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Salesforce Starter でビジネスの成長を実現

営業、サービス、マーケティングをカバーする 1 つのアプリで顧客との関係を深める

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予想時間

プラットフォームの使用事例の確認

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • プラットフォームの簡単なユースケースについて説明する。
  • 複数の部署間でプラットフォームを使用する理由を見つける。

少ない労力で大きな影響

Salesforce Platform を使用すれば、手際よく業務を進められるようになります。たとえば、以前は手作業で行っていた作業をより合理化されたプロセスや自動化プロセスに置き換えれば、処理が加速します。ここで少し立ち止まって、Salesforce Platform でどのようにビジネスを加速できるかについて話しましょう。

このプラットフォームの利用法を習得する際は、まず大きなインパクトがありながら、簡単に実装できるプロジェクトに取り組むようにします。理想論に聞こえますが、このプラットフォームは、最小の労力で大きな変化を起こす多くの機会をもたらします。

では、Dreamhouse の例を検討してみましょう。現在、Michelle と同僚のブローカーはさまざまな方法で新しい物件をインベントリに追加しています。外部のデータソースからデータをインポートすることもあれば、新規物件のリスティングレコードを手作業で作成することもあります。このため、価格や面積といった詳細の書式など、データの入力方法に一貫性がなく、情報が不足していることも少なくありません。情報が一貫していないため、Michelle をはじめとするブローカーがクライアントに物件の正確な情報を伝えることが難しくなっています。

メールに圧倒されている様子の Michelle。

このような場合に Salesforce Platform がどのように役立つのでしょうか? 前の単元で、D’Angelo が各物件の詳細項目を設定した Property (物件) カスタムオブジェクトを作成しました。ここでは、情報の欠如が最小限に抑えられ、書式が標準化され、Michelle らのブローカーが物件について簡単に協議したり、購入希望者に説明したりできるような方法であらゆる詳細を取得する、新規物件リスティングのワークフローを作成したいと考えています。そこで、D’Angelo は Flow Builder というツールを使用して、Dreamhouse のブローカーが新しいリスティングを作成し、適切な詳細をすべて入力するための画面フローを作成します。

物件の詳細を収集するために使用するフローの例。

続いて、プロンプトビルダーというツールを使用してこのフローをさらに向上させます。プロンプトビルダーはローコードの AI ビルダーで、Einstein 1 Studio の生成 AI ツールスイートの一部です。プロンプトビルダーを使えば、カスタム AI プロンプトを作成して Dreamhouse のデータや顧客データでグラウンディングし、大規模言語モデル (LLM) と通信して、パーソナライズされたメールやカスタマーサービスの返信などを生成できます。D’Angelo は、Dreamhouse のブローカーと協議のうえ、購入希望者が特定のどの物件に関心を示したかに基づいて、新規物件に関するメールを生成してカスタマイズするプロンプトテンプレートを作成します。

メモ

Trailhead Playground では Einstein 1 Studio の製品や機能が有効になっていません。プロンプトビルダーを実際に使ってみたい場合は、Trailhead の「クイックスタート: プロンプトビルダー」モジュールを確認してください。

1 つのカスタムオブジェクトを作成し、ローコードツールや生成 AI ツールを使用すれば、組織のコラボレーション方法を刷新できます。少ない労力で大きな影響があります。

プラットフォームを使用して開発を開始するときには、次のようなプロセスがないか注意します。

  • 大量のメールをやり取りしてコラボレーションする
  • スプレッドシートを利用する
  • ローカルドキュメントを共有する
  • 時間集約型かつ反復型の手動手順が含まれる
  • 少数の部門にしか影響を与えない (まだ学習中の場合は、関係者数を最小限にする必要があります)

こうした特質を持つプロセスは、Salesforce Platform 導入後の早い時期に取り組むプロジェクトとして適しています。

プラットフォームのその他のユースケース

Dreamhouse Realty では Salesforce を使用して、不動産エージェントが住宅を効率的に販売できるようにしています。プラットフォームをカスタマイズすることで、営業部門だけでなく、他のビジネスタスクの多くも支援できます。

