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フィールドサービスの追跡

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • フィールドサービスプロセスのフェーズを明確化する。
  • 在庫を追跡する。
  • 顧客のサービスレポートで重要な情報を特定する。

サービス状況を管理する

モバイル環境の従業員は、サービス予定、作業指示品目、および作業指示の状況を記録できます。これらのオブジェクトのページレイアウトで、その状況の項目を追加または削除できます。デフォルトの状況値を使用できますが、特定のフィールドサービスプロセスに合わせてそれらの値の調整を行う場合があります。

メモ

サービス予定の状況を設定しても、関連付けられている作業指示品目や作業指示の状況は変更されません。作業指示品目と作業指示についても同様で、その状況を更新しても関連オブジェクトの状況が変更されることはありません。

サービス予定のデフォルトの状況値は次のとおりです。
状況 定義
0 サービス予定がスケジュールされていません (デフォルト値)。
スケジュール済み サービス予定がスケジュールされています。
派遣済み サービスリソースは作業サイトに向けて移動中です。
進行中 サービスリソースが作業を開始しました。
完了できません サービスリソースが作業を完了できませんでした。
完了 サービスリソースが作業を完了しました。
キャンセル サービス予定はキャンセルされました。
作業指示と作業指示品目のデフォルトの状況値は次のとおりです。
状況 定義
新規 作業指示または作業指示品目は作成されましたが、まだ活動がありません (デフォルト値)。
進行中 作業が開始されました。
保留中 作業が中断しています。
完了 作業が完了しました。
完了 すべての作業と関連する活動が完了しました。
完了できません 作業を完了できませんでした。
キャンセル 作業がキャンセルされました。通常は作業開始前にキャンセルされます。

状況の設定は非常に簡単です。状況が変更されたレコードを開き、その状況を更新して保存します。

Jane の作業が完了したので、サービス予定と作業指示の状況を [完了] に設定します。

  1. アプリケーションランチャーで、[作業指示] を見つけて選択します。
  2. 作業指示番号をクリックします。
  3. [関連] タブに移動します。
  4. [サービス予定] 関連リストで、サービス予定番号をクリックし、関連するサービス予定を開きます。
  5. 状況を [完了] に変更します。
  6. [保存] をクリックします。
  7. 親レコード番号をクリックし、作業指示を再度開きます。
  8. [情報] パネルで、状況を [完了] に変更します。
    [情報] パネルで作業指示の状況を更新
  9. [保存] をクリックします。

サービス予定と作業指示が完了したため、モバイル環境で働く従業員である Jane は、この作業指示を完了するときに使用した部品を記録できます。

部品やバンのストックを追跡する

モバイル環境の従業員は、バンやユーティリティボックスにある部品またはツールの使用が必要な場合があります。[商品項目のトランザクション] 関連リストおよび [消費した商品] 関連リストは、フィールドサービスロケーションまたは商品項目に関連する部品を追跡するのに役立ちます。

消費した商品とは、作業指示または作業指示品目を完了するために使用された商品のことです。モバイル環境の従業員は、作業を完了するために使用した部品とその数を記録できます。たとえば、ケーブルの敷設に使用された 100 フィートのケーブル 2 本を追跡するとします。

  1. アプリケーションランチャーで、[作業指示] を見つけて選択します。
  2. 作業指示番号をクリックします。
  3. [関連] タブから、[消費した商品] 関連リストで [新規] をクリックします。
  4. [商品項目] で、100 フィートケーブルの商品番号を選択します。
  5. [消費した数量] に「2」と入力します。
  6. [保存] をクリックします。

素晴らしいことに、消費した商品を追跡している場合、[商品項目のトランザクション] 関連リストのエントリが自動的に記録されます。

[消費した商品] 関連リストで、商品項目番号をクリックします。[商品項目] の詳細を確認すると、[Jane’s Wagon (Jane のワゴン)] のケーブル数は 48 に減っています!

商品項目オブジェクトは、使用された部品を自動的に追跡します。

[商品項目のトランザクション] 関連リストで、トランザクションが自動的に作成されます。

商品項目のトランザクションオブジェクトは、部品のトランザクションを自動的に記録します。

サービスレポートを提供する

仕事がうまくいってお客様にご満足いただけることほど嬉しいことはありません。技術者のモバイルデバイスから直接送信されるサービスレポートによって、仮想ドキュメントでその達成感を得ることができます。モバイル環境の従業員が問題を解決した方法の詳細を含む、顧客向けのサービスレポートテンプレートを作成します。

技術者と派遣担当者は作業指示、作業指示品目、およびサービス予定のレポートを作成し、そのレポートを顧客に直接メールで送信できます。標準テンプレートを使用するか、独自のテンプレートを作成できます。

まず、サービスレポートテンプレートを作成しましょう。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスにサービスレポートと入力し、[Field Service] で [サービスレポートテンプレート] を選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. テンプレート名に Work Order Report for Cable Install (ケーブル敷設の作業指示レポート) と入力します。
  4. [保存] をクリックします。

次に、レイアウトをカスタマイズしましょう。まず、テンプレートを使用する作業指示サービスレポートに表示される項目を決めます。

  1. [関連テンプレート] ドロップダウンで、[作業指示] を選択します。これは、作業指示に使用されるサービスレポートサブテンプレートをカスタマイズすることを示します。
  2. 左側のパネルで、[作業指示] が選択されていることを確認します。これによって、テンプレートに追加できる作業指示項目が表示されます。
  3. [ヘッダー] セクションに [作業種別][サービステリトリー][状況] をドラッグします。
  4. [保存] をクリックします。

次に、同様の手順に従い、テンプレートを使用する作業指示品目サービスレポートに表示される項目を制御しましょう。

  1. サービスレポートテンプレートの横にある [編集] をクリックして、もう一度開きます。
  2. [関連テンプレート] ドロップダウンで、[作業指示品目] を選択します。これは、作業指示品目に使用されるサービスレポートサブテンプレートをカスタマイズすることを示します。
  3. 左側のパネルで、[作業指示品目] が選択されていることを確認します。これによって、テンプレートに追加できる作業指示品目項目が表示されます。
  4. [状況] を [ヘッダー] セクションにドラッグします。
  5. [保存] をクリックします。
  6. チームがテンプレートを使用できるようするには、[Work Order Report for Cable Install (ケーブル敷設の作業指示レポート)] の横にある [有効化] をクリックします。

次に、顧客向けのサービスレポートを作成します。

  1. アプリケーションランチャーで、[作業指示] を見つけて選択します。
  2. 作業指示番号をクリックします。
  3. アクションドロップダウンから、[サービスレポートを作成] をクリックします。
  4. [テンプレートを選択] ダイアログで、[Work Order Report for Cable Install (ケーブル敷設の作業指示レポート)] を選択します。
  5. [PDF の作成] をクリックすると、サービスレポートのプレビューが表示されます。
  6. [サービスレポートを作成] をクリックします。サービスレポートがこの作業指示の [サービスレポート] 関連リストに保存されます。(ページを更新しないと表示されないことがあります)。

これで完了です。一般的な作業指示用の簡単な作業指示テンプレートを設定し、サービスリソースを作業指示に割り当て、完了した作業と使用した部品の詳細を含むサービスレポートを作成しました。お客様は満足しています!

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