検証状況の設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 記事の検証状況を有効化する。
- 記事の上部に検証状況を表示する。
- 検証状況を変更する。
- 検証状況選択リストに項目を追加する。
検証状況の有効化
検証状況はナレッジ記事の状況を示します。現在 Ursa Major では、記事の状況は次のいずれかになります。
- 未検証。記事はレビューと検証を行う必要があります。
- 検証済み。Ada が記事のレビューと検証を行い、公開する準備ができています。
エージェントが記事の検証状況を使用するには、まず Maria が有効化する必要があります。
-
から、[設定] を選択します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Knowledge Settings
(ナレッジの設定) と入力します。
-
[ナレッジの設定] をクリックします。
-
[編集] をクリックします。
-
[検証状況項目を有効化] を選択します。新しい Trailhead Playground では、この項目が自動的に選択されます。
これでエージェントが検証状況を使用できるようになりましたが、Maria はエージェントが検証状況を簡単に確認できるようにしたいと考えています。
コンパクトレイアウトへの項目の追加
各レコードの上部セクションは、コンパクトレイアウトと呼ばれ、重要な項目の概要が表示されます。Maria は、エージェントが検証状況をすぐに確認できるように、検証状況項目を含むコンパクトレイアウトを設定します。
-
から、[設定] を選択します。
-
[オブジェクトマネージャー] をクリックし、[ナレッジ] を選択します。
-
[コンパクトレイアウト] をクリックします。
-
[New (新規)] をクリックします。
- [Label (表示ラベル)] に
Knowledge Compact Layout for Agents
(エージェントのナレッジコンパクトレイアウト) と入力します。
-
[検証状況] を [選択済みの項目] に移動します。
-
[記事番号]、[記事レコードタイプ]、[バージョン番号]、[公開状況]、[最終更新日] を [選択済みの項目] に移動します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
レコードタイプに基づいてユーザーにこのコンパクトレイアウトを割り当て、適切なユーザーに表示されるようにします。
-
[コンパクトレイアウトの割り当て] をクリックします。
-
[割り当ての編集] をクリックします。
- レコードタイプをクリックして割り当てます。[FAQ] を選択し、Shift キーを押しながらクリックして [Procedure (手順)] を選択します。
- [Compact Layout to Use (使用するコンパクトレイアウト)] で [Knowledge Compact Layout for Agents (エージェントのナレッジコンパクトレイアウト)] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
これで、Ursa Major のエージェントが記事を表示すると、上部に検証状況が表示されるようになりました。
検証状況の編集
Maria は検証状況を有効にしました。今度はエージェントが、検証状況を変更する方法を知りたがっています。
Maria は最初に検証状況項目をページレイアウトに追加しなかったため、ここで追加します。
- [Setup (設定)] で [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックし、[Knowledge (ナレッジ)] を選択します。
-
[Page Layouts (ページレイアウト)] を選択します。
-
[Procedure - Author (手順 - 著者)] などのページレイアウトを選択します。
- [Fields (項目)] パレットから [Validation Status (検証状況)] を [Article Details (記事の詳細)] セクションにドラッグします。作業内容を保存します。
- これをエージェントが検証状況を変更できるようにする記事の他のページレイアウトで繰り返します。
エージェント (と Maria) は記事の検証状況を変更できるようになりました。
- アプリケーションランチャーで、[サービス] を見つけて選択し、ナビゲーションバーで [ナレッジ] をクリックします。
- 記事が表示されない場合は、リストビューを変更します。
Trailhead Playground または他の組織で作業している場合は、まだ編集する記事がないかもしれません。その場合は、テストする記事を作成することをお勧めします。2 つをドラフトのままにし、他の 2 つを公開します。ドラフト記事と公開記事の両方で検証状況を変更できます。
3.[ドラフト記事] リストビューを選択します。
4.記事のドロップダウンから、[Edit (編集)] を選択します。
5.[Validation Status (検証状況)] 選択リストから新しい状況を選択し、作業を保存します。
6.検証状況を変更する他の記事 (ドラフトまたは公開) でこれを繰り返します。
検証状況の作成
Ursa Major では記事を作成するエージェントが増えてきているので、Ada は「Work in Progress」(作業進行中) という状況を追加すると、記事の経過を追うのに役立つのではないかと考えました。Work in Progress (作業進行中) は、エージェントが記事で作業をしており、まだ Ada による検証に進む準備ができていないことを示します。
メモ: Service Cloud トライアル組織を使用している場合、[Work in Progress (作業進行中)] 選択リスト項目はすでに作成されています。
Maria は次の手順で [検証状況] 選択リストに新しい状況を追加します。
-
から、[設定] を選択します。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Validation Statuses
(検証状況) と入力します。
-
[検証状況] をクリックします。
-
[New (新規)] をクリックします。
- 選択リスト項目を入力します。ここでは
Work in Progress
(作業進行中) と入力します。
- この選択リスト値を使用するレコードタイプを選択します。Maria はリストされているすべてのレコードタイプを選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
-
[デフォルト] をオンにして、[Work in Progress (作業進行中)] をデフォルト値に設定します。
検証状況は入力規則と併せて使用すると、より一層役に立ちます。これらを使用して、データ入力、承認プロセス、公開アクションの結果をコントロールできます。これらの制約は、ユーザープロファイル、記事の状態 (検証状況)、レコードの条件 (入力規則) の組み合わせに基づきます。Maria はその可能性にワクワクしています。
Maria は Ada のエージェントが記事の検証状況を簡単に確認できるようにし、[Work in Progress (作業進行中)] という記事の検証状況も追加しました。次にふたりは、完成した記事を適切な閲覧者にどのように提供するかについて検討します。
リソース