ユーザーエクスペリエンスを変更する
前のステップでは、データを管理する項目を作成しました。ここでは、従業員が提案を登録する際のエクスペリエンスを向上させます。項目を使いやすいように配置することで、最も重要な項目が目に付きやすくなり、一般的な作業が行いやすくなります。
ブラウザーページの UI を変更するには、Suggestion オブジェクトのページレイアウトを変更します。グローバルアクションを追加すると、従業員は Salesforce アプリケーションでどのページを開いていても簡単に提案を追加できるようになります。
ページレイアウトを変更する
-
歯車アイコン をクリックして、[Setup (設定)] を選択します。新しいタブで [Setup (設定)] が起動します。
-
[Object Manager (オブジェクトマネージャー)] タブをクリックします。
- オブジェクトのリストで、[Suggestion (提案)] をクリックします。
-
[Page Layouts (ページレイアウト)] を選択し、[Suggestion Layout (提案レイアウト)] の矢印ドロップダウンをクリックして [Edit (編集)] を選択します。
- [Suggestion Detail (提案の詳細)] までスクロールします。
では、[Information (情報)] セクションに新しい項目を追加します。
-
[Status (状況)] 項目をクリックし、[Information (情報)] セクションの [Owner (所有者)] の下までドラッグします。
-
[Implemented Date (実施日)] 項目をクリックし、[Status (状況)] の下までドラッグします。
-
[Quick Save (適用)] をクリックします。
次に、新しい [Description (説明)] セクションを追加して、残りの項目を再配置します。
- パレットの [Section (セクション)] をクリックし、[System Information (システム情報)] セクションの上に緑色のバーが表示されるまで下にドラッグします。そこにドロップして、セクションを作成します。
- [Section Properties (セクションプロパティ)] ボックスで、[Section Name (セクション名)] に
Description
(説明) と入力します。
- [layout (レイアウト)] で、[1-column (1-列)] を選択します。
-
[OK] をクリックします。
-
[Suggestion Description (提案の説明)] 項目を新しいセクションにドラッグします。完了すると、ページは次のように表示されます。
-
[Save (保存)] をクリックします。
グローバルアクションを追加する
順調に進んでいるように見えますが、従業員と作業方法について話をしたところ、他の作業をしているときに提案を思いつくことがあるが提案を登録するために作業を中断したくないと考えていることがわかりました。たとえば、従業員が取引先責任者名を入力中にカスタマーサービスに関する提案を思いついた場合、提案を入力するためには次の手順を実行する必要があります。
例
- Suggestion オブジェクトに移動します。
-
[New (新規)] をクリックします。
- 提案に関する情報を入力します。
- 保存します。
- 取引先責任者レコードに戻ります。
- 何をしようとしていたかを思い出そうとします。
例の終わり
クリック数を減らし、コンテキストを維持できれば、作業がより簡単になります。グローバルアクションを使用すれば、これを実現できます。
-
歯車アイコン をクリックして、[ Setup (設定)] を選択します。[Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] に
Global Actions
(グローバルアクション) と入力し、[Global Actions (グローバルアクション)] を選択します。
-
[New Action (新規アクション)] をクリックします。
- アクションの詳細を入力します。
- Action Type (アクション種別): Create a Record (レコードを作成)
- Target Object (対象オブジェクト): Suggestion
- Standard Label Type (標準の表示ラベル種別): 新規 [Record (レコード)]
- Name (名前):
New_Suggestion
-
[Save (保存)] をクリックします。グローバルアクションレイアウトに移動します。ここで、アクションが選択されたときに表示する項目を選択できます。
-
[Suggestion Category (提案のカテゴリ)] と [Suggestion Description (提案の説明)] を [New Suggestion (新規提案)] レイアウト上にドラッグし、従業員が提案を作成するときにそれらの値を入力できるようにします。
-
[Save (保存)] をクリックします。
- [Predefined Field Values (定義済み項目値)] セクションで、[New (新規)] をクリックします。
- 定義済み項目値の詳細を入力します。
- Field Name (項目名): Status (状況)
- A specific value (特定値): New
-
[Save (保存)] をクリックします。
これで新しいアクションが作成されましたが、ユーザーにはまだ表示されていません。次にこれを解決していきます。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] に
Publisher Layouts
(パブリッシャーレイアウト) と入力し、[Publisher Layouts (パブリッシャーレイアウト)] を選択します。
- [Global Layout (グローバルレイアウト)] を見つけて [Edit (編集)] をクリックします。
- [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience アクション)] セクションで、[override the predefined actions (定義済みアクションを上書き)] をクリックします。
- ページ上部のパレットの左側にある [Mobile & Lightning Actions (モバイルおよび Lightning のアクション)] をクリックし、[New Suggestion (新規提案)] アクションを選択して [Salesforce Mobile and Lightning Experience Actions (Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション)] セクションにドラッグし、[Post (投稿)] の後に配置します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
アプリケーションを試す
- [Suggestions (提案)] タブで、[New (新規)] をクリックします。
- 提案を入力します。
メモ: ページレイアウトでの操作性の変化に注目してください。
リソース