自動起動フローの使用開始
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- [Autolaunched Flow (No Trigger) (自動起動フロー (トリガーなし))] 種別をほかの自動起動されるフローと区別する。
- フロートリガーをフローリストビューに表示する。
- 自動起動フローの候補を特定する。
- 自動起動フローを実行する方法を説明する。
始める前に
このバッジでは、受講者が変数、入力、リソース、要素を使用してフローを作成する方法を理解していることを前提としています。こうした作業に詳しくない場合や復習が必要な場合は、「Flow Builder の基本」バッジや「フローのデータとアクション」バッジを参照してください。
「Flow Builder を使用したフローの作成」トレイルに沿って受講している場合は、フロー種別を選択する [New Flow (新規フロー)] ウィンドウには慣れており、レコードトリガーフローや画面フローをいくつか作成したことがあるはずです。このモジュールでは、「自動起動」と「スケジュールトリガー」という 2 つのフロー種別について説明します。
Autolaunched と autolaunched の違いについて
[New Automation (新規自動化)] ウィンドウで推奨されるフロー種別のうち、4 つに autolaunched (自動起動) という説明があることにお気づきですか? 実際、画面フロー以外はすべて自動起動で、バックグラウンドで実行されると書かれています。
![バックグラウンドで実行される自動起動フローであると書かれている、[New Automation (新規自動化)] 画面の 3 つの主要なフロー: [Record-Triggered Flow (レコードトリガーフロー)]、[Schedule-Triggered Flow (スケジュールトリガーフロー)]、[Autolaunched Flow (No Trigger) (自動起動フロー (トリガーなし))]](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/autolaunched-scheduled-flows/get-started-with-autolaunched-flows/images/ja-JP/f6f573a1ee817837fcdaafc0c1276fc7_kix.55ya0lldttfo.png)
小文字で書かれた autolaunched (自動起動される) という用語は、ユーザーからの入力を必要とせず、バックグラウンドで自律的にフローが実行されるという性質を表しています。これは、ぜんまい式のおもちゃのようなものです。誰かがぜんまいを巻いて置く必要はありますが、その後は押したり指示したりしなくても、終わるまで動き続けます。

画面フローはユーザー操作が必要であるため、その意味での autolaunched には該当しません。
このモジュールでは 2 つの自動起動されるフローについて説明しますが、名称に「Autolaunched」(A は大文字) が含まれているのは [Autolaunched Flow (No Trigger) (自動起動フロー (トリガーなし))] だけです。ここでは、このフローを略して「自動起動フロー」と呼びます。スケジュールトリガーフローにも自動起動される性質がありますが、種別としての自動起動フローではありません。
自動起動フローの力
「自動起動フローの何がそんなに特別なのか?」と疑問に思うかもしれません。
- 自動起動フローには、フロー内に定義されたトリガーがありません。ほかの何かによって起動されたときに実行されます。スケジュール、レコードの変更、プラットフォームイベントに制限されないため、実行のタイミングをはるかに細かく制御できます。
- ユーザー操作がなくても実行されます。
ほかのフロー種別にこのようなものはありません。画面フローにはユーザー操作が必要です。残り 3 つの自動起動されるフローはユーザー操作なしで実行されますが、スケジュール、レコードの変更、またはプラットフォームイベントによってのみトリガーされます。ユーザーの判断や Apex コードに基づいて実行することはできません。
フロー種別 |
トリガーなしで実行 |
ユーザー操作なしで実行 |
|---|---|---|
画面フロー |
はい |
いいえ |
レコードトリガー |
いいえ |
はい |
スケジュールトリガー |
いいえ |
はい |
プラットフォームイベントトリガー |
いいえ |
はい |
|
自動起動
|
はい
|
はい
|
フローを手動で実行する必要がある場合、またはスケジュール、レコードの変更、プラットフォームイベント以外をトリガーとして実行したい場合で、かつユーザー操作を必要としない場合は、自動起動フローが適しています。
自動起動フローの実行
Salesforce 組織内で何かが発生したときに自動化を実行できるのは便利ですが、現実の会話の後や、 実際に握手をした後、 あるいは誰かの判断をきっかけに実行したい場合はどうでしょうか?
