Skip to main content
World Tour Tokyo 登録受付中! 今年はTDX, DataFam, SFUG CUPも同時開催。いますぐご登録を!

患者サービスを向上させる

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Agentforce によって患者サービスプログラムの業務効率がどのように向上するか説明する。
  • 患者サービス担当者が Agentforce を使用して薬剤給付再確認を加速する方法について説明する。
  • 事前構築されたエージェントスキルで手作業を減らし、プログラムの成果を向上させる方法を特定する。

新しい治療を始める患者が、薬剤の処方から治療の開始まで一直線に進むことはあまりありません。保険の承認、事前承諾、薬局の登録手続きなど、このジャーニーにはロジスティクス上の数々の難題が待ち受けています。患者サービスプログラム (PSP) 担当者はこのジャーニーの重要な案内役で、各ステップが正確かつ予定どおり完了するように導くリエゾンです。

実際には、このロールが煩雑な事務手続きに手間取ることが少なくありません。担当者は、給付の再確認、保険会社の回答の把握、患者の最新情報の取りまとめなど、込み入った手作業を日々こなしています。こうした煩雑な作業によって担当者の業務効率が低下するだけでなく、患者ケアにも遅れが生じます。

患者サービス向け Agentforce は、インテリジェントなパートナーとして、デジタル労働力を Life Sciences Cloud に直接組み込みます。日常的なロジスティクスを自動化し、重要なインサイトを提示して、明確な道筋を示し、チームが本当に大切なこと、つまり、患者の誘導に集中できるようにします。

この単元では、ごく一般的な「薬剤給付再確認」というワークフローに従って、エージェントがどのように複数ステップの複雑なプロセスを正確かつ迅速に処理していくのか見ていきます。その後、Agentforce が患者サポートを強化するその他の方法も検討します。

要請のドラフトを作成する

Sarah は、片頭痛の最新治療の PSP 担当者です。ワークリストに既存の患者の「ケア給付検証」要請が届いたため、この患者の保険の詳細を再確認する必要があります。これはプロセスの重要なポイントです。従来は、関連する項目を探し出し、メールを作成して、正しいリンクを慎重に挿入するという手作業でデータを収集する必要がありました。

Agentforce があれば、このハンドオフをシームレスに進めることができます。Sarah はエージェントに「給付再確認メールのドラフトを作成してください」というプロンプトを入力するだけです。

エージェントが数秒のうちに、すぐに送信可能な状態のコミュニケーションを作成します。具体的には、患者の名前、処方薬、患者が情報を更新するセキュアなリンクなど、必要な情報をインテリジェントに収集して、メールの体裁を整えます。

給付再確認メールのドラフト。

Sarah はドラフトに目を通し、コンソールから直接送信します。送信された瞬間、システムの状況が「確認待機中」に切り替わります。プロセスが進行し、エラーが生じる可能性はありません。

返信を要約する

数時間後、患者から更新された情報が送られてきました。システムの状況が自動的に「確認受け取り済み」に更新されましたが、Sarah にはどこが変更されたのかわかりません。

けれども、2 つのレコードを見比べることはせず、 エージェントに患者の返信を要約するよう指示します。

すると、インテリジェントな比較が開始されます。エージェントが新しい情報を要約して、変更点 (この場合は、更新された保険 ID と新たに選んだ薬局) のみを強調表示した簡潔なブリーフィングを生成しますが、それだけではありません。余分な詳細が排除されるため、最新情報を端的に把握でき、Sarah が推測したり、複数のタブを操作したりする必要がありません。

ガードレールに従ってレコードを更新する

どこが更新されたのかを理解した Sarah は、患者のレコードを同期します。新しい住所や薬局のようなよくある変更であれば、エージェントがシンプルな [Update Details (詳細を更新)] ボタンを表示します。そのボタンをクリックすれば、レコードが更新されます。

患者の返信に対する Agentforce のサマリーと更新の推奨。

その一方で、エージェントには関連する別のプロトコルもプログラミングされています。つまり、保険の詳細の変更は、人間の確認を要する重要イベントであることを認識しています。したがって、このシナリオではワンクリックの更新ボタンが表示されません。その代わり、Sarah に新しい保険レコードを手作業で作成する手順が示され、適切な監査証跡も作成されます。

このように、自動化と監視の柔軟な組み合わせにより、法規制のコンプライアンスを目的とする組み込みのガードレールが遵守されます。

Sarah は Agentforce を利用して、複雑なワークフローを数時間ではなく、数分で完了させました。しかも、トレーサビリティが完備され、プロトコルも認識しているインテリジェントなパートナーがいるという信頼感も抱くことができました。

