Lightning Experience のナビゲーションと設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Lightning アプリケーションとナビゲーションバーの働きを説明する
- レコードを検索する
- 各ページのどこにヘルプがあるか見つける
- Lightning Experience で新しい [設定] とアプリケーションランチャーを使用してオブジェクトとアプリケーションを見つける
- 新しい [設定] の機能強化、変更、および制限を説明する
- Lightning のサービスの設定フローを見つける
Lightning Experience のナビゲーションと設定
[設定] は重要な場所です。Salesforce システム管理者または開発者は、[設定] を頻繁に使用することになります。ここで、組織のカスタマイズと設定、ユーザーのサポート、機能の作成などを行います。
新しい Lightning Experience で特に大きく生産性が向上したのが、[設定] です。多くの操作性テストやリファクタリングを行い、[設定] ツリーを改良しました。構造は簡素化されて、より論理的で移動しやすくなり、幅広いカテゴリを使用することで項目が発見しやすくなりました。さらに、子ノードはアルファベット順になりました。
Lightning Experience のナビゲーションバーは、効率的な一貫したインターフェースを採用し、組織のさまざまなアプリケーションや項目に移動できます。Lightning Experience のアプリケーションにより、ユーザーはナビゲーションバーの一元化された便利なバンドルで一連のオブジェクト、タブ、およびその他の項目にアクセスできますが、これは Salesforce Classic と同様です。ただし、Lightning Experience のアプリケーションはカスタムの色およびロゴでアプリケーションをブランド設定できることから、Salesforce Classic のアプリケーションよりも一段高いレベルに達しています。さらに、Lightning ページのタブや、Lightning Experience フッター内の統合音声などの生産性ツールにすばやくアクセスできるユーティリティバーを Lightning Experience に含めることもできます。
その動作を見てみましょう!
Lightning Experience のナビゲーションバー
Salesforce Classic の使用経験がある方は、Lightning Experience ナビゲーションモデルを親しみのあるナビゲーションモデルの改善版のように感じることでしょう。
各 Lightning アプリケーションには、ページ上部にナビゲーションバーがあります。これにより、ユーザーは次のことが可能になります。
- わかりやすい項目名を使用して必要な情報を検索する
- ワンクリックでアクションを実行して最近のレコードやリストにアクセスする
- ナビゲーションバーをパーソナライズしてユーザー独自の作業方法に合わせます。
ナビゲーションバーは、一連の項目や機能のコンテナのようなものと思ってください。ナビゲーションバーは常にそこにありますが、表示される項目は使用しているアプリケーションに基づいて変わります。
- アプリケーション名 (1) はナビゲーションバーの左側に表示され、カスタムの色およびブランド設定 (2) によって各アプリケーションが一意になり、識別しやすくなっています。
- ユーザーは、[アプリケーションランチャー] アイコン (3) をクリックして他の項目やアプリケーションにアクセスできます。
- ユーザーは、[商談] などのナビゲーションバーの特定の項目 (4) から直接レコードを作成したり、最近のレコードやリストにアクセスしたりできます。
Lightning アプリケーションのナビゲーションバーに何を配置できますか?
Salesforce Classic に慣れているユーザーなら、Classic アプリケーションに次を含められることをご存じでしょう。
- ホーム、メイン Chatter フィード、グループ、人など、ほとんどの標準オブジェクト
- 組織のカスタムオブジェクト
- Visualforce タブ
- Lightning コンポーネントタブ
- Visualforce タブを介したキャンバスアプリケーション
- Web タブ
Lightning アプリケーションには、このリストのすべて、Lightning ページのタブ、Lightning Voice のようなユーティリティを含めることができます。組織でユーティリティ機能を使用している場合、Lightning Experience のフッターで、統合音声などの生産性ツールにすばやくアクセスできるアプリケーションのユーティリティバーを有効にできます。
前述したように、ユーザーは、カスタムアプリケーションやオブジェクトにはアプリケーションランチャーからアクセスできます。それでは、アプリケーションランチャーについて見てみましょう。
ユーザーがナビゲーションバーをパーソナライズする方法は?
