無料の花束プロモーションを実行するオートメーションを作成する
このステップでは、すべての注文の状況を確認するための新しいクラスと新しいメソッドを作成します。注文が有効化されると、注文にボーナス花束を自動的に追加します。
コードを見るときは、// で始まるテキストはコードのコメントであることを忘れないでください。コードでは、コメントでコードブロック (1 行以上のコード) の目的を説明します。コメントは、記述すべきコード、既存のコードの処理、失敗したコードが実行するはずだった処理を開発者が理解するのに役立ちます。
クラスとメソッドを作成する
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をクリックして、[Developer Console (開発者コンソール)] を選択します。
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[File (ファイル)] | [New (新規)] | [Apex Class (Apex クラス)] をクリックします。
- このクラスに
OrderItemUtility
という名前を付けて、[OK] をクリックします。
- 既存のコードを次のコードに置き換えます。
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[File (ファイル)] | [Save (保存)] をクリックして、クラスを保存します。
新しい花束を作成するためのオートメーションを追加する
次に、オートメーションをクラスに追加します。コードに追加の行を貼り付けると、コードコメント (//
) が空白行に追加されます。コードを貼り付けるときには、余分なコメントを忘れずに削除してください。
- 新しいボーナス花束を格納するためのリストを作成します。
クラスの//TO DO 2.1
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。 -
for
ループを使用して、トリガーから送られる注文を反復処理します。(トリガーは後で作成します。)
クラスの//TO DO 2.2
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。
これは for ループの最初の部分です。トリガーからすべての注文を取得して、ordersFromTrigger
リストに追加します。for ループは各注文を評価して、注文にcurrentOrder
という名前を付けます。
- 次に各注文を (作成した
currentOrder
変数を使用して) 調べ、その注文が有効化されているかどうかを確認します。有効化されていれば、他の処理を行います。有効化されていなければ、次の注文で同じ確認を行います。
クラスの//TO DO 2.3
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。for
ループのコードと同じように、開き中括弧しかありません。有効化されている各注文の処理が完了した後で、閉じ中括弧を追加します。
- 有効化されている注文を見つけたら、新しい
OrderItem
(注文品目) の sObject を作成します。
クラスの//TO DO 2.4
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。ここではfreeBouquet
という OrderItem (注文品目) sObject を作成し、その項目に値を割り当てます。
-
//TO DO 2.1
で作成したリストに sObject を追加します。
クラスの//TO DO 2.5
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。
Apex に組み込まれているadd
メソッドを使用して、リストに項目を追加しやすいようにします。
このステートメントでは、newBouquets
はリストの名前、add はメソッド、freeBouquet
(かっこ内) はnewBouquets
リストに追加する sObject です。
- 最後に
if
ステートメント (有効化されている注文に対してのみ実行されるコード) とfor
ループ (ループが有効化されているすべての注文を処理する際に各注文に対して実行されるコード) を完成させます。
クラスの//TO DO 2.6
のコメントの下に次のコードを貼り付けます。クラスファイルは次のようになります。 -
[File (ファイル)] | [Save (保存)] をクリックして、
OrderItemUtility
クラスを保存します。
次の単元では、Salesforce からデータを取得したり Salesforce にデータを送信したりする方法を学習し、トリガーを作成します。そしていよいよコードをテストします。