では、Dreamhouse が他にどのような方法で Salesforce を活用しているか見てみましょう。

プラットフォームの人事部門でのユースケース

Dreamhouse の人事部門で働く Julian は危機的状況に陥っています。数十件の求人に対して、数百件の応募があります。応募者が採用された後は、トレーニングを準備して、ハードウェア申請を送信しなければなりません。こうした作業すべてで多くのデータが作成されます。Julian はそのすべてを管理するのに四苦八苦しています。

そこで D'Angelo が救いの手をさしのべます。

D'Angelo は Salesforce Platform を使用して、Dreamhouse の人事担当者が採用からオンボーディングまでのプロセスを合理化して自動化するカスタムアプリケーションを作成できます。このカスタマイズアプリケーションでは、次のような操作が可能です。

  • 求人をリストする。
  • 求人ごとに応募者を保存する。
  • 採用マネージャーに自動アラームを送信する。
  • オリエンテーション計画とトレーニング計画を保存する。
  • 機器の注文を管理する。
  • 従業員の休暇を管理する。

このプラットフォーム上で作成される他のアプリケーションと同様に、D'Angelo が作成する人事アプリケーションは、Salesforce モバイルアプリケーションでも使用できます。そのため、人事担当者は、オフィスでも、人材募集説明会で外出していても、応募者と新入社員を管理できます。前述の物件作成ワークフローと同様に、プラットフォームのどのアプリケーションも Flow Builder や Einstein 1 生成 AI のようなツールを使用できます。D’Angelo はさらにプロンプトビルダーを利用して、応募者の情報を要約したり、採用予定者の活動を生成したり、AI 生成のアウトリーチメールを作成したりすることができ、このすべてが生産性の向上につながります。優れものですよね?

プラットフォームの IT 部門でのユースケース

IT 部門の Regina も疲れ果てています。大量の IT チケットが絶えず送られてきて、どの問題も緊急に見えます。誰に頼めば、この激流のようなチケットをさばくのを助けてくれるでしょうか?

もうおわかりですね。身近にいる親切な Salesforce システム管理者 D'Angelo です。

CRM と同じ場所に IT チケットシステムを構築すると、多くの利点があります。そこにはすでにユーザーと情報のすべてがあります。ユーザーごとのケース追跡や、IT 部門と従業員間のコラボレーション促進ができます。

他にも Salesforce Platform を使用して IT 部門を合理化する方法として次のようなものがあります。

  • レポートとダッシュボードを作成して要求を集計し、分析する。
  • 要求の受信時、完了時、更新時に確認メールを生成する。
  • 受信要求をキューに追加して適切なチームに転送するフローを作成する。
  • 従業員の要求を取得する画面フローを作成し、よくある問題の知識ベースを作成する。
  • 従業員のハードウェア資産を管理する。

合理化された IT プロセスにより、ユーザーの満足度は向上し、IT 部門は個別のシステムの保守ではなく、インフラストラクチャの構築により多くの時間を割けるようになります。

プラットフォームのさまざまな部門でのユースケース

そろそろ、皆さんも自分のプロジェクトのアイデアが湧いてきたのではないでしょうか? 以下は、他の部門でのユースケースです。

従業員の部門

プラットフォームのカスタマイズ目的

財務

  • 予算管理
  • 契約管理
  • 価格設定

商品

  • 保証管理
  • 本番稼働前テスト
  • 製品のアイデアとイノベーション

サプライチェーン

  • 調達
  • ベンダー管理
  • ロジスティクス

業務

  • 資産および施設管理
  • 合併および買収の実現
  • ビジネスの俊敏性

さらなるアイデアを確認したい場合は、「リソース」のカスタマーショーケースを参照してください。

リソース

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