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ビジネスニーズに合わせた Service Cloud のカスタマイズ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • チームが Service Cloud で使用するオブジェクトを特定する。
  • チーム用に Service Cloud を設定するために標準項目に加えることができる変更を特定する。

Service Cloud の標準オブジェクト

エージェントは顧客に対応するため、ケースをクローズするのに役立つすべての情報を取得することが重要です。それによって、チームは顧客の課題を解決し、レポートの対象となる明確なデータを提供できます。標準オブジェクトは、データを収集するためのあらかじめ用意された場所で、対象となるデータは Salesforce の大きな成功を収めているお客様が追跡しているものです。 

Service Cloud の 3 つの標準オブジェクトを見ていきましょう。

取引先責任者は、エージェントがやりとりする相手である顧客を表します。取引先責任者は、エージェントが顧客にパーソナライズされたエクスペリエンスを提供するために役立つ情報を取得するのに適した方法です。

1 つの顧客レコードが、取引先、取引先責任者、その他のサービスオプションという 3 つの新しいレコードに変換される様子。

取引先は、ビジネスの相手となる会社です。ここには取引先責任者やケースなどの会社レベルのデータがまとめられます。チームが顧客と長期間にわたってやりとりを行うにつれて、取引先はデータモデルの中心となります。

ケースは、チームが解決に取り組む特定の問題です。ここではケースの理由、状況、使用されたサポートチャネルなどの主要な情報やエージェントが必要とするその他の情報が追跡されます。ケースがサポートプロセスを進むに従って、このオブジェクトにはチームの進捗状況に関するリアルタイムのインサイトが取得されます。

データを組み合わせるには、ケースを関連する取引先責任者オブジェクトや取引先オブジェクトに関連付けることができます。これがデータモデル形成の出発点となります。

カスタム項目の作成

多くの場合は、標準項目だけで十分に事足ります。ただし、追加情報を取得する必要がある場合には、カスタム項目を作成できます。どのような追加項目を設定すべきかを調べる際には、Service Cloud に対して設定した目標に立ち返ってください。

Ursa Major Solar の Maria はサービスマネージャーと相談し、これまで追跡してきたエージェント活動データを見直しました。データについて議論して気付いたことは、顧客とのコミュニケーションを開始したのが顧客であるかエージェントであるかを追跡する項目がないということでした。 

そこで Maria はカスタム項目「Outbound/Inbound Type」 (送信/受信種別) を作成しました。この項目はシンプルな選択リストで、エージェントは顧客に連絡したのか、それとも受信した要求に応答したのかを記録できます。

この新しいデータに関して Maria とサービスマネージャーはトレンドに気付きました。それは、短期間でクローズするケースには、顧客からの受信メールコミュニケーションが含まれていることが多いということです。サービスマネージャーはその情報を使用して、メールにより多くを投資する新しいイニシアチブを推進しました。また、コミュニケーションを合理化するために顧客中心のメールテンプレートも開発しました。

目標
総計値
サービスチームの利点
必要な標準項目
必要なカスタム項目
すべてのケースで顧客への応答時間を短縮する。
種類別 (電話など) のケースあたりに記録されたの活動数
日々のどの活動がクローズまでの時間に最も大きな影響を持つかを知ることができる。
活動種別

Outbound/Inbound

チームが標準項目よりも多くの情報を追跡する必要がある場合は、次の手順でカスタム項目を作成します。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [設定] で [オブジェクトマネージャー] をクリックします。
  3. [ケース] をクリックします。
  4. [項目とリレーション] をクリックします。
  5. [新規] をクリックして、新しい項目の詳細を入力します。

これでビジネスに合わせた Service Cloud の設定方法を理解できたため、次は実際のカスタマイズを行いましょう。そして、サービスコンソールで実際のデータの使用を開始しましょう。

リソース

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