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Marketing Cloud Engagement のアナリティクス 360 とのインテグレーションの開始

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Google と Salesforce が提携している理由を説明する。
  • このインテグレーションにより、マーケティング担当者がどのようなことを行えるようになるか説明する。
  • インテグレーションを活用するための前提要件を挙げる。
メモ

この単元は誰でも受講できますが、インテグレーションを使用するためには、アカウントで Journey Builder を有効にしている Salesforce Marketing Cloud Engagement のユーザーで、かつ Google アナリティクス 360 のユーザーでもある必要があります。 

メモ

このモジュールは Google との提携のもとに制作されています。ここに記載されている Google の製品、サービス、機能は Google が所有、サポート、管理します。Google の製品、サービス、機能の使用は、Google が管理するプライバシーポリシーやサービス契約に従うものとします。

メモ

Universal Analytics 360 および使用されるデータソース (ユニバーサルプロパティ (UA)) は廃止される予定です。これらのサービスを引き続き利用する Trailblazer をサポートするために、Trailhead では廃止されるまでこれらのモジュールを提供します。現在、新しい Google アナリティクス 4 (GA4) 連携をサポートするコンテンツを作成中です。

お客様中心の世界でビジネスを行う

私たちは第 4 次産業革命の真っ只中にいます。高度につながっているお客様が、有意義なカスタマーエクスペリエンスを当たり前のごとく求める時代です。お客様は自分たちのことを理解して尊重し、あらゆるやり取りをパーソナライズしてくれるブランドとビジネスを行いたいと考えています。 

この点に関して 67% が、そうしたブランドから優れたエクスペリエンスが得られるのであれば、多少高くついても構わないと回答しています。その一方で、消費者の 51% が、ブランドのカスタマーエクスペリエンスはこうしたレベルに達していないと述べています。 

コーヒーを手に携帯電話を見ているお客様と、51% の顧客がブランドのエクスペリエンスは不十分と回答した統計の画像

この原因として、分断されたデータ、旧式のシステム、統一性のないチャネル、縦割りの組織などが挙げられます。

マーケティング担当者がこうした障害を克服するにはどうすればよいのでしょうか? 

その解決策となるのがインテグレーションで、ごく簡単なことのように思われます。けれども、複数のシステムに分散しているデータを、アクション可能な 1 つの顧客ビューにまとめることは容易いことではありません。

私たち Salesforce はそのことを認識しています。Google も心得ています。そこで、この 2 社が提携してクロスチャネルのインサイトを提示可能にし、マーケティング担当者がお客様への有意義なコネクテッドエクスペリエンスを構築できるようにしました。

このインテグレーションによって初めて、Salesforce Marketing Cloud Engagement と Google マーケティングプラットフォームの一部である Google アナリティクス 360 の間でマーケティングチャネル、Web データや広告データ、分析がシームレスに結び付けられました。

マーケティング担当者にとってのこの提携の意義

これこそがこの提携の核心です。

マーケティング担当者の仕事はそれじゃなくても大変なため、私たちはこのミッションクリティカルな 2 つのシステムを簡単に操作できるようにすると同時に、顧客ビューを改善し、データに基づくインサイトを提示し、お客様との関係を構築する中で有意義な場面を創り出せるようにしています。

この新しいインテグレーションにより、マーケティング担当者は次のことが可能になります。 

  • 生産性を高める。
  • 豊富なデータを 1 か所で分析する。
  • パーソナライズされたメッセージを作成する。
  • マーケティングの的確な判断を下す。

インテグレーションの機能

この提携によってマーケティング活動を向上させられることがわかったところで、次は有意義なカスタマーエクスペリエンスを創出するために使用する機能やツールについて説明しましょう。

  • シンプルな設定
  • クロスチャネル分析
  • コンテンツパフォーマンス
  • Web サイトの最適化
  • マーケティング属性
  • 利用者の有効化

シンプルな設定

IT に詳しくなくても心配はいりません。このインテグレーションは難なく設定できます。マーケティング担当者自身が次の 3 つのシンプルなステップを実行するだけです。

  1. アナリティクス 360 のログイン情報を使用して、Marketing Cloud Engagement を認証する。
  2. UTM タギング構造を設定する (1 回のみ)。
  3. 1 回のクリック操作で任意のジャーニーに適用する。

こうした設定については次の単元で詳しく説明します。 

クロスチャネル分析

お客様が各チャネルでどのようにエンゲージしているのか把握したいと思ったとき、レポートを実行して分析するために IT の手を借りる必要がありません。数回のクリック操作で、アナリティクス 360 のレポート (サイト使用状況、e コマース、目標) が Marketing Cloud Engagement の 1 つのダッシュボードに表示されます。

ジャーニー分析ダッシュボード - [概要] タブ

コンテンツパフォーマンス 

あなたがメール送信したオファーをクリックしたお客様が、その後どのような行動をとるのか疑問に思ったことはありませんか? あなたのマーケティングコンテンツは収益の増大や新規顧客の獲得に結び付いていますか? 開封率やクリック率に留まらず、どのようなコンテンツがお客様の心に響いている (または響いていない) のかを解明します。こうした情報も、顧客エンゲージメントの他の総計値と同じように、ダッシュボードにアクセスして確認します。

パフォーマンスの総計値とサムネイルのフロート表示を示す [コンテンツ] タブ

Web サイトの最適化

アナリティクス 360 で作成した利用者 (オーディエンス) を、メールリンクに付加した UTM パラメーターで収集された Marketing Cloud Engagement のエンゲージメントデータで拡充して、Web 最適化のテストを拡張し、消費者の広範なクロスチャネルビューに基づいてサイトエクスペリエンスをパーソナライズします。

Marketing Cloud Engagement メールデータを使用したアナリティクス 360 の利用者

マーケティング属性 

アナリティクス 360 のアトリビューションレポートを、メールリンクに付加した UTM パラメーターで収集された Marketing Cloud Engagement のエンゲージメントデータで拡充して、どのチャネルや戦術が最大の成果に結び付くのかに関するより包括的で的確なビューを表示します。

Marketing Cloud Engagement データを使用したアトリビューションレポート

こうしたシンプルな設定やジャーニーへの自動的なタギングにより、マーケティングやチャネルのさらなるエンゲージメントデータを Google マーケティングプラットフォームに簡単に取り込んで、測定や有効化に利用できるようになりました。

利用者の有効化

まず初めに、アナリティクス 360 でユーザーの Web 行動やアプリケーション閲覧行動の豊富なデータに基づいて利用者を作成し、その利用者をメール、SMS、プッシュ通知など Marketing Cloud Engagement の他のチャネルで直接共有したり有効化したりします。お客様がさまざまなチャネルで行ったインタラクションに基づくインサイトを取り入れてジャーニーを調整しやすくなったため、一貫性が確保され、適切なパーソナライズが実施されるようになります。

アナリティクス 360 をエントリソースとして設定した Journey Builder のジャーニー

リソース

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