Lightning Experience のパーソナライズされたナビゲーションは Salesforce Classic のパーソナライズされたタブセットに似ていますが、それよりも優れています。Lightning Experience のナビゲーションバーに含めることができるのは、取引先のような単なるオブジェクトレベルの項目だけではありません。ダッシュボード、リスト、レコードなど、細かい項目を追加できます。ナビゲーションバーのさまざまな編集方法を見てみましょう。
ナビゲーションバーの項目をドラッグして順序を変更できます。
ナビゲーションバーに変更を加える場合は、ナビゲーションバーの鉛筆アイコンをクリックします。高度なエディターから次の操作ができます。
- ナビゲーションバーにある項目を並べ替えます。
- 追加した項目の名前を変更します。名前を変更できる項目の横に鉛筆アイコンがあります。
- 項目をナビゲーションバーに追加します。[アイテムをさらに追加] をクリックします。お気に入りや組織で使用可能なすべての項目を検索して、追加するものを選択できます。選択したら、変更を保存する前に項目の並び替えや削除ができます。システム管理者がアプリケーションに指定した項目は削除できません。
次の点に留意してください。
- パーソナライズしたナビゲーションをユーザーが最大限に活用できるように、Classic アプリケーションを Lightning アプリケーションにアップグレードします。ユーザーは Classic アプリケーションのナビゲーションバーを Lightning Experience でパーソナライズできません。
- アプリケーションに含まれているものを確認します。システム管理者がナビゲーションバーに含めた項目をユーザーは削除できません。また、50 を超える項目がナビゲーションバーに含まれる場合、ユーザーはナビゲーションバーをパーソナライズできません。たとえば、システム管理者が 32 個の項目をアプリケーションのナビゲーションバーに含めた場合、ユーザーはさらに 18 個の個人項目を追加できます。
- アプリケーションのナビゲーションバーに追加した項目は、その追加順序でユーザーのパーソナライズされたナビゲーションバーの最後に追加されます。
- 項目をアプリケーションから削除すると、その項目はユーザーのパーソナライズされたナビゲーションバーに残り、ユーザーが削除できるようになります。
- 特定のアプリケーションでユーザーにナビゲーションバーをパーソナライズさせたくない場合、パーソナライズを無効にします。Lightning Experience の [設定] からアプリケーションマネージャーに移動します。目的のアプリケーションの [アプリケーションオプション] を選択します。[エンドユーザーによるこのアプリケーションのナビゲーション項目のパーソナライズを無効にする] を選択します。
- すべてのアプリケーションでユーザーにナビゲーションバーをパーソナライズさせたくない場合、パーソナライズを無効にします。[設定] から、[クイック検索] ボックスに「ユーザーインターフェース」と入力し、[ユーザーインターフェース] を選択します。[Lightning Experience のナビゲーションバーのパーソナライズを無効化] を選択します。Salesforce では、組織全体ではなく、アプリケーション単位でナビゲーションのパーソナライズを無効にすることをお勧めします。
- ユーザーがアプリケーション外の項目にアクセスするときに一時タブを作成するかどうかを制御します。Lightning Experience の [設定] からアプリケーションマネージャーに移動します。目的のアプリケーションを編集します。[アプリケーションオプション] ページで [このアプリケーション外部の項目の一時タブを無効にする] を選択します。
- タブのドロップダウンメニューには、項目を作成するためのオプションが含まれます。たとえば、取引先を作成するには、[Account (取引先)] タブのドロップダウンメニューから [+ New Account (+ 新規取引先)] を選択します。ただし、次の場合には [New (新規)] アクションは表示されません。
- ユーザーにそのオブジェクトの作成権限がない
- [New (新規)] アクションがオブジェクトのリストビューの検索レイアウトに含まれていない
お気に入りを使用した Lightning Experience のすばやいナビゲーション
ユーザーがお気に入りを使用して自分のナビゲーションをパーソナライズすることで、生産性を高めることができます。お気に入りの星印が、夜空の星座のように Lightning Experience の最上部にあるとお考えください。いつでもそこに表示されているため、ユーザーは、どこにいても簡単に必要な場所に移動できます。
お気に入りの星をクリックして、現在のページ (たとえば「今月完了する商談」など) をお気に入りに追加します。保存したお気に入りは、お気に入りリストで 1 回クリックするだけでアクセスできます。星が強調表示されている場合は、現在お気に入りページが表示されていることを意味します。お気に入りを削除するには、強調表示された星印をクリックします。ユーザーは、お気に入りの名前を変更し、リストの項目を再配置することで、お気に入りリストを簡単にパーソナライズできます。
ナビゲーションバーの項目にドロップダウンメニューがある場合、そこにユーザーの上位のお気に入りが自動的に含まれます。
Lightning Experience のアプリケーションランチャー
