Agentforce を使用して AI エージェントをリリースする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Agentforce Connections を使用して AI エージェントをリリースできる利用可能なチャネルを一覧表示する。
- エージェントをリリースする際に従う基本的な手順を説明する。
始める前に
このモジュールを始める前に、次の推奨コンテンツを完了することを検討してください。
リリースフェーズ
Agentforce を使用すると、Salesforce で AI エージェントを簡単に構築、テストし、すばやく反復できます。新しいエージェントが正確で、安全かつ信頼できることを確認したら、エージェントを従業員や顧客に提供する段階に進みます。エージェント開発ライフサイクルを考えると、ここからがプロセスのリリースフェーズです。

リリースプロセス
リリースフェーズでは、役立つ新しい AI エージェントを顧客や従業員に公開するための準備を行います。プロセスを簡単にまとめると、次のとおりです。
- リリース戦略を立ち上げる。
- Sandbox 環境でエージェントの接続を設定する。
- エンドツーエンドのテストを完了する。
- ステージング環境または本番環境にリリースする。
このモジュールでは、プロセスの各手順をさらに詳しく確認します。
リリース戦略を立ち上げる
リリース戦略は、AI エージェントの成功の可能性を最大化し、混乱を最小限に抑えるためのロードマップです。課題を予測し、ステークホルダーの期待を管理し、継続的な改善に向けた重要なフィードバックを収集するのに役立ちます。
エージェントの計画やプロトタイプ作成の段階で、リリース戦略を作成することをお勧めします。綿密な計画を立てることで、AI エージェントの展開がスムーズかつ成功裏に進み、組織に真の価値をもたらすことができます。効果的なリリース戦略の構成要素を確認しましょう。
ロールアウト計画
ロールアウト計画の最初のステップは、エージェントをどのように展開するかという運用面の段取りを整理することです。AI エージェントのロールアウト計画はどのようなものですか? AI プロジェクトでは、まず小規模で管理されたユーザーグループを対象としたパイロットプログラムから開始するのが賢明です。このグループは、組織内の特定のチームや部門である場合があります。これにより、全社的な混乱を招くリスクを負うことなく、実際の利用シナリオでエージェントをテストできます。エージェントのパフォーマンスを改善した後、ほかのユーザーに段階的に展開できます。
変更管理とガバナンスを管理する
AI プロジェクトでは、リスクを低減し、導入を成功させるために、堅牢な変更管理戦略が必要です。組織や顧客が新しい AI エージェントにどれだけ迅速かつ効果的に適応できるかは、次のような要因に影響されます。
- AI の成熟度と組織の準備状況
- AI ツールに向けたプロセス再設計とワークフローインテグレーション
- 倫理的 AI ガバナンス
- 包括的なトレーニング計画、リソース、ドキュメント
- 効果的なコミュニケーション戦略
- 経営層による後押しと、ユーザー主導の利用促進
- AI の実験、継続的な学習、透明性を重視する文化
- フィードバックとコラボレーションのチャネル
- AI 導入に対するインセンティブおよび評価プログラム
AI プロジェクトの変更管理戦略の詳細については、「リソース」セクションを参照してください。
エージェントのリリースオプションを確認する
従業員や顧客に AI エージェントを展開する戦略について理解したところで、どのようにしてさまざまなチャネルやサーフェスにエージェントをリリースすればよいのかを考えて観ましょう。ここでは、最も一般的な 2 種類のエージェントである Agentforce サービスエージェントと Agentforce 従業員エージェントをリリースするためのオプションを見ていきます。
これらのエージェントで使用可能なチャネルは次のとおりです。
- サービスエージェント: 拡張チャット、その他の拡張メッセージングチャネル、メール
- 従業員エージェント: Salesforce Lightning Experience、Salesforce Mobile、Slack、拡張 Web チャット
Sandbox でリリースを設定する
AI エージェントのすべての接続計画が整ったら、Sandbox 環境でチャネルの設定を開始できます。設定は Agentforce Builder の [Connections (接続)] タブから行います。
[Connections (接続)] タブでは、メール、Web、チャットなど、複数のチャネルにエージェントを 1 つの統合ビューからリリースできます。このタブはリリースプロセスを簡素化するように設計されており、適応型のカスタマーエクスペリエンスをすばやく作成して提供できます。
