローをゼロから作成する方法、AI を使用してカスタムワークフローの生成を支援する方法、事前作成済みテンプレートを選択する方法を学びます。

実際のワークフローコンポーネント: 新入社員を歓迎する

これらのワークフローコンポーネントは、すべて連携して特定のビジネスプロセスを自動化します。例として、チームの新入社員を歓迎する場合を見ていきましょう。この場合は、次のコンポーネントを使用してワークフローを作成できます。

  • トリガー: 新しいメンバーがチームチャンネル (#team-channel) に参加する。
  • ステップ:
    • 新入社員に、歓迎メッセージと、相互理解のためのアンケートに記入するボタンを含むダイレクトメッセージを送信する。
    • アンケートの回答のコピーをチームチャンネルに送信する。
  • ボタン: ダイレクトメッセージには、[Tell us about yourself (ご自身について教えてください)] ボタンが含まれます。クリックすると、アンケートが起動します。
  • 変数: アンケートの回答は、チームチャンネルへのメッセージの変数となり、 各質問に対する新入社員の回答を反映して更新されます。
  • ワークフローマネージャー: ワークフローの作成者であるあなたがデフォルトでマネージャーとなりますが、ほかのマネージャーを追加して共同で管理することもできます。

新入社員の歓迎ワークフローは、メンバーが #team-channel に参加すると起動します。このワークフローでは、3 つのことを行います。まず、チャンネルに参加したユーザーに「Tell us about yourself (ご自身について教えてください)」というメッセージを送信します。次に、そのユーザーがフォームの 3 つの質問に回答した内容を収集します。最後に、3 つの回答を含むメッセージをチャンネルに送信します。

ワークフローコンポーネントは、ユースケースに応じてシンプルにすることも複雑にすることもできます。以降の各単元では、トリガーとステップについてさらに詳しく学びます。

ワークフロービルダーのアクセス権限

ワークフロービルダーは、多くの部門でさまざまなユースケースに使用できます。デフォルトでは、ゲストを除くすべての Slack メンバーがワークフロービルダーにアクセスできますが、管理者とワークスペース所有者はアクセスに関する権限をカスタマイズできます。ワークフロービルダーは Slack 内の安全で信頼性の高い機能ですが、一部の組織では固有のニーズに対応するために、特定の個人、ワークスペース、または組織にアクセスを制限したい場合があります。

ワークフロービルダーの管理者は、以下を制御できます。

  • アクセスを特定のメンバーに限定する。
  • 特定のワークフローステップとトリガーへのアクセスを管理する。
  • コネクタステップ、Slack Connect チャンネルでのワークフローの使用、受信 Webhook トリガー、フォームデータのダウンロード、ワークフローのエクスポートなど、追加のワークフロー機能へのアクセスを管理する。
  • 管理対象のワークスペースのワークフローをすべて表示し、自分をマネージャーとして追加してワークフローを編集できるようにする。
  • ワークフロービルダーへのアクセスを無効にする。
  • 外部ユーザーが Slack Connect チャンネルでワークフローを使用できるかどうかを決定する。

[Permissions (権限)] タブが選択された [Settings & Permissions (設定と権限)] ウィンドウ。

Slack でワークフローを作成する前に、従業員のオンボーディング、承認リクエスト、カスタマーサポートなど、効率と生産性の向上につながる、自動化可能な定型的なビジネスプロセスを特定します。トリガーやステップなどのワークフローコンポーネントは、こうしたタスクを効率よく進められるように調整できるため、チームが複数のアプリケーションや作業を行き来する負担を減らせます。次の単元では、ワークフローを作成するための最初のステップであるトリガーについて詳しく学びます。

リソース

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