Lightning Experience では、ユーザーはアプリケーションランチャーを使用してアプリケーションを切り替えます。アプリケーションランチャーを参照し、使用可能なアプリケーションを見つけることができます。または、アプリケーションランチャー上部の [アプリケーションまたは項目を検索] ボックスから名前でアプリケーションを検索できます。
Salesforce Classic では、ユーザーは通常、アプリケーションの切り替えにアプリケーションメニューまたはアプリケーションランチャーを使用します。
または、[すべて表示] をクリックすると、すべてが表示されます。アプリケーションは、[すべてのアプリケーション] の下に大きいタイルとして表示されます。アプリケーションには、Salesforce の標準アプリケーション、カスタムアプリケーション、および G Suite などの接続アプリケーションを含めることができます。カスタムオブジェクト、ToDo、行動、フィードなどの項目は、[すべての項目] の下に表示されます。
アプリケーションをクリックすると、ナビゲーションバーの左側にアプリケーション名が表示されます。アプリケーションに関連付けられた項目は右側に表示されます。ユーザーは、[取引先] などのナビゲーションバーの特定の項目から直接レコードを作成したり、最近のレコードにアクセスしたりできます。
Salesforce システム管理者として、Lightning Experience のアプリケーションランチャーに表示されるアプリケーションを変更できます。また、アプリケーションがアプリケーションメニューで表示される順序を制御することもできます。
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに「アプリケーションメニュー」と入力し、[アプリケーションメニュー] を選択します。
- アプリケーションメニュー項目のリストから、アプリケーションをドラッグして順序を変更します。変更はすぐ有効になります。
- 必要に応じて、[アプリケーションランチャーで表示] または [アプリケーションランチャーで非表示] をクリックすると、組織のすべてのユーザーに対してアプリケーションランチャーの個々のアプリケーションを表示または非表示にできます。
アプリケーションメニューは、組織にインストールされたすべてのアプリケーションをリストします。ただし、アプリケーションランチャーおよびアプリケーションメニューに表示されるアプリケーションは、各アプリケーションの表示設定とユーザー権限によって異なります。ユーザーに表示されるのは、プロファイルや権限セットに従って表示が許可されるアプリケーションのみです。
ユーザーはタイルをドラッグして、好みに合わせてアプリケーションランチャーのユーザー個人の表示を並び替えることができます。ここで設定された順序は、ユーザーの並び替え順によって上書きされます。
レコードを検索する
Salesforce には、多くの便利なデータがあります。必要なものを必要なときに、どのように手に入れますか? データを閲覧している時間のある人などもういない、という現実を受け止めましょう。大事なのは検索です。ここでは、Lightning Experience グローバル検索ボックスについて説明します。この検索ボックスはあらゆるページの上部にあり、必要な情報が最も早く手に入る場所です。
検索は、非常に賢明な個人秘書のようなものです。お客様のニーズを予測し、アプリケーション内のどこにいても求めている内容を見つけるお手伝いをします。
インスタント結果の取得、上位の結果など
ボックスをクリックすると、すぐに検索が開始されます。最近使ったデータのリストには、最近参照したレコードへのクイックリンクがあります。
入力を開始すると、検索可能なすべてのオブジェクトの一致結果により、リストが動的に更新されます。探している内容が見つかったら、選択してレコードに直接移動します。
ドロップダウンリストに目的の内容が表示されませんか? 心配はいりません。オプションがあります。自分に関連するオブジェクトのみを結果に表示する場合は、インスタント結果のドロップダウンリストで 2 番目のオプションを選択します。
あるいは 1 番目のオプションを選択することも、Enter キーを押して、組織全体を検索することもできます。[上位の結果] ページに移動します。最も頻繁に使用するオブジェクトの最も関連性の高い結果が表示されます。
必要なものを見つけるために検索がどのように役立つかについても垣間見ることができます。スペル修正やシノニムのような機能により、検索語に類似する結果が返されます。ちょうど探していたものが見つかるかもしれません。
検索対象のオブジェクトがわかっていますか? グローバル検索ボックスの横で、オブジェクト名の入力を開始します。ドロップダウンリストを絞り込むか (1)、スクロールして探しているオブジェクトを見つけることができます。特に頻繁に使用するオブジェクトが最上部に表示され (2)、その後にすべての検索可能なオブジェクトがアルファベット順にリストされます (3)。
強調表示されたオブジェクトを選択するには、クリックして Enter キーを押します。検索語を入力していくと、インスタント結果が選択したオブジェクトに制限されます。Enter キーを押すと、そのオブジェクトのみの全部検索結果が表示されます。
検索条件を削除するには、オブジェクトを [すべて] に変更します。
結果を絞り込む
上位の結果の概要からわかるように、必要な情報に簡単にたどり着くことができます。特定のオブジェクトの結果を表示するには、左側の [検索結果] の下からオブジェクトを選択します。オブジェクトごとに結果の件数が表示されます。
[検索結果] の下に必要なオブジェクトが表示されていなくても心配することはありません。まもなく表示されます。[さらに表示] を選択すると、使用可能なすべてのオブジェクトがアルファベット順に表示されます。
