外部サービスの使用開始

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 外部サービス機能と外部サービスについて説明する。
  • この Trailhead モジュールの外部サービスの大まかなワークフローを説明する。

始める前に

このモジュールを受講する前に、まず「簡単なフローの作成」モジュールを受講し、次に「Flow Builder」モジュールを受講することをおすすめします。最後の単元は、フローに関するこの 2 つのモジュールで学習する概念に基づいています。

外部サービスを使用する理由

今日の世界では、顧客はシームレスなカスタマーエクスペリエンスを期待しています。背後でそのエクスペリエンスを構成するビジネスソリューションやサービスが 1 つのプラットフォーム上に存在するか、プラットフォーム外の複数のホストに存在するかは関係ありません。Salesforce と Salesforce 以外のサービスとの間のこのやりとりで、外部サービスが効果を発揮します。Salesforce 組織で使用するさまざまなビジネスアクションや計算を実行するサービスが外部でホストされている場合に、外部サービスではそれらのサービスを宣言的に統合することによって (コードは不要です!)、このやりとりがスムーズに行われるようにします。では、Salesforce 組織に統合できる有用なサードパーティサービスにはどのようなものがあるのでしょうか? 例をいくつかご紹介しましょう。

  • Salesforce の取引先詳細ページで使用するクレジットスコア機能
  • 割引のための対象資格確認サービス
  • 柔軟なデジタル支払サービス
  • COVID-19 職場再開サービス
  • 視覚化ツールを備えた地図作成サービス
  • Slack でのリアルタイム注文通知
  • ID: 不正防止サービス
  • 別個のオムニチャネル小売サービスの統合
  • Google サービス
  • 政府および国際機関サービス
    • 大気質指数 (AirNow)
    • 市民サービス
    • 米国疾病対策センター (CDC)
    • 世界銀行

外部サービスがどのようなもので、どのように機能するかを詳しく見ていく前に、外部サービスによってあらゆる Web サービスの統合のあり方が変わることを示す 2 つの例を見てみましょう。
  • Salesforce 組織の新規ユーザを、自動的に外部の組織関連アプリケーションのコラボレータにする。ユーザが外部の給与情報アプリケーションにアクセスして、各自のタイムシートや給料データを確認できるようにしたいとします。その場合は、外部のサービス (給与アプリケーション) を登録すると、外部サービスによってそのサービスが Flow Builder で使用できるアクションに変換されます。次に、フローを作成し、給与アプリケーションからの入力 (ユーザ ID など) に対して動作するトリガを含めます。これで、Salesforce 内で新しいユーザを作成するたびに自動起動フローが実行され、そのユーザがコラボレータとして追加されるようになります。コラボレータは、タイムシートと給与が含まれる Salesforce 外部の給与アプリケーションサービスへのアクセス権を持ちます。
  • 外部の Salesforce サービスにアクセスしてタスクを実行する。信用度サービスに接続して、Salesforce 組織に保存されている取引先レコードの信用度を判断したいとします。その場合は、外部のサービス (信用度確認サービス) を登録すると、外部サービスによってそのサービスが Flow Builder などのプラットフォームツールで使用される呼び出し可能アクション (定義参照) に変換されます。次に Flow Builder を使用して、この外部のサービスからのアクションが注文金額や信用条件などの入力に含まれるフローを作成します。フローが実行されると、その取引先に関連付けられている注文の信用条件が更新されます。
外部には多くのサービスがあり、時間は限られていますが、外部サービスを利用する両方の例を理解しましょう。基本を習得すれば、外部サービスのワークフローを使用して Salesforce の外部にある、ビジネスモデル、使用事例、そして最も重要な顧客に最適なサービスを管理できるようになります。

外部サービスとは?

外部 Web サービスと外部サービスを区別できますか? まず、定義から始めましょう。 

外部サービス — 次のことを行う Salesforce のインテグレーション製品です。(1) 外部 Web サービスを登録する。システム管理者がその Web サービスを定義する OpenAPI 準拠の仕様として登録します。(2) 外部 Web サービスの操作を Salesforce プラットフォームに取り込んで Flow Builder などのポイント & クリックツールで使用できるようにする (「呼び出し可能アクション」参照)。つまり、OpenAPI 標準を使用して外部の REST API を宣言的に接続します。

API と外部サービスコンポーネントのグラフィック


外部 Web サービス 外部サービスとも呼ばれます。Salesforce プラットフォームの外部で開発されてホストされる、あらゆる種類の機能、アクション、プロセス。外部 Web サービスが外部サービスによってコンシューム可能であるためには、REST ベースの API である必要があります。REST ベースの API では、通常、Web 内のナビゲーションに HTTP(s) プロトコルが使用されます。(REST が何だかわからなくても大丈夫です)。

