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日常的な生産性の向上

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • グローバルアクションを開始し、ドッキングコンポーザーを操作する。
  • ホームページの新機能を識別する。
  • キーボードショートカットを使用する。

生産性向上に向けて

「Salesforce Classic ユーザーのための Lightning Experience」バッジを獲得している方は、新しい Salesforce ユーザーインターフェースの全容をすでに把握されているでしょう。ここからは、日常的に行う一般的な作業をはるかに容易にし、迅速化する Lightning Experience の生産性向上機能を確認しましょう。

複数作業の同時処理

毎日 (毎週、毎四半期)、多くの作業が発生するため、複数の作業を効率よく同時に処理できることが求められます。Lightning Experience では、[グローバルアクション] メニューとユーティリティバーという 2 つの新しいオプションでユーザーは複数の作業を難なくこなせるようになります。どちらのオプションも常に 1 クリックだけでアクセスできるため、進行中の他の作業から切り替えることなく、直観的かつシームレスにアクションを実行できます。では、詳しく見ていきましょう。

グローバルアクションの実行

[グローバルアクション] メニューは、Lightning Experience ヘッダーからいつでも思いのままに使用できます。取引先責任者にメールを送信する場合でも、新規商談を作成する場合でも、グローバルアクションメニューアイコン アイコンをクリックするだけです。

Lightning Experience の [グローバルアクション] メニューこれはデフォルトの [グローバルアクション] メニューです。Salesforce システム管理者が組織に異なるアクションのセットを設定する場合があります。

メールを書きながら同時に商談を入力する必要がありますか? 複数のブラウザータブを行き来する必要はもうありません。起動したグローバルアクションごとに、ページ下部に専用のコンポーザーウィンドウが開きます。コンポーザーウィンドウが増えて画面に収まりきれない場合は、オーバーフローメニューに積み重なって表示されます。

複数のドッキングコンポーザーを同時に使用する

ここからが本当に画期的な部分です。コンポーザーウィンドウは、ページの下部にドッキングされます。ユーザーが他のページに移動しても表示され続けます。邪魔な場合はウィンドウを最小化できます。キーボードショートカット愛用者なら、複数の開いたウィンドウ間を移動するためのオプションを気に入るでしょう。詳細は、Salesforce ヘルプの「Lightning Experience コンポーザーウィンドウのキーボードショートカット」を参照してください。

名前の由来

[グローバルアクション] メニューという名前は、どこでも使用できるという理由で付けられたと考えがちです。実際は、メニューのすべてのオプションが、他のレコードや現在のページとの自動的なリレーションなしでレコードを作成するグローバルアクションであることが理由です。(ただし、必要ならばリレーションを簡単に割り当てることができます)。[グローバルアクション] メニューの優れている点は、他の場所に移動しなくても、まず必要なものだけをすぐに作成できることです。

新しい ToDo を別のレコードに関連付けることができる [新規 ToDo] コンポーザーウィンドウの [関連先] 項目

多機能なユーティリティバーの利用

画面上部にある Lightning Experience ヘッダーでは、[グローバルアクション] メニューのような便利なツールが提供されます。画面下部には、もう 1 つの素晴らしいリソースであるユーティリティバーがあります。

ユーティリティバーは固定されたフッターで、便利なユーティリティやよく使用される生産性ツール (メモ、Quip、フローランチャー、テレフォニー機能など) にすばやくアクセスできます。システム管理者が作成したカスタムオプションでさえ利用できます。

画面下部のユーティリティバーには便利なユーティリティとツールが含まれる

ユーティリティは、先ほど説明したコンポーザーウィンドウに似たドッキングパネルで開きます。そのため、ユーザーは同じように柔軟に、移動しながらユーティリティを使用できます

組織の標準アプリケーションやコンソールアプリケーションには独自の専用ユーティリティバーがあり、それぞれに固有のユーティリティセットが含まれます。ただし、デフォルトでは、ユーティリティバーはアプリケーションに表示されません。使用するアプリケーションにユーティリティバーが表示されない場合は、システム管理者にオンにすることを検討するよう依頼してください。

作業のホームベース

Salesforce Classic のホームページは頼りになりました。Salesforce にログインすると表示された懐かしい画像の数々が思い出されますね。

Salesforce Classic のホームページデフォルトの Classic ホームページ。組織でホームページを使用している場合、外観が異なる場合があります。

Lightning Experience のホームページは、業務のベースとなるように再設計されています。充実した新機能を使用して 1 日を管理し、重要な作業に集中することができます。最近参照したレコードや今後の ToDo など、一部の機能は引き続きホームページにあります。Chatter やカレンダーなど他の機能は別の場所に移動しました。

実際には、Salesforce システム管理者が、組織に必要なものだけが含まれるように Lightning Experience ホームページを設計できます。システム管理者は、異なるプロファイルにそれぞれ異なるカスタムのホームページを作成することもできます。ホームページに表示されない新規オプションがある場合、または Classic ホームページの機能が一切なくなっている場合、システム管理者にページの情報を調整できるかどうか確認してください。