検索結果を取引先、ケース、取引先責任者、ダッシュボード、ファイル、ナレッジ記事、リード、メモ、商談、人、ToDo、カスタムオブジェクトに絞り込むことができます。絞り込みのオプションを表示するには、[検索結果] サイドバーでオブジェクト名をクリックします。
また、ほとんどの検索結果は並び替えができます。検索結果ページに初めて移動すると、表示された結果は関連性で並び替えられています。スマートに聞こえますが、実際にスマートなんです! ただし、これは厳密にはどういうことでしょうか? 次のような、いくつかの事項が考慮されます。
- 検索語の一意性、
- 検索語がレコードに表示される頻度、
- 検索者が所有している項目かどうかなどです。
列ヘッダーをクリックするか、並び替えドロップダウンメニューを使用して、検索結果の並び替えもできます。
列ヘッダーの境界線をクリックしてドラッグすることで、検索結果ページの列幅を調整できます。
テキストの折り返しは、デフォルトでオンになっていますが、列に対するこの設定は列ヘッダーの下矢印をクリックして変更できます。
探しているものが見つかりませんか?
- 表示される検索結果が多すぎる場合は、より多く、そしてより具体的な検索語を使用します。
- オブジェクトまたは項目が検索可能かどうかを確認します。
- レコードへのアクセス権があることを確認します。検索では、ユーザーが参照権限を持っている結果のみが表示されます。
- 最近レコードを作成または更新した場合は、インデックスが作成されるまで数分間待機します。15 分経ってもレコードを見つけられない場合は、システム管理者に連絡してください。
その他のヒントは、「リソース」セクションの「レコードの検索」を参照してください。
これで、幅広い視野を持ち、重要な情報へと導いてくれる完璧な秘書を見つけたことに納得して頂けたことと思います。時間と労力を大幅に削減できるため、もうこれなしでは作業を終わらせられない気がしてきましたね。
Lightning Experience のヘルプメニュー
Lightning Experience では、各ページにコンテキストヘルプメニューがあり、そのページの作業に関連するリソースと使用開始のためのリソースへのリンクが表示されています。ヘルプメニュー内でヘルプトピックを直接開き、ヘルプトピックをドッキングして作業時に開いたままにします。
オブジェクトページでは、Salesforce Classic で表示されていた [このページのヘルプ] リンクがヘルプメニューに置き換えられています。多くの [設定] ページには引き続きこのリンクが表示されますが、より多くの有用な情報を備えたヘルプメニュー (ヘッダーの ) を使用することをお勧めします。
システム管理者が組織内での作業のためのカスタムリソースを追加した場合は、それらのリソースが最初に表示されます (1)。Lightning Experience を初めて使用する場合や、新しいヒントが欲しい場合は、[使用開始] を参照してください (2)。役に立つ動画を見たり、情報が豊富なトピックや Trailhead コンテンツを読むことで、Lightning Experience のプロへの道を進むことができます。システム管理者とユーザーには、Salesforce での各自の作業に適した異なるリソースのセットが表示されます。読み進めると、推奨リソースがさらに表示されるため、常に新しいことを学ぶことができます。
状況に応じて、推奨されるヘルプトピック、動画、Trailhead モジュールなどが [このページのヘルプ] に表示されます (3)。そのページの推奨リソースがない場合、このセクションは表示されません。一般的な作業 (ドキュメントや Trailhead の検索、Salesforce へのフィードバックの提供、キーボードショートカットの確認など) については、[その他のリソース] を参照してください (4)。システム管理者には、リリースノートを参照するためのリンクが表示されます。
アプリケーションを離れなくてもヘルプを表示できます。ヘルプメニューでヘルプトピック () をクリックすると、そのトピックがヘルプメニュー内で開きます。作業している間、トピックを開いたままにするには、ドッキングアイコンをクリックします。
トピックは画面下部で常に使用できます。トピックを最小化したり、展開したり、閉じたりできます。
Lightning Experience を初めて使用する場合は、[使用開始] を参照して基本を習得してください。ユーザーとシステム管理者に表示されるリソースは異なります。推奨リソースを参照すると、他のトピックがリストの上部に表示されるため、新しい内容を継続的に学習できます。
ヘルプメニューは、Salesforce が作成したリソースだけのものではなくなりました。システム管理者は、Lightning Experience の各ページのヘルプメニューの上部に表示されるカスタムヘルプセクションを追加できます。Web サイト、PDF ファイル、動画、Trailmix への独自の URL のリンクを使用して、組織で作業しているユーザーをガイドします。セクションに名前を付けて、表示するリソースを選択します。
ユーザーは、さらに支援が必要な場合は、ヘルプメニュー内部から Salesforce ドキュメントを検索できます。[Salesforce ヘルプを検索] をクリックし、検索語を入力するとドキュメントと Trailhead の結果のリストが表示されます。そして、ヘルプメニュー内でトピックを読むことができます。検索結果で Trailhead のリンクを開くと、新しいブラウザータブが開きます。質問への答えを調べ、進行中の作業にすぐに戻ることができます。
新しい改善された [設定]
プチ整形ではありません。完全に新しい顔になって生まれ変わりました!