自動化を開始する適切なタイミングを判断できるのは人間だけという場合があります。ユーザーが自動化を実行できるようにするために、自動起動フローと、そのフローを実行するメカニズムを作成できます。
メカニズム |
メモ |
|---|---|
|
カスタムボタン
|
ページレイアウトに配置します。必要に応じて、ボタンの表示または非表示を制御するための表示条件を設定します。 |
Einstein AI 会話 |
フローをコールするエージェントアクションを作成し、そのエージェントアクションを組織の有効な Agentforce に割り当てます。(詳細は、「クイックスタート: Einstein Copilot」を参照してください。) |
|
別のフロー
|
親フロー内でサブフロー要素を使用して、子フローを参照して実行します (これについては、「Flow Builder のロジック」バッジで学びました)。 |
|
ほかの自動化
|
Apex コード、Visualforce ページ、フローオーケストレーション、外部システムからの API コールを使用できます。 |
自動起動フローの特定
では、自動起動フローはどうやって見つければよいのでしょうか。最初に、自動化アプリケーションの [All Flows (すべてのフロー)] リストビューを確認します。この場所でフローを表示するのが、一目でフロー種別を確認するための最もシンプルな方法です。
- アプリケーションランチャー (
) をクリックします。
- [Search apps and items (アプリケーションまたは項目を検索)] 検索ボックスに
auto(自動) と入力し、[Automation (自動化)] をクリックします。
-
[Flows (フロー)] タブをクリックします。
-
[Recently Viewed (最近参照したデータ)] をクリックし、[All Flows (すべてのフロー)] を選択します。
このリストビューには組織のフローがすべて表示され、[Flow Type (フロー種別)] 列には各フローの種別が表示されます。
![各フローの種別が表示されている自動化アプリケーションの [All Flows (すべてのフロー)] リストビュー。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/autolaunched-scheduled-flows/get-started-with-autolaunched-flows/images/ja-JP/2597f3fed08b27ade5dd37fa0562e86a_kix.zhkvaxrddcj3.png)
以上です! 自動化アプリケーションでフローを参照するときに、その他の項目は必要ありません。
[Setup (設定)] でフローを識別する
[Setup (設定)] の [Flows (フロー)] でも各フローの種別を参照できますが、こちらのほうが読みづらく、いくつかの設定が必要です。
デフォルトでは、[Setup (設定)] の [All Flows (すべてのフロー)] リストビューには各フローのプロセス種別が表示されます。これは [Autolaunched Flow (自動起動フロー)] か [Screen Flow (画面フロー)] のいずれかです。画面フロー以外のすべてのフローは、プロセス種別が [Autolaunched Flow (自動起動フロー)] として表示されます。したがって、この情報だけで自動起動フローを見つけることはできません。
![[All Flows (すべてのフロー)] リストビューには、フローのプロセス種別 (自動起動フローまたは画面フロー) も表示されます。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/autolaunched-scheduled-flows/get-started-with-autolaunched-flows/images/ja-JP/2c857ec0e5ba4bd35ec7eb47ddaba9f2_kix.tmyxkthjucnf.png)
[Setup (設定)] の [All Flows (すべてのフロー)] リストでフローを参照するときには、各フローがどのトリガーで実行されるのかを把握する必要があるため、[Trigger (トリガー)] 項目をリストビューに追加します。プロセス種別とトリガーの組み合わせにより、4 種類の自動起動されるフローを区別できるようになります。
![[All Flows (すべてのフロー)] リストビュー。プロセス種別: 自動起動と画面。トリガー: Record—Run Before Save (レコード — 保存前に実行)、Record—Run After Save (レコード — 保存後に実行)、Schedule (スケジュール)。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/autolaunched-scheduled-flows/get-started-with-autolaunched-flows/images/ja-JP/1661e5051d38facb5faf3c1981d67998_kix.ayb1bw4ffjbq.png)
プロセス種別が [Autolaunched Flow (自動起動フロー)]、かつ [Trigger (トリガー)] 項目が空白であれば、それが真の自動起動フローです。それ以外の場合は、トリガーがフロー種別に対応します。[Run Before Save (レコード — 保存前に実行)] と [Record—Run After Save (レコード — 保存後に実行)] はレコードトリガーフロー、[Schedule (スケジュール)] はスケジュールトリガー、[Platform Event (プラットフォームイベント)] はプラットフォームイベントトリガーを意味します。
リソース
