Skip to main content

ユーザーがダッシュボードの結果を絞り込めるセレクターの追加

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • 4 種類の選択ベースの検索条件ウィジェットを挙げる。
  • ダッシュボードにグローバル検索条件を追加する。

Analytics ダッシュボードでの検索条件の探索

ダッシュボードに検索条件ウィジェットを追加すると、ユーザーがデータをさまざまな切り口から分析し、結果を異なる角度から検討できます。たとえば、ダッシュボードの結果を特定の営業担当や商品ラインに絞り込むことができます。検索条件ウィジェットには次の 2 種類があります。

  • グローバル検索条件パネルウィジェット 
  • グローバル検索条件パネルウィジェットには複数のグローバル検索条件を追加できます。ダッシュボードの複数のクエリに同じ検索条件を適用するには、グローバル検索条件を使用します。たとえば、担当者のパフォーマンスを比較する目的でダッシュボードに各人のグラフがある場合、すべてのグラフに同じ検索条件を適用すれば、同一条件で比較できます。グローバル検索条件を適用するクエリを指定することや、ユーザーがダッシュボードを参照中にグローバル検索条件を変更可能にすることができます。
  • 選択ベースのウィジェット 
  • グローバル検索条件と同様に、選択ベースのウィジェットの検索条件もダッシュボードを閲覧しているユーザーが変更できます。グローバル検索条件ウィジェットと異なる点は、これらのウィジェットの選択内容によって選択バインドがトリガーされ、他のクエリパラメーター (基準、グループ化など) やウィジェットのプロパティ (基準線など) が動的に変更される可能性のあることです。
バインドについては次の単元で説明します。ダッシュボードデザイナーには、日付、リスト、範囲、切り替えの 4 種類の選択ベースのウィジェットがあります。 
  • 日付ウィジェットは、日付の絞り込みに使用します。
  • リストや切り替えウィジェットは、ディメンションの絞り込みに使用します。
  • 範囲ウィジェットは、基準の絞り込みに使用します。
この単元では、グローバル検索条件を使用して、Laura や営業担当がダッシュボードを表示したまま、さまざまな質問に答えられるようにします。

各営業担当のパフォーマンスを確認

各営業担当のパフォーマンスを参照するために、Laura はダッシュボードを営業担当別に絞り込めるようにする必要があります。たとえば、Laura が Dennis の目標達成を支援するには、Dennis の進行中の商談と成立した商談の金額を参照し、商談レコードを参照する必要があります。

営業担当の検索条件を追加しましょう。

  1. 編集モードで、[検索条件] ウィジェットをダッシュボードキャンバスのグラフの上にドロップします。赤いボックスが表示されます。このボックスは、グラフウィジェットのデフォルトのサイズを示しています。赤い色はここに配置できないことを表します。ダッシュボード上にウィジェットを重ねることはできません。ウィジェットを別のウィジェットの上にドラッグしようとすると表示される赤いボックス。
  2. ウィジェットをドラッグしながら Shift をタップすると、リフローが有効になり、既存のウィジェットが下に移動してスペースができます。次に、[Sales Performance Datasets (営業パフォーマンスデータセット)] テキストウィジェットとグラフウィジェットの間にパネルウィジェットを配置します。検索条件ウィジェットをダッシュボード全体に拡大します。
  3. ユーザーが営業担当を絞り込めるようにするには、[検索条件] ウィジェットをクリックして、[DTC Opportunity (DTC 商談)] データセットと [Opportunity Owner (商談所有者)] 項目を選択します。
  4. [作成] をクリックして、このデータセット項目に基づいて検索条件を作成します。
  5. 右側の [検索条件] ウィジェットプロパティで、[すべてのグローバル検索条件] を選択します。
  6. ダッシュボードへの変更を保存します。ダッシュボードを参照するユーザーが、この検索条件を使用して特定の営業担当に注目することができるようになりました。[Opportunity Owner (商談所有者)] 検索条件が表示されているダッシュボード。