Lightning Experience のどのページでも、上部の | [Setup (設定)] をクリックすれば、[Setup (設定)] に移動できます。
[設定] ツリーの構成が一新され、カテゴリも変更されています。Salesforce Classic では、[設定] ツリーには多数のノードカテゴリがあり、各ノードの下にはさらにサブカテゴリもありました。目的の項目に移動するにのいくつかの方法がありました。しばらく使っていればだんだん早道がわかってきますが、新しいユーザーにはこの構造はわかりづらいものでした。新しい [設定] では、すっきりしたインターフェースを通じて、管理設定作業の表示や管理が楽にできます。
新しい [設定] には、次のような改善点があります。
- [クイック検索] (1) から、キーワードを使って任意のノードにすばやく移動できます。目的の項目の名前がわかっている場合には、[クイック検索] が最も近道です。[クイック検索] は、目的の場所にすばやくアクセスするための強力なツールです。
- [Create (作成)] メニュー (2) からは、ユーザーやカスタムオブジェクト、カスタムタブ、アプリケーション、メールテンプレート、プロセスなどの一般的な [設定] の作成機能にすばやくアクセスできます。これまでのように [設定] ツリーをドリルダウンしていく必要はありません。[Create (作成)] メニューには [設定] のどのページからでも移動できます。
- クイックアクセスタイルのカルーセル (3) では、重要な設定ツールや情報はもとより、リリースノートにもすばやくアクセスできます。[Lightning Experience] タイルと [Salesforce の設定] タイルを使えば、新しい改善された UI やモバイルデータアクセスを会社で利用できるようになります。モバイルアプリケーションから Salesforce を管理できる SalesforceA のダウンロードリンクもあります。また、組織のパフォーマンスデータや使用状況データを参照できる [システムの状況] 画面へのリンクもあります。
- [設定のホーム] ページの [最後に使用] リスト (4) には、[設定] で最近使用されたレコードやカスタマイズ機能が表示されます。名前をクリックするだけで、直前まで作業していた場所に簡単に戻ることができます。
- オブジェクトマネージャー (5) では、組織のすべてのオブジェクト (標準とカスタムの両方) を一元管理できます。オブジェクトマネージャーについては、後で詳しく説明します。
ユーザーは、プロファイルの画像をクリックしてから [設定] をクリックすれば、どのページからでも自分の個人設定にアクセスできます。
ツリーを [管理]、[プラットフォームツール]、[設定] の 3 セクションに整理
新しい [設定] では、[管理]、[ビルド]、[リリース]、[監視]、[Checkout] という 5 つあったセクションが、[管理]、[プラットフォームツール]、[設定] という 3 つのセクションに変更されています。これらのセクションの子ノードもすべて再編成されています。名前がわからない場合でも、目的のノードが簡単に探せるように、サブカテゴリも幅広く追加されています。
さらに、重複するノードもすっきりさせて、子ノードの数も減らしています。プラットフォームツールは、機能よりもプロセスを重視した構成に生まれ変わりました。アプリケーションのライフサイクルが [アプリケーション]、[オブジェクトおよび項目]、[プロセスの自動化]、[ユーザーインターフェース]、[カスタムコード]、[環境] というサブカテゴリに分割されて表示されます。
[設定] セクション下部では、組織情報またはセキュリティの設定を参照できます。
消えたノードはどこへ?
