Skip to main content

Flex プロンプトテンプレートを構築する

学習の目的

このプロジェクトでは、次のことを行います。

  • プロンプトビルダーを使用して Flex プロンプトテンプレートを作成する。
  • Flex プロンプトテンプレートで使用するテンプレートトリガープロンプトフローを作成する。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

始める前に

このモジュールを始める前に、次の推奨コンテンツを完了することを検討してください。

はじめに

プロンプトビルダーの Flex プロンプトテンプレートは、Einstein 生成 AI と LLM (大規模言語モデル) を使用して、PDF、ソーシャルメディア投稿、ニュースレター、メール、レコード項目などのテキストの作成を自動化する汎用性のある効率的な方法を提供します。プロンプトビルダーのセールスメールプロンプトテンプレートや項目生成プロンプトテンプレートとは異なり、Flex テンプレートにはあらかじめ定義されたエントリポイントがありません。つまり、組織内の任意のオブジェクトを選択してテンプレートで使用し、完成したプロンプトをユーザーが適切と判断した状況に適用できます。Apex、Flow、REST API、Copilot のどれを使用しても、Flex テンプレートはニーズに合うように設計されています。

このプロジェクトでは、プロンプトビルダーで Flex プロンプトテンプレートを作成してテストする方法を学習します。また、フローを使用してプロンプトの応答を改善し、大規模なデータセットを効果的に処理する方法も学びます。あなたの仕事は、Coral Cloud Resort という人気リゾートのニュースレターをデザインし、お客様の滞在中に施設で実施されているイベントを紹介することです。

Einstein AI を含むカスタム Playground にサインアップする

このプロジェクトを完了するには、Einstein AI とサンプルデータを含む、特別な 14 日間有効のカスタム Playground が必要です。

  1. この単元の最初にある [パスワードのリセットメールを受信できます] チェックボックスをまだクリックしていない場合は、クリックしてください。
  2. [Playground を作成] をクリックします。
  3. 指示に従います。
メモ

このカスタム Playground は、このバッジの Challenge に対応するよう設計されているため、他のバッジでは機能しない可能性があります。使用している Trailhead Playground または特別な組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

「Einstein AI を使用して生産性を向上させる」トレイルに取り組んでいる場合、次の Trailhead プロジェクトにもこの組織を使用します。

体験データを追加する

プロンプトビルダーを開始する前に、テストデータとして使用するために 2 つのリゾートイベントを作成しましょう。

  1. カスタム Playground で、アプリケーションランチャー アプリケーションランチャーアイコン をクリックし、検索バーに Experience (体験) と入力します。[Experiences (体験)] をクリックします。
  2. [New (新規)] をクリックします。
  3. [Experience Name (体験名)] に Family Karaoke Night (ファミリーカラオケナイト) と入力します。
  4. [Activity Level (アクティビティレベル)] 項目で [Low (低)] を選択します。
  5. [Capacity (定員)] 項目に 50 と入力します。
  6. [Default Start Time (デフォルトの開始時刻)] は [6:00 PM (6:00 午後)] を選択します。
  7. 次のテキストを [Description (説明)] 項目に貼り付けます。
Join us for Family Karaoke Night and sing your heart out with your loved ones! It's a fun-filled evening where you can showcase your talent, laugh together, and create unforgettable memories.
  1. [Duration (所要時間)] に 2 と入力します。
  2. [Location (場所)] 項目に Melody Lounge (メロディーラウンジ) と入力します。
  3. [Type (種別)] ドロップダウンメニューから [Family & Kids’ Activities (ファミリー & お子様向けアクティビティ)] を選択します。
  4. [Save & New (保存 & 新規)] をクリックします。
  5. [Experience Name (体験名)] 項目に Sunrise Yoga (サンライズヨガ) と入力します。
  6. [Activity Level (アクティビティレベル)] 項目で [Medium (中)] を選択します。
  7. [Capacity (定員)] 項目に 35 と入力します。
  8. [Default Start Time (デフォルトの開始時刻)] は [7:00 AM (7:00 午前)] を選択します。
  9. 次のテキストを [Description (説明)] 項目に貼り付けます。
Start your day with Sunrise Yoga on the beach, where you can stretch under the warm morning sun and listen to the soothing sound of the waves. It's the perfect way to feel refreshed and ready for a fun day ahead!
  1. [Duration (所要時間)] に 1 と入力します。
  2. [Location (場所)] 項目に Cocoa Shore (ココアショア) と入力します。
  3. [Type (種別)] ドロップダウンメニューから [Fitness & Exercise (フィットネス & エクササイズ)] を選択します。
  4. [Save (保存)] をクリックします。

Flex テンプレートを作成する

データの準備ができましたので、Flex プロンプトテンプレートを作成しましょう。このステップでプロンプトの基盤を作成します。独自のプロジェクトで Flex テンプレートを設定するときには、API 名は慎重に選んでください。この API 名は Apex またはフローを使用するテンプレートで使用されます。

