Agentblazer ジャーニーを振り返る
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Agentblazer の Champion、Innovator、Legend の各学習パスで学んだすべての概念を確認する。
- 日々の業務や責任において効率を高め、プロセスを合理化するために、学んだ内容をどのように応用できるかを見極める。
- エージェントについて理解したことを共有し、実践経験に基づいて活用方法を説明する。
- AI エージェントを活用して、ほかの人が仕事のやり方を見直すよう促す。
公式な Agentblazer として道を切り開く
お疲れさまでした! Agentblazer Champion、Innovator、Legend のすべてのトレイルを完了しました。日常のビジネス課題に取り組むためにエージェントを活用するまで、あと一歩のところまで来ています。次の業務プロジェクトで新しいスキルを活かす前に、ここで少し時間を取り、このジャーニーを通してどれほど成長したかを振り返って考えてみましょう。最初の Agentblazer バッジに取り組んだときに AI に詳しかった方も、まったくの初心者だった方も、ここまで多くのことを学びました。
Agentblazer Champion: AI の基礎を築く
AI の概念と Salesforce エコシステム内での活用方法について、しっかりと基礎を身につけました。Agentforce の概念について自信を持って説明できるようになり、生産性向上、カスタマーエクスペリエンスの改善、エージェントが支援する人間のストレス軽減など、ビジネスにもたらす影響にも結び付けることができます。この学習パスでは、次のことを学びました。
- 人工知能の基本を学ぶ: 生成 AI、自然言語処理 (NLP)、大規模言語モデル (LLM)、Salesforce による AI の倫理基準など、AI の基本概念について説明できるようになりました。
- Salesforce AI について具体的に学ぶ: データ、AI、CRM がどのように連携するかを理解しました。また、プロンプトの基本事項、Einstein Trust Layer、自律型エージェントなどの利点を認識しました。
- Agentforce について理解する: サービス、セールス、Salesforce モバイルアプリケーションで Agentforce をどのように活用できるかなど、Salesforce の AI 機能について理解しました。
- エージェントを実際に操作しながら学ぶ: Agentblazer Community に参加し、最初のエージェントを構築し、Data Cloud を Agentforce とプロンプトビルダーに接続しました。
Champion として、AI エージェントとは何をするものか、なぜ必要なのかを理解しています。チームの中で、基本を説明したり、エージェントを活用できそうな初期の機会を見つけたりする頼れる存在です。
あなたは、次のことができるようになりました。
- AI 活用の機会を探るワークショップを実施する: 自分の部門でブレインストーミングセッションを主導し、AI エージェントで自動化できそうな反復的で時間のかかるタスクを 3 ~ 5 個特定します。
- AI 活用の日常シナリオのストーリーボードを作成する: 特定のロールの現行ワークフローを整理し、時間短縮や効率向上のために事前構築された AI エージェントが介入できる部分を明確に示します。
- AI の橋渡し役を務める: プロジェクトミーティングで、Einstein Trust Layer の概念を関係者に自信を持って説明し、提案するソリューションでのデータプライバシーや AI の責任ある利用について、チームを安心させます。
- サービスエージェントのデモを行う: 手順に従って構築したエージェントを使って、チームにエージェントの基本的な機能を紹介します。機能に関する簡単な質問に答えながら、テクノロジーがすぐに役立つ可能性を示します。
Agentblazer Innovator: AI を推進する
Innovator のパスでは、AI のビジネス目標を定義し、エージェントをカスタマイズし、信頼性の高い AI ソリューションを組織内でリリースできる能力を身につけました。プロンプトテンプレートの作成、フローの統合、会話型 AI への自動化の組み込みを習熟し、最終的に AI の採用を推進する存在になりました。このパスは、あなたを学習者から、効果的な AI イニシアチブを企画し実行できる積極的な革新者へと成長させました。あなたは、次のことを学びました。
