ダッシュボードを作成して滝グラフを追加する
データの利用
データセット内には、商談が販売サイクルのフェーズ別に分類されています。商談は、さまざまなソースから集められた見込み客または評価済みリードとして開始されます。ここでは、当会計年度でこれらの商談がどこにあるかを簡単に理解できるスナップショットを提供することが目標です。
まだ開いていない場合は、ProductPipelineUSA データセットの [Dataset (データセット)] タブを見つけます。右上を [Explore (調査)] ボタンをクリックして、レンズでの探索を開始します。
データの操作
デフォルトの探索では行数を使用した棒グラフが表示されますが、商談フェーズの視覚化には滝グラフが適切であるとすでに判断しました。滝グラフを作成する前に、表示する正確なデータを取得するためにデータセットをクエリしてから、レンズを Analytics ダッシュボードデザイナーにクリップする必要があります。
- [Bars (棒)] プラスボタンをクリックし、[Stage (フェーズ)] を選択して行をフェーズ別にグループ化します。
- [Count of Rows (行数)] をクリックし、[Bar Length (棒の長さ)] 項目を設定して現在の基準を変更します。集計関数に [Sum (合計)] を選択し、[Bar Length (棒の長さ)] の項目として [Pipeline Amount (パイプライン金額)] を選択します。
- をクリックしてレンズ (または棒グラフでの探索) をダッシュボードデザイナーにクリップします。
- [Query Label (クエリ表示ラベル)] 項目に「Stage_1」と入力し、[Clip to Designer (デザイナーにクリップ)] をクリックします。レンズをクリップするとすぐにダッシュボードデザイナーが開き、右側のパネルにレンズを表すクエリが表示されます。クエリの名前は Stage_1 となっています。
- [Stage_1] ステップを右サイドバーからキャンバスにドラッグし、棒グラフを再作成します。
- 棒グラフのサイズを調整します。右側のサイズ変更ハンドルをドラッグして、グラフをキャンバスの幅全体に合わせます。
- 棒グラフが選択された状態で、[Chart Type (グラフの種類)] をクリックして [Waterfall (滝)] グラフを選択します。
- [Chart Type (グラフの種類)] 領域の外側をクリックしてグラフの種類を非表示にします。キャンバスでグラフをクリックします。
- [Title (タイトル)] 項目に、「Current Product Pipeline by Stage」(現在のフェーズ別の商品パイプライン) と入力します。
- [Save (保存)] をクリックして、ダッシュボードを保存します。
- ダッシュボードに「Product Pipeline USA」(米国の商品パイプライン) というタイトルを付け、[Save (保存)] をクリックします。
元のデータセットには、当会計年度のすべての商談が含まれていました。この探索では日付での絞り込みを行っていません。その理由は、この滝グラフには成立した商談を含むすべての当会計年度の商談をフェーズ別に表示するためです。
この滝グラフからどのようなインサイトを得ることができるでしょうか? 1 つは、商談の大半がまだパイプラインの初期フェーズにあるという点です。もう 1 つのインサイトは、成立した商談の成功率が極めて高いという点です。どうやらこれらの商談を先に進める必要がありそうです。
次は、地図グラフを使用して商談に焦点を絞ります。