![エージェントのすべてのチャネルの設定を管理できる Agentforce Builder の左パネルの [Connections (接続)] タブを示すスクリーンショット。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/agentforce-deployment-quick-look/deploy-an-ai-agent-with-agentforce/images/ja-JP/8ea2d7b4e0aa8a1e2a68e8c876a66dee_kix.tunibiaoiisc.png)
エージェントの接続を設定する際に使用できるリソースをいくつか紹介します。
サービスエージェントのリリースに関連したリソース
つながり |
リソース |
|---|---|
拡張チャット |
|
|
従業員エージェントのリリースに関連したリソース
つながり |
リソース |
|---|---|
Lightning Experience と Salesforce モバイル |
|
Slack |
|
拡張 Web チャット |
エージェントの接続設定の詳細については、「チャネルへのエージェントのリリース」を参照してください。
エージェントを検証する
Sandbox 環境でリリースの設定を完了したら、各チャネルでエージェントが想定どおりに動作することをテストします。アダプティブ応答形式を使用している場合は、テストチャネルでの表示を検証します。
テストプロセスの概要については、「Agentforce のテストツールと計画」を参照してください。また、テストに関するさらに詳しい情報については、「リソース」セクションを参照してください。
ステージング環境または本番環境にリリースする
AI エージェントが本番利用の準備が整ったことを確認したら、エージェントをパッケージ化して、ステージング環境または本番環境のいずれかの対象組織にリリースできます。基本的な手順は次のとおりです。
- Agentforce のメタデータコンポーネントを確認する。
-
Salesforce CLI を使用して Sandbox 組織から最新のメタデータを取得し、エージェント用のパッケージファイルを生成します。エージェントのアクションに使用するカスタム Apex、フロー、プロンプトテンプレートを含めます。また、エージェントユーザーに割り当てられているすべての権限セットも含めます。
- 対象組織で、エージェントに必要なライセンスがあることを確認します。
- 対象組織で Einstein、Agentforce、Data 360 が有効化されていることを確認します。
- 対象組織でエージェントユーザーを作成します。
- 拡張チャット、組み込みサービスリリース、またはオムニチャネルフローを使用している場合は、それぞれの機能を対象組織にリリースします。
- Salesforce CLI を使用して Agentforce のメタデータを対象組織にリリースします。
- エージェントが有効化されていることを確認します。
- リリースされた権限セットをエージェントユーザーに追加します。
- リリースされたすべてのフローで、正しいバージョンが有効化されていることを確認します。
- エージェントで組み込みサービスリリースを使用している場合は、対象組織で Web リリースを公開します。
対象組織へのリリース後、すべてのトピック、指示、変数、検索条件が正しく表示されていることを確認します。すべての権限が適切にリリースまたは更新されていること、およびエージェントがユーザーの要求に応答していることを確認します。
次のステップ: 監視と改善
お疲れ様でした。従業員や顧客を 24 時間 365 日支援できる AI エージェントをリリースするための基本を学習しました。では、新しくリリースしたエージェントが本当に意図どおりに機能しているかどうかを、どのように判断すればよいのでしょうか? また、ユーザーはエクスペリエンスについてどのように思っているでしょうか? 「Agentforce 分析と監視」を受講して、エージェント開発ライフサイクルの監視フェーズを詳しく理解し、エージェントのパフォーマンスを測定および最適化する方法を確認してください。
リソース
- Trailhead: Agentforce: エージェントプランニング
- Trailhead: AI 実装の変更管理
- 外部サイト: 4 Tips for Successful AI Change Management (AI の変更管理を成功させるための 4 つのヒント)
- Salesforce: Get Hands on with Agentforce Service Agents (Agentforce サービスエージェントを実際に使ってみる)
- Trailhead: Agentforce テストセンター
- 動画: Test an AI Agent in Agentforce Testing Center (Agentforce テストセンターで AI エージェントをテストする)
- Salesforce ヘルプ: エージェントをテストする