デフォルトの Lightning Experience ホームページは次のように表示されます。

Lightning Experience ホームページ

パフォーマンスグラフ (1) には、ユーザーまたはユーザーの営業チームに属する商談に基づいてデータが表示されます。当販売四半期の商談のうち、完了した商談と、完了する確度が 70% を超えている進行中の商談のみが表示されます。

[アシスタント] (2) には、次のような、対処を必要とするものが表示されます。
  • 本日割り当てられているリード
  • 期限切れの ToDo がある商談
  • 30 日間活動がない商談
  • 活動予定がない商談
  • 期限切れの商談

[ニュース] (3) を使用して、顧客、パートナー、競合他社に関連するニュース記事をタイムリーに参照できます。また、カレンダーで今日にスケジュールされている今後のミーティングが 5 つまで表示され (4)、今日が期日の ToDo が 5 つまで表示されます (5)。

[最近のレコード] カード (6) では、最近参照したレコードにすばやくアクセスできます。[最も重要な商談] (7) は、最も重要な進行中の商談の見やすいリストです。

キーボードショートカットを使用した作業の迅速化

単調な定型操作を手早く実行できるように、キーボードショートカットが用意されています。マウスを触らずにレコードの検索、編集、保存、終了ができます。

以下は最も一般的な作業を迅速化するキーボードショートカットです。

コマンド 説明 ショートカット
グローバル
閉じるまたは選択解除 ウィンドウを閉じたり選択解除したります。

一部のウィンドウとダイアログは、このショートカットでは閉じることができません。

Esc
編集 レコードを編集します。

このショートカットは、Lightning Knowledge 記事、レポート、ダッシュボード、フィード項目、承認申請、メールメッセージでは動作しません。

e
クイックテキストを挿入 クイックテキストブラウザーを表示します。ブラウザーを使用してクイックテキストを検索、プレビュー、挿入できます。 Windows: Ctrl+.

macOS: Cmd+.

マクロを開くまたは閉じる マクロユーティリティを開いたり閉じたりします。 m
メモを開くまたは閉じる メモユーティリティを開いたり閉じたりします。

このショートカットを使用するには、最初にユーティリティを開きます。

n
フィードに投稿 投稿またはコメントを送信します。

投稿、コメント、および詳細を含む質問を送信できます。このショートカットは、他のパブリッシャーアクション (メールやアンケートなど) では動作しません。

Windows: Ctrl+Enter

macOS: Cmd+Enter

保存 レコードを保存します。

フォーカスが項目に置かれている必要があります。

Windows: Ctrl+s

macOS: Cmd+s

検索 カーソルを検索ボックスに置きます。 /
ショートカットメニューを表示 モーダルウィンドウに使用可能なショートカットを表示します。 Windows: Ctrl+/

macOS: Cmd+/

ナビゲーション
フォーカス通知 通知パネルにフォーカスを置きます。ショートカットを再度押すと、次の通知にフォーカスが置かれます。 c
フォーカス通知 (逆順) 通知パネルにフォーカスを置きます。ショートカットを再度押すと、前の通知にフォーカスが置かれます。 Shift+c
コンポーザーウィンドウに移動 ドッキングされたコンポーザーウィンドウに移動します。 g の次に d
パブリッシャーに移動 パブリッシャーに移動します。

パブリッシャーに複数のアクションがある場合、Tab と矢印キーを使用してパブリッシャー内を移動できます。

g の次に p
プロンプトに移動 プロンプトに移動します。 Windows: Ctrl+F6

macOS: Cmd+F6

ユーティリティバーに移動 ユーティリティバーに移動します。 g の次に u
ウォークスルーのフォーカスを切り替え アプリケーション上にウォークスルーウィンドウが表示されている場合、このショートカットを使用してウォークスルーとアプリケーション間でフォーカスを切り替えることができます。 F6

キーボードショートカットを使用するときには、次の点に留意してください。

メモ

メモ

  • Lightning Experience では、キーボードショートカットをカスタマイズできません。
  • キーボードショートカットでは大文字と小文字を区別しません。たとえば、Shift+B と Shift+b は同じです。Ctrl、Alt、または Shift がショートカットに含まれる場合、キーの順番は考慮されません。たとえば、Ctrl+Alt+A と Alt+Ctrl+A は同じです。
  • 「の次に」と指定されるショートカットでは、最初のキーまたはキーの組み合わせを放してから次のキーを入力します。カンマはショートカットに含まれていません。
  • キーボードショートカットは、米国および英国のキーボードでサポートされています。/ (スラッシュ) や . (ピリオド) を含むショートカットは、その他の言語のキーボードではサポートされません。
  • Lightning Experience のキーボードショートカットは、Lightning Experience に表示されている Salesforce Classic アプリケーション、または Visualforce や iFrame コンポーネントでは機能しません。
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