  1. 歯車アイコン をクリックして [Setup (設定)] をクリックします。
  2. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Einstein Setup (Einstein 設定) と入力し、[Einstein Setup (Einstein 設定)] をクリックします。
  3. [Turn on Einstein (Einstein を有効化)] を [On (オン)] に切り替えて、画面を更新します。(Playground で Einstein をすでに有効にしている場合は、このステップを省略します。)
  4. 歯車アイコン をクリックして [Setup (設定)] をクリックします。
  5. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに prompt (プロンプト) と入力し、[Prompt Builder (プロンプトビルダー)] をクリックします。
  6. [New Prompt Template (新規プロンプトテンプレート)] をクリックします。
  7. 次のように選択して、テンプレートの設定を完了します。
    • Prompt Template Type (プロンプトテンプレート種別): Flex
    • Prompt Template Name (プロンプトテンプレート名): New Guest Newsletter (新規来館者向けニュースレター)
    • API Name (API 参照名): New_Guest_Newsletter
    • Template Description (テンプレートの説明): Newsletter for incoming resort guests. (リゾートにご到着のお客様向けニュースレター)
  8. Flex テンプレートには、最大 5 つのリソースを追加できます。[Define Sources (リソースを定義)] で、オブジェクト種別を指定して 2 つのリソースを追加します。1 つ目のリソースは次のように入力します。
    • Name (名前): Reservation (予約)
    • API Name (API 参照名): Reservation
    • Source Type (ソース種別): Object (オブジェクト)
    • Object (オブジェクト): External Reservation (外部予約)
  9. 2 つ目を追加するために、[Add Resources (リソースを追加)] をクリックして次のように入力します。
    • Name (名前): Experience (体験)
    • API Name (API 参照名): Experience
    • Source Type (ソース種別): Object (オブジェクト)
    • Object (オブジェクト): Experience (体験)
  10. [Next (次へ)] をクリックします。プロンプトテンプレートワークスペースにリダイレクトされます。

プロンプトを作成する

このシナリオでは、リゾートのニュースレターをすぐに作成できるようにプロンプトを用意してあります。お客様の予約情報とリゾート体験の詳細の差し込み項目が含まれています。効果的なプロンプトを作成する方法についての詳細は、「プロンプトの基本事項」バッジを参照してください。

次のテキストをプロンプトテンプレートワークスペースに貼り付けます。

You're the Director of Fun at Coral Cloud Resort writing a newsletter to welcome {the new guest} and inform them of upcoming activities during their stay. The purpose of the newsletter is to get guests excited about staying at the resort. When I ask you to create the newsletter, you must strictly follow my instructions below.


Instructions:
"""
Introduce the resort in a newsletter no longer than three paragraphs.
Inform the guests about their reservation using the following details:


Check In: {Check-in Date}
Check Out: {Check-out Date}
Room Selection: {Room Type}


Include a bulleted list of the experiences available during guests stay, including the description and the locations. The experiences are as follows:
Experience Name: {Experience Name}
Experience Location: {Experience Location}
Experience Details: {Experience Details}


Use clear and straightforward language using the active voice and strictly avoiding the use of filler words and phrases and redundant language. Be conversational.
Do not attribute any negative traits in the summary.
End with a call to action for readers to look at our website for these offers.
"""


Now create the newsletter.

差し込み項目を追加する

新規プロンプト内で、差し込み項目 (中括弧で囲まれたテキスト) はコンテキストを追加します。プロンプトビルダーでは、[Resource (リソース)] 選択リストからリソースを選択して、CRM、Data Cloud、または (Data Cloud を介して) 外部ソースから関連データを簡単に取り込むことができます。次はその設定を行います。

リソースのリストが表示されている [Resources (リソース)] 選択リスト。Flows (フロー)、Apex、Current Organization (現在の組織)、Current User (現在のユーザー)、Reservation (予約)、Experience (体験)

  1. プロンプト内で {the new guest} というテキストを見つけて削除します。次の手順でテキストを適切な差し込み項目に置き換えます。
    • [Resource (リソース)] 項目をクリックし、[Reservation (予約)] > [External Guest (外部のお客様)] > [First Name (名)] を選択します。
  2. プロンプト内で {Check-in Date} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Reservation (予約)] > [Check-in Date (チェックイン日)] を選択します。
  3. プロンプト内で {Check-out Date} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Reservation (予約)] > [Check-out Date (チェックアウト日)] を選択します。
  4. プロンプト内で {Room Type} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Reservation (予約)] > [Room Type (部屋タイプ)] を選択します。
  5. プロンプト内で {Experience Name} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Experience (体験)] > [Experience Name (体験名)] を選択します。
  6. プロンプト内で {Experience Location} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Experience (体験)] > [Location (場所)] を選択します。
  7. プロンプト内で {Experience Details} というテキストを見つけて削除します。
    • [Resource (リソース)] 項目で [Experience (体験)] > [Description (説明)] を選択します。
  8. [Models (モデル)] で [OpenAI GPT 4] を選択します。
  9. [Save (保存)] をクリックします。

プロンプトテンプレートは次のようになります。

差し込み項目が適切に追加された Flex プロンプトテンプレート。

お疲れさまでした。プロンプトテンプレートが完成し、テストする準備ができました。

プロンプトをテストする

[Preview (プレビュー)] ウィンドウに、テストデータの [Experience (体験)] と [Reservation (予約)] という 2 つの項目があります。ここでプロンプトテンプレートに提供するテストデータを選択し、生成された応答がどのように表示されるかを確認できます。

  1. [Reservation (予約)] 項目に er と入力します。予約を選択します。
  2. [Experience (体験)] 項目に Sun と入力します。[Sunrise Yoga (サンライズヨガ)] を選択します。
  3. [Preview (プレビュー)] をクリックします。プロンプトテンプレートの出力を確認します。

[Response (応答)] セクションに、予約データと体験データを使用してお客様向けのニュースレターがどのようにパーソナライズされたかを確認できます。ただし、リゾートでは複数のイベントが実施されています。ニュースレターでは、他のイベントについても紹介したいと考えています。次のステップでは、フローを使用してコンテンツ (この場合はお客様向けの体験) を追加する方法を学習します。

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む