API 仕様 — API が実行できる内容を定義する説明的なスキーマを含むファイルです。外部サービスは JSON ベースの OpenAPI 仕様形式に準拠しています。API 仕様は人間とマシンの両方にとって判読可能です。これによってオブジェクトの命名、順序、内容の基本を定義し、REST API とのインタラクションを明確にします。  OpenAPI 仕様を参照してください。

呼び出し可能アクション (外部サービスに関して) — Flow Builder や Einstein ボットなどのますます多くの Salesforce プラットフォームツールで使用できる宣言的なビルディングブロックを表します。呼び出し可能アクションを使用すると、あらゆる種類のアクションを一貫した方法で実装して使用できるため、システム管理者と開発者の役に立ちます。外部サービスエコシステムでは、外部サービスによって外部 Web サービスの操作を登録すると、生成された呼び出し可能アクションに Flow Builder ツールなどからアクセスできます。

Flow Builder — フローを作成するポイント & クリックツール。 

フロー — フローは Salesforce フローの一部で、Salesforce 組織または外部システムでデータを収集したりアクションを実行したりします。Salesforce フローにはフロー (Flow Builder で作成) とプロセス (プロセスビルダーで作成) が含まれます。

それだけではありません。

これらの用語 (OpenAPI 仕様、API 仕様、スキーマ) は開発者向けのものですが、外部サービスは Web サービスのコーディング間のギャップを埋め、それらのサービスへのアクセスを自動化するために役立ちます。後で、簡単なアプリケーション使用事例を使って、Web サービスの API 仕様を定義し、スキーマで定義された操作を登録し、Flow Builder を使用してフロー内に新しく使用可能になったアクションをドラッグアンドドロップする方法について説明します。

ここでは、一歩下がって全体像を眺めることで、外部サービスの相互につながったビルディングブロックについて理解しましょう。この図を見ると、独自の外部 Web サービスを登録する作業の大半が、外部サービスの登録ページで宣言的に行われることがわかります。登録すると、Flow Builder などのツールを使用して Web サービスの呼び出し可能アクションを使用したフローを作成できます。

外部サービスワークフローの 6 つのステップ。以下に、大まかな流れを示します。6 つのステップがありますが、外部サービスの主要なステップは 3、4、5 です。このモジュールの各単元で、それぞれのステップを詳しく説明していきます。全体のワークフローは次のようになります。

  1. 外部 Web サービスプロバイダ (銀行など) が、REST ベースの API をホストします。このシナリオでは、REST ベースの API は銀行 (プロバイダ) とユーザ (消費者) の間の契約の種類を指定していると考えてください。
  2. Web サービスプロバイダ (銀行 Web サービスの例) または開発者 (場合によってはシステム管理者) が API を説明する JSON ベースの API 仕様を共有します。
  3. Salesforce システム管理者または開発者が、外部 Web サービスプロバイダから提供された REST ベースの API の URL を使用して、その Web サービスのエンドポイントを認証するための指定ログイン情報を宣言的に作成します。エンドポイントとは単に、外部サービスとやりとりするための Web サービスのリソースを公開するものです。
  4. Salesforce システム管理者が Web サービスを宣言的に登録し、登録プロセスで指定ログイン情報と API 仕様の両方を使用します。外部サービスが API 仕様の操作を組織にインポートし、呼び出し可能アクションとして使用できるようにします。
  5. Salesforce システム管理者が Flow Builder を使用して、ステップ 4 で登録された呼び出し可能なフローアクションにアクセスします。
  6. 実行時に、フローが Web サービスのエンドポイントにコールアウトを送信します。Web サービスが API 仕様に基づいて出力を返します。外部 Web サービスによって、データが取得、作成、更新、削除されます。  Salesforce はこれらの応答を Flow Builder などのツールで使用するために外部 Web サービスから取得できます。

API 制作者から仕様が公開されていない場合、ステップ 2 での API 仕様の作成は宣言的なプロセスではありませんが、(経験に応じて) 自分で API 仕様を作成するか、開発者に協力を求めるか、スキーマビルダーツール (Swagger エディタなど) を使用して実行できます。次の単元では API 仕様の入力と出力について詳しく説明します。API 仕様を準備できたら、Salesforce に搭載されている宣言型ツールを使用して、必要なビジネスアクションを組織に追加できます。

リソース



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