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Journey Builder でエンゲージメントのペルソナを使用する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • エンゲージメントのペルソナを特定して、ユースケースを判断する。
  • Journey Builder で Einstein 分岐を使用する。
  • ペルソナ別のキャンペーンを作成する。

エンゲージメントのペルソナ

エンゲージメントスコアリングデータが得られたら、そのデータをセグメンテーションに活用できます。Einstein エンゲージメントスコアリングではペルソナを使用して、クリック数を主なエンゲージメントメトリックとする融合スコアに基づいて購読者を分類します。このペルソナは毎日更新されます。では、こうしたペルソナをセグメンテーションや対象キャンペーンにどのように使用できるのか見てみましょう。

ペルソナ

説明

お客様の望ましい行動

ターゲティング方法

ロイヤリスト

開封エンゲージメントもクリックエンゲージメントも高い購読者 

  • 友人の紹介
  • エンゲージメントの向上
  • 追加購入
  • パフォーマンスが最も高い購読者を基に類似オーディエンスを作成する。
  • 送信頻度を増やす。
  • 特別または限定的なオファーを送信する。
  • サインアップを促すイベントに誘う。

ウィンドウショッパー

開封エンゲージメントは高いが、クリックエンゲージメントが低い購読者

  • 行動喚起 (CTA) のクリック
  • パーソナライズやおすすめを含める。
  • 異なる CTA をテストする。
  • 的を絞ったインセンティブを試す。

選択的購読者

開封エンゲージメントは低いが、クリックエンゲージメントが高い購読者

  • メールの開封
  • 件名の最適化をテストする。
  • 過去の購入に基づいてパーソナライズする。

離脱/休眠

開封エンゲージメントもクリックエンゲージメントも低い購読者

  • 購読取り消しの回避
  • 再エンゲージ
  • プリファレンスセンターのアンケートを送信する。
  • Advertising Audiences や SMS などの別のチャネルを試す。
  • オファー付きの離脱キャンペーンを実施する。

Journey Builder でペルソナを使用する

アカウントで Einstein エンゲージメントスコアリングのペルソナと予測が使えるようになったら、Journey Builder でその 2 つを利用して、お客様を引き付けるマルチチャネルキャンペーンを作成できます。どうすればよいのでしょうか? カスタマージャーニーに Einstein エンゲージメントスコアリング分岐を追加します。分岐アクティビティとは、お客様をカスタマイズされた各種のパスに振り分けるアクションのことです。たとえば、あるお客様はメールを受信し、別のお客様は SMS テキストを受け取ります。  

メール用 Einstein エンゲージメントスコアリングのオプション

では、Journey Builder の Einstein スコアリング分岐の 5 つのオプションを確認しましょう。

分岐

使用する状況

ペルソナ 

Einstein エンゲージメントスコアリングのペルソナ (ロイヤリスト、ウィンドウショッパー、選択的購読者、離脱/休眠) に基づいてお客様にエンゲージします。

開封の可能性*

メールを開封する可能性に基づいてお客様にエンゲージします。

クリックの可能性 

リンクをクリックする可能性に基づいてお客様にエンゲージします。

購読取り消しの可能性 

引き続き購読する可能性に基づいてお客様にエンゲージします。

Web コンバージョンの可能性

Web サイトで購入、コンテンツのダウンロード、フォームの入力を行う可能性に基づいてお客様にエンゲージします。(メモ: コンバージョンを使用する前に、Web サイトにコレクトタグを追加する必要があります。) 

* 前述のとおり、特定のデバイスやプラットフォームで開封数の追跡方法が変更されているため、メール開封分岐の使用は極力控えてください。 

ペルソナ別のキャンペーンを作成する

では、Northern Trail Outfitters (NTO) という小売企業のスコアリング分岐の使用例を見てみましょう。先頃エンゲージメントスコアリングをアクティブ化した NTO のチームは、Journey Builder でそのスコアを活用したいと考えています。デジタルマーケティングマネージャーの Isabelle は、これから取り組むウィンターセールキャンペーンで分岐を使用することを検討しています。エンゲージする可能性が低い購読者は、MobilePush クーポンで関心を引くつもりです。Isabelle がこのジャーニーを作成して、スコアリング分岐を追加するところを見ていきましょう。 

Isabelle は Journey Builder に移動して、次の手順を実行します。

  1. をクリックします。
  2. [Create Journey From Scratch (ジャーニーを最初から作成)] を選択します。
  3. エントリソースには、[Data Extension (データエクステンション)] エントリソースをドラッグします。Isabelle は、NTO 顧客モバイルデータエクステンションを選択します。
  4. 次に、[Scoring Split (スコアリング分岐)] アクティビティアイコンをジャーニーウィンドウにドラッグします。
  5. 分岐アイコンをダブルクリックして、アクティビティを構成します。
  6. このジャーニーで、Isabelle はチャネルに [Mobile (モバイル)] を選択します (1)。Einstein 分岐のチャネルオプションが表示されているジャーニーダッシュボード
  7. Isabelle は [Mobile (モバイル)] を選択し、アプリケーション名に [NTO Mobile App (NTO モバイルアプリケーション)] を選択します。
  8. 次に、[Mobile Engagement (モバイルエンゲージメント)] 分岐オプション (1) を選択して、エンゲージメントの融合メトリクスを取得します。強調表示されている [Mobile Engagement (モバイルエンゲージメント)] 分岐オプション
  9. 続いて、ジャーニーに追加するお客様を選択します。Isabelle は各オプションの横にある [Add Path (パスを追加)] をクリックします。エンゲージが多い順に表示されているモバイルエンゲージメントのオプション
  10. 追加したら、[Done (完了)] をクリックします。

「エンゲージが非常に多い」グループにはセールのリマインダーとしてプッシュメッセージを 1 通送信することにします。「エンゲージが多い」グループもこのメッセージを受信しますが、メッセージを開封しない場合はクーポンが届きます。エンゲージが少ない残りのグループには、まずクーポンメッセージが送信され、開封しなかった場合にセールのリマインダーが送信されます。これで、Isabelle がエンゲージメントレベルを反映した効率的な方法で NTO のお客様とつながる準備ができました。

Einstein を使用してセグメンテーションを自動化する

エンゲージメントスコアリングの全容を知ることができました。購読者のペルソナとエンゲージする可能性に基づくアプローチで、お客様を引き付けるマルチチャネルキャンペーンを作成する準備に取りかかります。作業は Einstein に任せることにして、次回のジャーニーキャンペーンで Einstein エンゲージメントスコアリングを活用しましょう。

リソース

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