メモ

検索条件のタイトルを更新するには、[グローバル検索条件を管理] ボタンをクリックします。検索条件のタイトルを「Opportunity Owner (商談所有者)」ではなく「Sales Rep (営業担当)」にするには、[グローバル検索条件を管理] をクリックしてから、検索条件の横にある鉛筆をクリックして名前を変更します。

パイプラインの状況の確認

Laura は、営業担当ごとにさまざまなパイプラインフェーズを分析し、各フェーズに十分な商談があって、パイプが枯渇しないかどうかを確認できます。営業担当がリードを商談成立へと移行することを支援したり、[商談成立] フェーズに基づいて、誰がすでに目標を達成したかを調べたりすることもできます。
  1. 検索条件ウィジェットパネルの [グローバル検索条件を管理] をクリックします。
  2. [DTC Opportunity (DTC 商談)] データセットの横にあるプラス記号をクリックします。[Stage (フェーズ)] を選択して、[作成] をクリックします。
  3. ダッシュボードを保存します。
次のセクションでは検索条件を追加して、Laura が各商品ラインを分析できるようにします。

各商品ラインの状況を確認

商談所有者とフェーズの検索条件は作成済みですが、商品ファミリー別に絞り込むことができれば、営業チームが各商品ラインの販売に集中しやすくなります。[Product Family (商品ファミリー)] 項目に基づく別のグローバル検索条件を追加します。以前の検索条件と同様に、検索条件は選択しません。次のセクションでは商談規模で検索条件を追加し、Laura と営業担当が、より有利な商談に集中できるようにします。

これらの商談の金額は?

金額基準に基づいて検索条件を構築し、営業担当が目標を最速で達成できる案件、つまり百万ドルを超える商談などに集中できるようにしましょう。

  1. [Amoun (金額)] 項目に基づく別のグローバル検索条件を追加します。
  2. [グローバル検索条件を管理] をクリックします (メモ: 既存の検索条件のいずれかをクリックすると [グローバル検索条件を管理] にアクセスできます)。
  3. [DTC Opportunity (DTC 商談)] データセットの横にあるプラス記号をクリックします。[金額] をクリックし、[作成] をクリックします。
  4. 検索条件ウィジェットをクリックして、ウィジェットプロパティに戻ります。
  5. [タイトルを表示] を選択して、検索条件のタイトルを追加し、グローバル検索条件をバンドルします。
  6. パネルウィジェットのグローバル検索条件の右側にある余白をなくすには、ウィジェットの [行あたりの検索条件数] プロパティを [4] に設定します。すべてがダッシュボードに収まるように、検索条件、グラフ、総計値のサイズを変更します。グローバル検索条件パネルウィジェットの各行に 4 つの検索条件が表示されます。
  7. ダッシュボードを保存します。

先ほどは、Laura がチーム全体の進行中の商談、成立した商談、不成立だった商談の金額を特定できるようにしました。また、営業担当をランク付けし、パフォーマンスが低い営業担当を特定するグラフも作成しました。さらに、各商談レコードの詳細を表示するテーブルを作成しました。

追加したグローバル検索条件のおかげで Laura はこのすべての情報を営業担当、フェーズ、商品ファミリー、商談金額別に分析できるようになりました。あなたが作成したルールを使用して、Laura はチームの各メンバーの進捗状況を追跡できます。たとえば、検索条件を使用して、Irene Kelley が成立させた 25 万ドル以上の商談を参照することができます。これらの商談だけで Irene はすでにボラボラへの切符を手に入れたようです。Irene は荷造りを始めた方が良さそうですね。 [Sales Performance (営業パフォーマンス)] ダッシュボードに、Irene Kelley の 25 万ドル以上の成立した商談が表示されています。

次の単元では、さまざまな角度からビジネスを分析できるように、これらのウィジェットを相互に連携させて、ダッシュボードの焦点を変更する方法を学習します。

無料で学習を続けましょう!
続けるにはアカウントにサインアップしてください。
サインアップすると次のような機能が利用できるようになります。
  • 各自のキャリア目標に合わせてパーソナライズされたおすすめが表示される
  • ハンズオン Challenge やテストでスキルを練習できる
  • 進捗状況を追跡して上司と共有できる
  • メンターやキャリアチャンスと繋がることができる