Skip to main content

パスオプティマイザーアクティビティを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Journey Builder でパスオプティマイザーテストを作成する。
  • パスオプティマイザーアクティビティのオプションを説明する。

始める前に

このモジュールでは、受講者が Marketing Cloud Engagement ユーザーであり、Journey Builder でジャーニーを作成する適切な権限を有していると想定しています。この条件を満たしていなくても大丈夫です。このまま読み進み、本番組織でどのように手順を実行するのかを学習しましょう。Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。Trailhead Playground では Marketing Cloud Engagement を使用できません。

メモ

Journey Builder でキャンペーンを作成してテストする方法を復習する必要がある場合は、「Journey Builder キャンペーン」モジュールを参照してください。

パスオプティマイザーテストを作成する

前の単元では何をテストするかについてのアイデアを得ました。次は、Journey Builder でパスオプティマイザーアクティビティを使用する方法を確認しましょう。Northern Trail Outfitters (NTO) は最初の Welcome メールのコンテンツをテストして、パフォーマンスを向上させたいと考えています。デジタルマネージャーの Isabelle が Welcome ジャーニーの最初のメールをテストする手順を追ってみましょう。 

  1. まず、Isabelle は Journey Builder に移動して [NTO Welcome Journey (NTO Welcome ジャーニー)] を選択します。
  2. [新しいバージョン] をクリックして、実行中のジャーニーの新しいバージョンを作成します。
  3. [フローコントロール] の下の [パスオプティマイザー] アクティビティを見つけて、新しいジャーニーの先頭にドラッグします。既存のジャーニーに追加された [パスオプティマイザー] アクティビティ。
  4. [パスオプティマイザー] アクティビティをクリックして設定します。
  5. サマリー画面で、アクティビティの名前と簡単な説明を入力します。
  6. [テスト勝者の評価を構成] をクリックします。[テスト勝者の評価を構成] ボタンが選択されている [パスオプティマイザーのサマリー] 画面。

テスト勝者を決定する

メールエンゲージメントに基づいてテスト勝者が選択されるか、手動でテスト勝者を選択します。詳しく見ていきましょう。

メールエンゲージメント

最高のクリック率、最高の開封率、最低の購読取り消し率のいずれかに基づいて、選択した期間内に Journey Builder によって自動的にテスト勝者を選択するには、[メールエンゲージメント] を選択します。テストパスに待機期間がない場合は、テスト継続時間の選択は単純です。一方、待機時間がある場合は、テストパスの長さを考慮してテスト期間を選択する必要があります。たとえば、ジャーニーに待機時間が含まれていて、テストを設定するときに 2 日間のテスト期間を選択したとします。合計テスト期間は選択した時間値 (2 日間) と最長のテストパスを合わせた長さになります。評価とジャーニーパス内の待機時間の両方の日数が強調表示された [テスト勝者の評価] 画面。

上の例では、合計期間は 5 日間になります ([テスト勝者の評価] で選択された 2 日間 + 最長テストパスの 3 日間)。  

手動選択

手動でのテスト勝者の選択は単純です。あなたが勝者を選択します。これはいつでも、実行中のジャーニーのパスオプティマイザーテストアクティビティをクリックすることで実行できます。このオプションは、開封率、クリック率と購読取り消し率の両方を追跡したい場合に便利です。さらに、Marketing Cloud Engagement 以外の場所にあるデータがキャンペーンの成功の定義に影響する場合にも役立ちます。たとえば、実施中のコンテストがあり、エントリを追跡しているときにパス 1 からのエントリがパス 2 やパス 3 よりも増えていることに気付いた場合などです。手動選択では、Marketing Cloud Engagement 内外のすべてのデータを解釈して、テスト勝者を決定することができます。

Isabelle がテスト勝者評価方法に何を選択したかを見てみましょう。 

  1. Isabelle は開封率を測定したいため、[メールエンゲージメント] を選択します。
  2. エンゲージメント評価指標として [開封率] を選択します。
  3. テスト期間として [3 days (3 日間)] を選択します。 

分割と抑制

次に、テストするパスの数とテストを受信する購読者の割合を選択します。さらに、一部の購読者を抑制するかどうかを決定します。抑制された購読者はテスト勝者のパスのみを受信します。つまり、分割と抑制を決定します。では、確認してみましょう。 

分割では、さまざまなパスへの人の配分を決定します。[分割] ページでは、パスを追加または削除し、各パスのオーディエンスの割合を選択できます。各パスの割合は、均等に配分することも、カスタムの割合に変更することもできます。特にルールはありません。ただし、合計は 100% にする必要があります。

[抑制] を設定して、オーディエンスの一部が待機してテスト勝者のパスを受信するようにします。テスト勝者が選択されたら、抑制されていた取引先責任者がジャーニーの勝者のパスに対して解放されます。なぜこのオプションを使用するのでしょうか? このオプションは、大人数の購読者リストに対して送信していて、最も成功したジャーニーパスに多くの人をエントリしたい場合に適しています。たとえば、小売業者の Northern Trail Outfitters (NTO) は、200 万人以上の購読者リストの全員に送信する年に 1 度のテントセールキャンペーンに抑制オーディエンスを使用します。これは NTO にとって大規模な送信で重要なキャンペーンであるため、ほとんどの購読者がテスト勝者のパスを受信するようにすることは理にかなっています。抑制オーディエンスは 1 回限りのスケジュールのジャーニーでのみ使用可能で、継続的なジャーニーには使用できません。

