Tableau Desktop について知る
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Tableau Desktop ワークスペースの各部分を挙げる。
- Tableau でのビジュアライゼーションの要素を説明する。
Tableau インターフェースの外観は?
Tableau の人気の秘密は、その直感的でユーザーフレンドリーなインターフェースにあります。それでも、Tableau を初めて使用する場合は、さまざまなペインやアイコン、新しい用語に戸惑うこともあるかもしれません。このモジュールでは、ワークスペースを理解することで、魅力的でインパクトのあるデータビジュアライゼーションをあっという間に構築できるようになります。
Tableau Desktop を開くと、ワークブックファイルが自動的に作成されます。ワークブックにはすべての作業が保持され、1 つ以上のシートが含まれています。シートはワークシート、ダッシュボード、またはストーリーのいずれかです。右側の空白のキャンバスで、ビジュアライゼーション (「ビュー」または「viz」とも呼ばれる) を作成します。もちろん、メニューやツールバーといったおなじみの要素だけでなく、データペイン、カード、シェルフといった、あまり見慣れない要素もあります。
下記のワークスペース領域を参考にして、それぞれの領域を詳しく見ていきましょう。
1) ワークブック名: Tableau ワークブックは Microsoft® Excel® ワークブックと似ています。1 つ以上のワークシート (またはダッシュボードやストーリー) を含めることができ、すべての作業が保持されます。他のファイルと同様に、保存と共有が可能です。Tableau を開くと、空白のワークブックが自動的に作成されます。
2) カードとシェルフ: データをビューに追加するには、ワークスペースのカードとシェルフにフィールドをドラッグします。フィールドをシェルフやカードに配置することで、ビジュアライゼーションの構造を構築できます。特定のカードとシェルフについては、後の単元で詳しく学習します。
3) ツールバー: コマンドや分析およびナビゲーションツールにアクセスするには、ツールバーを使用します。各ツールバーボタンの説明については、こちらの「Tableau ツールバーボタンリファレンス」を参照してください。
4) ビュー: ビューはビジュアライゼーション (「viz」とも呼ばれる) を作成するワークスペース内のキャンバスです。完成したビジュアライゼーションには、チャート、グラフ、マップなどが含まれることがあります。
5) このアイコンをクリックするとスタートページに移動し、ここでデータに接続できます。
6) サイドバー: ワークシートのサイドバーには、[データ] ペインと [アナリティクス] ペインが含まれています。サイドバーは、必要に応じて、展開したり折りたたんだりできます。
7) このタブをクリックすると、[データ ソース] ページに移動し、データが表示されます。
8) ステータスバー: ステータスバーには現在のビューに関する情報とメニュー項目の説明が表示されます。たとえば、上記のステータスバーはビューに 192 のマークが 3 行と 16 列で表示されています。また、ビューのすべてのマークの SUM(Profit) が $286,397 であることを示しています。
9) シートタブ: タブは、ワークブック内の各シートを表します。これには、ワークシート、ダッシュボード、またはストーリーが含まれます。
ビューとは?
データビューは、ワークスペース内の視覚的な分析が含まれている部分です。ビューには、チャート、グラフ、マップ、プロット、またはテキストテーブルを含めることができます。ビューを作成するには、フィールドをデータペインからワークスペースのカードやシェルフにドラッグしてドロップします。すべてのビューは、ヘッダー、軸、ペイン、セル、マークという各コンポーネントで構成されています。これに加えて、タイトル、キャプション、フィールドラベル、凡例を表示するか非表示にするかを選択することもできます。
1) フィールドラベル: 行シェルフと列シェルフに追加されたフィールドのラベル。フィールドのメンバーを示します。たとえば、[カテゴリ] は、[家具]、[Office Supplies (事務用品)]、および [テクノロジー] の 3 つのメンバーを含むフィールドです。
2) タイトル: ワークシート、ダッシュボード、またはストーリーに指定する名前。タイトルはワークシートとストーリーに自動的に表示され、ダッシュボードではオンにすることで表示できます。
3) マーク: ビューに含まれるフィールド (ディメンションおよびメジャー) の交差点を示すデータ。マークは線、棒、形状、マップなどを使用して表されます。
4) 凡例: データがビューでどのようにエンコードされているかを説明するキー。たとえば、ビューで形状や色を使用する場合、凡例で各形状や色が何を表すかを説明します。
5) 軸: メジャー (定量的な、数値情報を含むフィールド) をビューに追加したときに作成されます。Tableau では、デフォルトでこのデータの連続軸が生成されます。
6) ヘッダー: フィールドのメンバー名。
7) キャプション: ビュー内のデータを説明するテキスト。キャプションは自動的に生成され、オンとオフを切り替えることができます。
Tableau Desktop の全体的なレイアウトをを理解できたところで、次の単元に進み、ワークスペースの左側について学習しましょう。