Trailhead Playground を設定する
はじめに
Get Cloudy Consulting は Salesforce のコンサルティング会社で、同社の顧客である新進気鋭のネット小売業者の Books4Everyone から、拡張性の向上を目的としてシステムを Salesforce に移行するという新しいプロジェクトを受注しました。同社は書籍を販売し、顧客からのレビューを参考にして、在庫しておくべき商品を把握しています。Get Cloudy Consulting では以前に、著者、書籍、そして顧客のおすすめを記録するシンプルなアプリケーションを Books4Everyone 向けに作成しました。Books4Everyone は、Salesforce 製品での作業を気に入っており、自社のカスタムホームページでさらに多くの機能を必要としています。
Books4Everyone の .NET 開発者は、データのレポートに使用する SQL クエリのコードスニペットなどの要件を Get Cloudy Consulting に提供しました。あなたはすでに SQL に精通しているため、要件の SQL 機能を SOQL に変換するように依頼されました。SOQL (Salesforce Object Query Language: Salesforce オブジェクトクエリ言語) は、SQL に似たクエリ言語です。SOQL は、Salesforce コードで使用するデータを取得するために Salesforce によって開発されました。SOQL の SELECT メソッドを使用すると、データを取得する項目やオブジェクトを特定することができます。
このプロジェクトでは、SQL の知識を活用して、SOQL のスキルを身に付けます。
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
新しい Trailhead Playground を作成する
このプロジェクト用に、新しい Trailhead Playground を作成する必要があります。このページの一番下までスクロールして Playground 名をクリックし、[Create Playground (Playground を作成)] をクリックします。新しい Trailhead Playground を作成するには、通常 3、4 分かかります。
Trailhead Playground を起動してパッケージをインストールする
では、Trailhead Playground を開いてパッケージをインストールするところから始めましょう。最初に、このページの一番下までスクロールして、[Launch (起動)] をクリックします。組織に [Install a Package (パッケージのインストール)] というタブが表示されている場合は、以下の手順に従います。
表示されていない場合は、アプリケーションランチャー () で、[Playground Starter] を開いて手順に従います。
- [Install a Package (パッケージのインストール)] タブをクリックします。
- 項目に
04t8b000001FBRG
を貼り付けます。 - [Install (インストール)] をクリックします。
- [Install for Admins Only (管理者のみのインストール)] を選択し、[Install (インストール)] をクリックします。
パッケージのインストールが終了すると、確認ページが表示され、Playground に関連付けられているアドレスにメールが届きます。
Books4Everyone アプリケーション
アプリケーションランチャー () で、[Books4Everyone] を見つけて開きます。現在の Books4Everyone アプリケーションには 5 つのタブがあります。
- Home (ホーム) — ホームページをより便利にするための作業の大半を行う場所です。
- Books (書籍) — Books4Everyone が販売しているすべての書籍の情報を提供します。
- Author (著者) — すべての本には著者がいます。そして、このタブでは各著者のすべての本を表示します。
- Recommendations (おすすめ) — Books4Everyone の読者によるレビューを提供します。
-
Data Import (データのインポート) — Books4Everyone からのサンプルデータを提供します。
- [Data Import (データのインポート)] をクリックしてから [Initialize Sample Data (サンプルデータの初期化)] をクリックしてデータを読み込みます。
このプロジェクトでは、これらのタブを使用して作業しますので、各タブでどのオブジェクトがどのように表現され、それらがどのように関連しているかを知っておくことが重要です。このエンティティ図を組織で見るには、[Setup (設定)] の [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Schema Builder
(スキーマビルダー) と入力して [Schema Builder (スキーマビルダー)] をクリックします。
スキーマビルダーが起動したら、以下を実行します。
- 左側のオブジェクトセレクターにある [Clear All (すべてクリア)] をクリックします。
- [Select from (選択元)] で [Custom Objects (カスタムオブジェクト)] 選択します。
- リストから [Author (著者)]、[Book (書籍)]、[Recommendation (おすすめ)] を選択します。
- 画面上でオブジェクトをドラッグして隣どうしに並べる必要がある場合もあります。
新しいホームページを構築する際には、必要に応じてこのエンティティ図に戻って参考にします。