データペインとアナリティクスペインを使用する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- データペインに何が含まれるのかを説明する。
- メジャーとディメンションを区別する。
- アナリティクスペインから何ができるのかを説明する。
データ: 全体像を把握する
いよいよ、Tableau を使用してデータで全体像を描いていきます。
全体像を描く前に、再度、どのようなツールを使用する必要があるかを確認しておきましょう。ワークブックの左側にある [データ] ペインと [アナリティクス] ペインを使用して、データフィールドと分析ツールの状況を調べます。サイドバーの上部にあるタブをクリックして、[データ] ペインと [アナリティクス] ペインを切り替えます。データのビューを作成するには、以下のフィールドとツールを使用します。
データペイン: データ満載のパレット
データに接続し、Tableau でデータソースを設定するとすぐに、データソースの接続とフィールドが [データ] ペインに表示されます。Tableau ワークブックがキャンバスなら、[データ] ペインはパレットです。ここにあるフィールドを使用して全体像を表現する、つまりビジュアライゼーションを作成します。
現在のデータソース接続は、[データ] ペインの上部に表示されます。利用可能な接続が複数ある場合は、作業を開始する接続をクリックすると、その接続のフィールドが表示されます。
メジャーとディメンション
[データ] ペインでは、データは自動的に 2 種類のフィールドに分類されます。
- メジャー: 数えたり測定したりできる値です。温度、利益、頻度はすべてメジャーです。デフォルトでは、数値を含むフィールドはメジャーになります。
- ディメンション: データの分類、セグメント化、表示に使用できる値です。地域、色、年齢範囲はすべてディメンションです。デフォルトでは、テキスト、日付、またはブール値を含むフィールドはディメンションになります。
メジャーとディメンションは、viz を作成するために使用するフィールドです。このようにフィールドを分類することで、何を測定して比較できるかを判断できるようになります。また、次のような提起される質問に簡単に答えられるようになります。
- このカテゴリでどのくらい成長したか?
- 各グループの規模は?
- 定義した各セグメントは全体の何パーセントを占めているか?
ディメンションとメジャーをより深く理解するには、「ディメンションとメジャー、青と緑」を参照してください。
セットとパラメーター
データソースによっては、[データ] ペインにセットとパラメーターが表示される場合もあります。また、必要に応じて、新しいセットとパラメーターを作成できます。セットはデータのサブセットであるフィールドで、パラメーターはビューを操作する際にプレースホルダーとして機能する特定の値です。詳細は、「セットの作成」と「パラメーターの作成」を参照してください。
アナリティクスペイン: ビューにさらに機能を追加する
機能をさらにビューに追加しようとする場合は、[アナリティクス] ペインのツールに移動します。[データ] ペインの上部で、[アナリティクス] タブをクリックします。データにすばやく意味を持たせるためのツールを見つけることができます。
選択するツールは、データで何を示したいかによって異なります。[アナリティクス] ペインから、平均リファレンスライン、ボックスプロット、傾向線、予測などのアイテムを viz にドラッグできます。
ビューにアナリティクスオブジェクトを追加する
アイテムを [アナリティクス] ペインから追加する場合は、アイテムをビューにドラッグするだけです。ここからアイテムをドラッグして、テーブル、ペイン、またはセルにドロップしようとすると、そのアイテムをドロップできる場所が表示されます。選択の範囲は、アイテムの種類と現在のビューによって異なります。
単純なケースでは、ドロップターゲット領域で次の 3 つのオプションが提供されます。
テーブル、ペイン、セルという各用語は、追加するアイテムの範囲を定義します。
これで、[データ] ペインと [アナリティクス] ペインについて理解できました。次は、ワークスペースの残りの部分について、およびフィールドを追加する場所によって表示にどのような影響があるのかについて説明します。