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Data 360 機能をパッケージ化する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • スクラッチ組織、Dev Hub 組織、名前空間組織の目的を説明する。
  • 第二世代管理パッケージを使用して Data Cloud 機能をパッケージ化してインストールする。

Data Cloud の管理パッケージを設定する

Get Cloudy Consulting チームは、Data Cloud プロジェクトの計画を立て、2GP によって開発者エクスペリエンスが向上することに期待しています。パートナービジネス組織があるため、ほとんどの開発作業はそこで行われることになります。

この単元では、管理 2GP の設定方法を学習します。詳細なステップバイステップのプロセスは、『Data Cloud 開発者ガイド』の「Workflow for Data Cloud Second-Generation Managed Packages (Data Cloud 第二世代管理パッケージのワークフロー)」を参照してください。

受講者が Data Cloud 管理者であることを想定していますが、そうでなくても問題ありません。このまま読み進み、パートナービジネス組織で管理者がこれらの手順をどのように実行するのかを見てみましょう。Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。通常の Trailhead Playground では Data Cloud を使用できません。

スクラッチ組織用 Data Cloud を有効にする

Get Cloudy チームが最初に行うステップは、パートナービジネス組織でスクラッチ組織用 Data Cloud を有効にすることです。スクラッチ組織で Data Cloud メタデータを使用したり、データキットをパッケージ化したりできるようになります。スクラッチ組織とは、Salesforce コードおよびメタデータのソース駆動型で破棄可能なリリースです。

組織でスクラッチ組織用 Data Cloud が有効になっていない場合は、Salesforce パートナーサポートにケースを登録し、パートナービジネス組織で「スクラッチ組織用 Data Cloud」の有効化を依頼してください。スクラッチ組織用 Data Cloud は、パートナービジネス組織の Dev Hub に関連付けられたスクラッチ組織のみで使用可能です。

Dev Hub と名前空間組織を作成する

Get Cloudy には、Dev Hub と名前空間組織が必要です。Dev Hub 組織は、開発とテストで使用されるスクラッチ組織を管理する組織です。名前空間組織は、パッケージに使用したい名前空間を指定する Developer Edition 組織です。

この手順は次のとおりです。

  1. パートナービジネス組織で、Dev Hub と第二世代管理パッケージを有効にします。
  2. 名前空間組織を作成し、その組織で名前空間を指定します。
  3. Dev Hub 組織で、名前空間を登録します。

開発環境を設定する

Get Cloudy は、必要な開発ツールが揃っていることを確認します。初めて Salesforce で開発する場合は、Salesforce CLI、Visual Studio Code (VS Code)、VS Code 用 Salesforce Extension Pack をインストールする必要があります。Salesforce Developer Experience について学ぶには、「パッケージ開発を使用したアプリケーションの共同構築」トレイルを受講してください。また、上記の開発者ツールについて学習するには、「ワークスペースの設定と開発者ツールのインストール」トレイルを受講してください。

プロジェクトを作成する

Get Cloudy は、ローカルディレクトリに Salesforce DX プロジェクトを作成します。

  1. VS Code でプロジェクトを開き、sfdx-project.jsonconfig/project-scratch-def.json.forceignore ファイルを変更し、適切な名前空間、ログイン URL、orgName、**ssot** 行を指定します。
  2. proj-scratch-def.json ファイルで、feature (機能) として “CustomerDataPlatform” を指定します。以下は、作成できるサンプル proj-scratch-def.json ファイルです。
{
  "orgName": "Salesforce",
  "edition": "Developer",
  "features": ["EnableSetPasswordInApi","CustomerDataPlatform","CustomerDataPlatformLite","MarketingUser"],
  "settings": {
    "lightningExperienceSettings": {
      "enableS1DesktopEnabled": true
    },
    "mobileSettings": {
      "enableS1EncryptedStoragePref2": false
    },
    "customerDataPlatformSettings": {
      "enableCustomerDataPlatform": true
      }
  }
}

スクラッチ組織を作成する

スクラッチ組織を作成するには、Get Cloudy は以下をコマンドラインに入力し、スクラッチ組織定義ファイルを指定します。

sf org create scratch -a SCRATCH_ORG_NAME -f config/project-scratch-def.json -w 10 -v DEVHUB_ALIAS

Get Cloudy のスクラッチ組織が作成されたため、チームはデータキットの作成を開始できます。次の単元では、希望するすべての機能を含めたデータキットを作成し、パッケージ化する方法を学習します。

リソース

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