次は、Agentforce が PSP チームの業務を簡潔にする、その他の方法を見てみましょう。

PSP チーム向けの Agentforce の追加機能を確認する

給付再確認は、Agentforce が PSP チームの業務の効率化を図る方法の 1 つにすぎません。複雑なビジネスロジックに基づいてアクションを実行するエージェントの能力により、処理量が多く、コンテンツを多用するその他のタスクにも新たなレベルのインテリジェンスを活用できます。

薬剤給付を確認する

新規患者への最初の電話は、その後のジャーニー全体の方向性を左右する大切な場面です。Agentforce は、この重要な最初のタッチポイントを、コールドコールから、周到に準備されたプロフェッショナルな相談へと転換させます。この際、Agentforce は熟練した脚本家と几帳面な筆記者の二役をこなします。

  • 脚本家の役割: 電話をかける前に、エージェントが患者のレコードをスキャンして、どの情報が不足しているか確認します。続いて、不足情報の収集を目的に作成された質問の番号付きリストを示す、動的な通話スクリプトを生成します。汎用的なスクリプトではなく、パーソナライズされた会話ガイドが示されるため、担当者が初回の通話で必要な詳細をすべて確認することができます。
  • 筆記者の役割: 電話の後、エージェントは新たに収集したデータを基に、すぐさまプロフェッショナルな構成の給付サマリーを作成します。日付の書式設定、専門的な保険用語の平易な言葉への書き換え、財務情報の計算、必要な法的免責事項の挿入など、一連の煩雑なルールに従って、法規制に遵守した明確なドキュメントを瞬く間に作成します。

インテリジェントな成果を要約する

患者サービスプログラムは、結果で測定されます。ただし、何がうまくいき、何がうまくいっていないのか、何が足りないのかを把握するために、パフォーマンスデータを記したスプレッドシートを調べ回ってストーリーを見出そうとすれば、手間も時間もかかります。

こうした場面では、Agentforce がオンデマンドのアナリストになり、個々の患者とプログラム全体の両方のレベルで、高度な成果サマリーを生成します。プログラム責任者がサマリーを求めると、エージェントは 3 つの明確なステップで分析を実行します。

  • 最初に、データをトリアージします。エージェントは、各パフォーマンス指標を明確で直感的なカテゴリにインテリジェントに分類し、良好なトレンドと懸念事項を区別して、重大なデータギャップがあればフラグを設定します。この初期分類から、プログラムの大まかな健全性を即座に把握できます。
  • 次に、ナラティブを組み立てます。成果が軌道から外れている場合、エージェントは問題を指摘するだけでなく、解決策とともにその問題をとらえます。成果の落ち込みを定量化したうえで、「患者との通話を設定する」といったデータドリブンの具体的なおすすめを提示して、チームが軌道修正できるようにします。さらに、うまくいっている点を強調して、プログラムの成果のエビデンスを明示します。
  • 最後に、クリーンなレポートを配信します。エージェントは条件ロジックをスマートに処理して、関係のないデータを除外します。このため、最終的なサマリーが的を絞った整然としたものになり、すぐさまアクションを実行できます。

Agentforce は、この分析ロジックを直接ワークフローに組み込んで、膨大な未加工データを戦略的なインサイトに変換し、チームがプログラムの有効性を理解して、患者の成果を向上させる的を絞った即時のアクションを実行できるようにします。

ドキュメントの作成から患者とのやり取りまで管理する

この単元では、Agentforce が究極の患者サービスパートナーの役割を果たすところを見てきました。Agentforce は、コンテキストに応じたアウトリーチの作成から、変更点に関する重要なブリーフィングの提示、プロトコルを認識したワンクリック操作のレコード更新まで、給付再確認の全プロセスを管理します。

さらに、重要な初回の通話における熟達した脚本家や、成果の未加工データをアクション可能な戦略的なレポートに変換する鋭いアナリストなど、ほかの役割も担うことを確認しました。

このようにして、インテリジェントなパートナーシップが実現します。エージェントが複雑なロジスティクスをこなすため、チームは患者ケアの中核となる人間的なつながりに集中できます。

次の単元では、患者のジャーニーから提供者リレーションに焦点を移します。商業チームと医療チームが Agentforce を利用して、効果的なやり取りを計画して実行できるようにする方法を見ていきます。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む