- 組織内で AI を推進する: 信頼できる AI を実現する組織のビジョン、ユースケース、ロードマップ、ガバナンスを定義できます。また、計画作成の重要性、AI プロジェクトのためのデータの準備、Agentforce を使った AI エージェントの責任ある構築と活用方法を理解しました。
- プロンプトビルダーを実際に使ってみる: プロンプトテンプレートを実際に作成し、テストしました。また、「Prompt Builder Templates Superbadge Unit (プロンプトビルダーテンプレート Superbadge 単元)」を通じて、最適なプロンプトを使用することで AI を活用したインサイトやエンゲージメントを大幅に強化できます。★
- Agentforce をカスタマイズしてエージェントをリリースする: Agentforce Builder によってカスタム AI エージェントの設計がどのように簡素化されるかを共有できます。さらに、カスタム Agentforce アクションの設計での主な考慮事項や、フロー、トピック、アクション、カスタムプロンプトモデルを使ってエージェントを強化する方法も理解しました。
- Agentforce を使用してスマートに販売する: Agentforce セールスコーチと SDR を使って、Salesforce がどのようにリアルタイムのコーチングを拡大し、営業担当者をサポートしているかを学びました。自社のビジネスに関するインサイトを使用して、エージェントを設定し、カスタマイズできます。また、最初のセールスエージェントを構築し、セールストークを磨くための専属コーチを営業担当者に割り当てる方法を学びました。
Innovator として、理論から実践へと進みました。ビジネス上の問題に対して、プロンプトビルダーや Flow Builder などの宣言型ツールを活用し、カスタマイズされた効果的なエージェントを構築して解決できます。
あなたは、次のことができるようになりました。
- サービスのケーストリアージを自動化する: インテリジェントに顧客とやり取りし、問題に関する予備情報を収集する Service Cloud エージェントを作成します。エージェントは、人間が介入しなくても、フローを使用してケースレコードを作成し、自動的に優先度とレコードタイプを設定し、適切なキューにルーティングできます。
- オンボーディング用のセールスコーチングエージェントを導入する: 営業担当者を導き、カスタマイズされたアクション可能なフィードバックを提供するAgentforce セールスコーチを設定します。このエージェントは、オブジェクションへの対処や商品のセールストークの改善についてリアルタイムで提案を行い、オンボーディングサイクルを大幅に短縮できます。
- エージェントからフィードバックを得る: AI のインサイトやデータを活用して調整されたアドバイスを提供できるコーチを設定したことで、自身のセールストーク経験をもとに、パーソナライズされたフィードバックを受けながら反復し、改善できます。
Agentblazer Legend: 高度な AI スキルを応用する
Agentblazer Legend として、Agentforce の専門知識の深さを実証しました。エージェントの高度なカスタマイズを行い、テストからリリースまでエンドツーエンドの作業を管理する能力を身につけました。Agentforce ツールと開発手法に関する幅広い理解を活かし、AI 活用のリーダーとして先頭に立てるようになりました。あなたは、次のことを学びました。
- Salesforce 認定 Agentforce スペシャリストになろう: Agentforce スペシャリスト (専門知識を実証する資格) になるための基礎を学びました。テストを無事にクリアしたことで、スキルを発揮する準備ができました。
- 高度なエージェントのカスタマイズを作成する: エージェントの高度なカスタマイズ手法を習得し、プロンプト、フロー、Apex コードを使って動作を調整するタイミングと方法を学びました。また、Flow Builder と Apex for Agentforce の Superbadge で実践経験を得ました。
- エージェントのデータを管理する: エージェントのデータを効果的に管理するスキルを身につけ、Data Cloud を活用してパーソナライズされたエクスペリエンスを提供し、エージェントを関連するデータでグラウンディングし、非構造化データを使って精度と信頼性を向上させる方法を理解しました。
- エージェントをテストおよび監視する: Agentforce の堅牢なテスト計画を作成する方法、Agentforce テストセンターを使用して信頼性を確保する方法、分析ツールや監視ツールを使用してエージェントのパフォーマンスを継続的に向上させる方法を学びました。