一部のノードは完全に無くなっています。[設定] ツリーには、新しい Lightning Experience のカスタマイズに関連したノードのみを残しました。たとえば、Service Cloud 関連のノードや、Sales Cloud の一部のノードも削除されました。オブジェクト関連のノードはすべて、後で説明するオブジェクトマネージャーに移動されています。
カスタマイズや開発に必要なツールはすべて残っていますから、ご安心ください! Lightning Experience でのサポートが開始されれば、その他の機能も順次 [設定] に追加されていく予定です。
新しい [設定] で見逃してはならない 5 つのこと
Lightning Experience 切り替えアシスタント |
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[Create (作成)] メニュー |
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オブジェクトマネージャー |
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アプリケーションメニュー |
用途:
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リリースノートを表示 |
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制限事項
高度な設定の検索は Lightning Experience では使用できません。ただし、設定中にこれを回避するには、グローバル検索に用語を入力し、インスタント結果で [設定] オプションを選択します。検索結果ページに検索語と一致するレコード結果が表示されます。
Lightning Experience の [設定] ツリーは次のページに制限されています。
- Lightning Experience の機能をサポートしているページ
- ユーザー管理、セキュリティ、会社の設定など、組織全体に適用される管理ページ
Lightning Experience にはない機能の管理ページにアクセスするには、Salesforce Classic を使用してください。
オブジェクトマネージャー
オブジェクトマネージャーでは、組織のすべてのオブジェクト (標準とカスタムの両方) を一元管理できます。1 つのエントリポイントから、すべてのオブジェクトとその関連機能 (項目、入力規則、ページレイアウトなど) にアクセスできます。
オブジェクトマネージャーにアクセスするには、[設定] から [オブジェクトマネージャー] をクリックします。
- オブジェクトを見つけるには、[クイック検索] ボックスにその表示ラベルまたは名前の最初の数文字を入力します。
- カスタムオブジェクトを編集するには、 をクリックし、[Edit (編集)] をクリックします。
- オブジェクトの詳細を表示したり、その関連機能にアクセスしたりするには、オブジェクトの表示ラベルをクリックします。
オブジェクトの詳細ページから、オブジェクトの詳細を表示し、すべての関連機能 (項目、入力規則、ページレイアウトなど) にアクセスできます。機能またはコントロールにすばやく移動するには、サイドバーのリンクを使用します。
制限事項
オブジェクトマネージャーは、Lightning Experience 機能をサポートしているオブジェクトに制限されます。
次のオブジェクト機能は、オブジェクトマネージャーには表示されません。[設定] の別の場所からこれらにアクセスできます。
- ケースコメントトリガー
- フィードコメントトリガー
- フィード項目トリガー
- フィード項目レイアウト
- グループレイアウト
- グループトリガー
- グループメンバートリガー
- グループレコードトリガー
- パブリッシャーレイアウト
- トピックトリガー
- トピックの割り当てトリガー
サービスの設定フロー
さまざまなサポートチャネルにより、サービスチームの立ち上げをスピードアップします。サービスの設定フローは、メールサポート、X (旧 Twitter) や Facebook との統合、知識ベースの有効化といった各種のサポート機能の設定をステップバイステップでガイドします。Lightning Experience 機能のサービスの設定では、直感的な設定ツリーとパフォーマンスメトリクスダッシュボードも提供されます。
[サービスの設定のホーム] ページ上部のタイルに、推奨の設定フローやコンテンツ、1 ステップエクスペリエンスが表示され、Service Cloud の準備中に憶測することがありません。ダッシュボードはカスタマイズができ、日次パフォーマンスまたは長期的トレンドをもとに、カスタマーサービスチームについて一目でわかるメトリクスが表示されます。これらのインサイトは、ボトルネックを評価および予測し、通話を合理化して生産性を向上させるのに役立ちます。
リソース
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Lightning Experience でのオブジェクト管理設定の検索
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パーソナライズされたナビゲーションに関する考慮事項
- 動画: Personalize Navigation in Lightning Experience (Lightning Experience でのナビゲーションのパーソナライズ)
-
お気に入りに関する考慮事項
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アプリケーションランチャー
-
Lightning Experience でのルックアップ検索結果の設定
- 動画: Searching in Salesforce Lightning Experience (Salesforce Lightning Experience での検索)
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検索の上限超過による検索結果への影響
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検索インデックスの管理