この情報を念頭に、Isabelle が分割を決定する手順を見ていきましょう。

  1. Isabelle は [テスト勝者の評価] の下にある [分割] を選択します。
  2. ここから、[+ パスの追加] を 2 回クリックして 2 つのテストパスを追加します。[+ パスの追加] ボタンが選択された [分割] 画面。
  3. 2 つのパスを追加した後に、オーディエンスの割合を調整します。彼女はパス 1 がテスト勝者になると考えているため、オーディエンスを 40% にします。
  4. 残りのオーディエンスの割合は 20% に変更します。パス 1 に 40%、残りのパスに 20% が割り当てられた 4 つのパスのオーディエンスの内訳。

抑制と概要

次の設定オプションは [抑制] 画面です。前述のとおり、抑制オーディエンスは 1 回限りの送信にのみ適用できます。NTO の Welcome ジャーニーは継続的なジャーニーであるため、Isabelle はこのセクションをスキップします。

  1. 次に、[概要] をクリックして設定を確認します。[パスオプティマイザーのサマリー] 画面。
  2. 確認したら、[完了] をクリックします。

テストパスを作成する

これで、Isabelle は 4 つのパスにテストアクティビティを作成する準備ができました。NTO がテストしたいのは次のメールです。

  • 元のメール
  • 2 つの異なる件名行を使用した同じメール
  • コンテンツが異なるまったく新しいメール

新しいメールも準備でき、テストする 2 つの異なる件名行も決まりました。そこで、テストパスを設定して、どのメールの開封率が最も高くなるかを調べます。

  1. Isabelle はジャーニーキャンバスから既存の [メール] アクティビティをパス 1 の空のアクティビティスロットにドラッグします。4 つのパスが含まれた NTO Welcome ジャーニー。メール 1 が選択されている。
  2. 次に、新しい [メール] アクティビティをパス 2 に追加し、アクティビティをクリックして設定します。[メール] アクティビティがパス 2 に追加されている。
  3. パス 2 では、パス 1 と同じ既存のメールを選択しますが、[メッセージ構成] で件名行を変更します。件名行が変更された [メッセージ構成] 画面。
  4. 変更したら、[完了] をクリックします。
  5. 設定を確認し、もう一度 [完了] をクリックしてジャーニーキャンバスに戻ります。

Isabelle は同じステップに従ってパス 3 テストの件名行も変更します。パス 4 には、異なるコンテンツを使用した、[NTO Welcome Email 1_JBTest] というまったく新しいメールを選択します。  

ジャーニーを仕上げる

これでテストが設定されました。Isabelle は作業内容を確認します。 

  1. わかりやすくするために、各メールの名前をダブルクリックして、各テストを反映した名前に変更します。パスオプティマイザーテスト内の変更された名前。
  2. 次に、各メールの後に待機ステップを追加します。テストに含まれる最後のメッセージの後に待機アクティビティを追加することが重要です。そうすることで、システムがすべての先行メッセージのエンゲージメントを追跡する時間ができます。メールメッセージの後に追加された待機時間。
  3. 最後に [Save (保存)] をクリックします。

パスの設定が完了し、NTO の Welcome ジャーニーを検証、テストしてから、有効化する準備が整いました。 

メモ

パスオプティマイザーテストはマーケティング計画の効果をテストするために設計されています。ジャーニーの検証とテストに代わるものではありません。引き続き、ジャーニーの検証エラーや想定されるデータ結果を確認することが重要です。

進行中のテスト

変更したジャーニーが実行中になった後に、Isabelle はテストをレビューする必要があります。実行中の Welcome ジャーニーから、パスオプティマイザーアクティビティをクリックします。(アクティビティの左上にアイコンがあります。これは、アクティブなテストを示しています。テスト勝者が選択されると、アイコンは表示されなくなります。)

NTO Welcome ジャーニーの実行中のパスオプティマイザーテスト。

[パスオプティマイザーのサマリー] ページに 4 つのパスのパフォーマンスが表示されます。

テスト勝者のパスを選択するオプションが表示されている実行中のテストパフォーマンスのページ。

メモ

メールエンゲージメントを選択した場合でも、この画面でテスト勝者のパスを選択するか、選択した期間まで待つことができます。

テスト勝者が明らかな場合は、[テスト勝者のパスを選択] をクリックして手動でテスト勝者を選択できます。ただし、Isabelle はテストが完了するまで待つことにしました。 

テスト後の分析

テスト勝者が選択されると、ジャーニーにエントリするすべての新規顧客はテスト勝者のパスに従います。ジャーニーを見やすくするためにテストパスは折りたたむことができます。テスト勝者のパスの分析に関心がある場合は、完了したテストを選択すると、概要とテスト後のパフォーマンスの画面が表示されます。 

パフォーマンスの結果が表示されている NTO のテスト後の概要画面。

メモ

ジャーニーをレベルアップさせるその他の方法については、「高度なカスタマージャーニー」モジュールを参照してください。

科学的な方法

パスオプティマイザーは簡単に実行できるジャーニーの実験です。こちらに最後の実験を用意しました。  

仮説 テスト 結果
あなたは Journey Builder で自分のパスオプティマイザーテストを作成する準備ができている。 下の Trailhead テストを受ける。 クイズに正解し、新しいバッジを獲得する。

Journey Builder で実験するツールを手に入れた皆さんなら大丈夫ですね。実行の成功と新しい Journey Builder バッジの獲得、おめでとうございます!

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む