- エージェントを Slack にリリースする: エージェントを Slack にリリースするスキルを習得し、従業員が日常業務でエージェントにアクセスできるようにし、さらに Agentforce から直接 Slack ワークフローをトリガーできるようになりました。
- Agentforce ツールで開発する: Agentforce での高度な開発に取り組み、Agentforce DX を使ったエージェントの作成、エージェント API を介したエージェントとのやり取り、Models API を使用した AI モデルへの接続などを学びました。また、「開発者向け Agentforce」Trailblazer Community も確認しました。
Legend として、複雑なエンタープライズ向けエージェントソリューションを構築、管理、拡張し、組織全体でシームレスに統合しながら、高度なカスタマイズやガバナンスにも対応できます。
あなたは、次のことができるようになりました。
- Apex を使用してエージェントを外部システムと統合する: Apex アクションを使用するエージェントを開発し、外部 API と接続します。たとえば、サービス担当者が Salesforce 内で直接、サードパーティの物流業者からリアルタイムの追跡情報を取得できる配送状況エージェントがあります。
- 人事ヘルプデスクエージェントを Slack にリリースする: エージェントを構築して、会社のプライマリ Slack ワークスペースにリリースします。従業員は有給休暇の残数、給付の登録、経費ポリシーなどについて質問でき、エージェントはそれに直接回答したり、HR チームに正式な申請を開始する Slack ワークフローをトリガーしたりできます。
- エージェント開発ライフサイクルを使用して本番環境で稼働可能なエージェントを構築する: 成功を土台にして戦略を策定および実行し、AI のサポートを最大限に活かします。これには、Agentforce テストセンターでの堅牢なテスト計画の作成、エージェントのパフォーマンスと ROI を追跡する監視ダッシュボードの構築、すべてのエージェントのエンドツーエンド開発ライフサイクルの管理などが含まれます。
- エージェントのリリースを自動化する: Agentforce DX などの開発者ツールを使用して、複雑なエージェントのソースコードをバージョン管理システムで管理します。継続的インテグレーション/継続的リリースパイプラインを構築し、Sandbox から本番環境へのエージェント更新のテストと昇格を自動化することで、エンタープライズグレードの安定性と拡張性を確保できます。
AI に最初の一歩を踏み出す Champion であれ、変化を推進する Innovator であれ、複雑なエージェント戦略を立てる Legend であれ、Agentblazer になることで、AI 活用社会で成功するための実践的なスキルと実世界のノウハウが身につきます。また、このジャーニーで学んだ概念を復習したい場合は、いつでも Agentblazer Champion、Innovator、Legend の各学習パスを見直すことができます。
学習した内容を振り返る
Legend として、あなたはエージェント活用の未来を切り拓くためにスキルを活かすだけでなく、自身の経験やヒントを共有し、仲間を導くリーダーです。
これまでのジャーニーを振り返りながら、次の質問について考えてください。
- Legend であることをどう感じますか? 学習を通じて特に印象に残ったことは何ですか?
- 新しいスキルをどのように活かしていきたいですか? どのようなものを構築したいと考えていますか?
- Agentblazer ステータスの獲得に挑戦しようとしている人に向けて、どのようなヒント、ベストプラクティス、アドバイスがありますか?
これらのことについて考えた上で、自分らしい形で振り返りを共有してください。
- Slack の Agentblazer Community 内の Celebrations チャンネルで振り返りを共有する (Legend Reflection ワークフローを使って共有できます)。
- Trailhead の Agentblazer Community 内で振り返りを共有する。
- LinkedIn などのソーシャルネットワークに振り返りを投稿する。
- 組織のコミュニケーションチャネルを使用して同僚やチームメイトと共有する。
- 自分自身や友人にダイレクトメッセージを送信する。
振り返りを共有したかどうかを確認することはありませんが、ぜひ共有することをお勧めします。結局のところ、他者を鼓舞するのが真のレジェンドです。