Salesforce コールセンターを定義する
学習の目的
一緒にトレイルを進みましょう
エキスパートの説明を見ながらこのステップを実行したい場合は、次の動画をご覧ください。これは「Trail Together」 (一緒にトレイル) シリーズの一部です。
(この動画は 18:20 の時点から始まります。戻して手順の最初から見直す場合はご注意ください。)
コールセンター定義ファイルの理解
Maria はコールセンター定義ファイルというものについて知り、これは一体何だろうかと思いました。端的に言えば、それは開発者やパートナーが Open CTI を使用してコールセンターを構築するときに作成するファイルです。通常、コールセンター定義ファイルは、コールセンターで何ができるかを定義する数行のコードが含まれた XML ファイルです。この XML ファイルは AppExchange からインストールする CTI パッケージに含まれています。一般的には、AppExchange パッケージのインストール中に、ファイルは組織に自動的にインストールされます。コールセンターの使用を開始するには、このファイルが必要です。
<callCenter> <section sortOrder="0" name="reqGeneralInfo" label="General Information"> <item sortOrder="0" name="reqInternalName" label="InternalName">DemoAdapterOpenCTI</item> <item sortOrder="1" name="reqDisplayName" label="Display Name">Demo Call Center Adapter OPEN CTI</item> <item sortOrder="2" name="reqAdapterUrl" label="CTI Adapter URL">https://local/softphone.</item> <item sortOrder="3" name="reqUseApi" label="Use CTI API">true</item> <item sortOrder="4" name="reqSoftphoneHeight" label="Softphone Height">300</item> <item sortOrder="5" name="reqSoftphoneWidth" label="Softphone Width">500</item> </section> </callCenter>
開発者であるかどうかに関わらず、コードの一部がコールセンタープロパティを示していることを確認してください。行 06 の name="reqUseApi" label="Use CTI API">true</item> は、電話を統合するためにこのコールセンターがどの Salesforce API を使用するかを定義しています。行 07 の name="reqSoftphoneHeight" label="Softphone Height">300</item> は、Salesforce にソフトフォンが表示される場合にこのコールセンターが使用するソフトフォンの高さ (ピクセル単位) を定義しています。
コールセンター定義ファイルは、通常、AppExchange パッケージとしてダウンロードされます。このパッケージにはソフトフォンの外観をコールセンターに指示する Visualforce ページも含まれています。これは開発者向けの話のように聞こえますね。Visualforce とは単なる Salesforce 言語で、特定のものが Salesforce でどのような外観になるかを定義します。HTML がブラウザーでの Web ページの外観を定義するのに似ています。コールセンターという料理を作るためには、開発者やパートナーは一つまみの Visualforce と少量の XML を使用して Salesforce との電話統合を定義します。
Salesforce へのコールセンター定義ファイルの追加
このステップでは、Maria は、コールセンター定義ファイルを Salesforce にインポートして、Salesforce を使用してソフトフォンから通話できるようにします。その手順は次のとおりです。
- [サービスの設定] から、[クイック検索] ボックスに
コールセンター
と入力し、[コールセンター] を選択します。
- 概要ページが表示された場合は、[続行] をクリックします。
-
[インポート] をクリックします。
- ブラウザーによって、[参照] または [ファイルを選択] のいずれかをクリックして、デスクトップに保存済みのコールセンター定義ファイルを選択し、[開く] をクリックします。
- [インポート] をクリックします。
このように、コールセンターが作成され、その設定を表示できるようになりました。
次の単元では、エージェントをコールセンターに割り当てて、コールセンターを使用できるようにします。