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フローを作成して償還を実行する

メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

フロー内のルールを作成する

Linda は、商品またはバウチャーに償還ルールが存在するかどうかと、メンバーが報奨の受け取りに十分なポイントを保有しているかどうかを確認するフローを作成する必要があります。十分な残高があれば、フローによってポイントをデビット処理します。 

償還はリアルタイムで発生するため、レコードトリガーフローを作成します。取引記録が作成されたときにフローが実行される必要があります。 

  1. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャー) をクリックします。
  2. [Search apps or items (アプリケーションまたは項目を検索)] ボックスに auto (自動) と入力して、[Automation (自動化)] を選択します。
  3. [Flows (フロー)] パネルで [New (新規)] をクリックします。
  4. [Frequently Used (頻繁に使用)] で [Record-Triggered Flow (レコードトリガーフロー)] を選択します。
  5. 次の詳細を入力します。
    • Object (オブジェクト): Transaction Journal (取引記録) 
    • Configure Trigger (トリガーを設定): A record is created (レコードが作成された) 
    • Condition Requirements (条件の要件): All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND)) 
    • Filed (項目): Status (状況) 
    • Operator (演算子): Equals (次の文字列と一致する) 
    • Value (値): Pending (保留中) 
    • Optimize this flow for (フローを最適化): Actions and Related Records (アクションと関連レコード) 
  6. 閉じる をクリックしてパネルを閉じます。

フローの条件を定義する [Configure Start (開始を設定)] パネル。

メモ

このプロジェクトでは、レコードトリガーフローを作成します。通常、償還 API が作成され、その後、それにより取引記録が作成されてフローが実行されます。この API は、メンバーが交換する商品を選択したときに償還ポータルからコールされます。 

Linda は次にいくつかの決定要素とアクション要素をフローに追加する必要があります。それでは見てみましょう。

決定要素を追加する

Linda は、取引記録種別「Redemption」(償還) で Inner Circle ロイヤルティプログラムに関係するすべての取引記録を絞り込む決定要素を使用します。 

  1. [Start (開始)] 要素の後のパスで 要素を追加 をクリックします。[Decision (決定)] 要素を選択します。
    • Label (表示ラベル): Check Entry Conditions (エントリ条件の確認)
  2. [Outcome Details (結果の詳細)] で、次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Entry Conditions (エントリ条件)
    • Condition Requirements to Execute Outcome (結果を実行する条件の要件): All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND)) 
    • [Resource (リソース)]: [Triggering TransactionJournal (トリガー TransactionJournal)] を選択し、[Loyalty Program ID (ロイヤルティプログラム ID)] を選択して (行の最後に > が表示されているもの)、次に [Program Name (プログラム名)] を選択する
    • Operator (演算子): Equals (次の文字列と一致する) 
    • Value (値): Cloud Kicks Inner Circle
  3. [Add Condition (条件を追加)] をクリックし、次の詳細を入力します。
    • [Resource (リソース)]: [Triggering TransactionJournal (トリガー TransactionJournal)] を選択し、[Journal Type ID (取引記録種別 ID)] を選択して (行の最後に > が表示されているもの)、次に [Name (名前)] を選択する
    • Operator (演算子): Equals (次の文字列と一致する)
    • Value (値): Redemption (償還)

取引を絞り込むパラメーターを定義する [New Decision (新規決定)] ウィンドウ。

償還カタログアクションを追加する

次に、Linda は決定表を使用するアクション要素を追加します。

  1. [Entry Conditions (エントリ条件)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Action (アクション)] 要素を選択します。
    • [Decision Table (決定表)] カテゴリをクリックする
    • [Redemption Catalog for Inner Circle - TransactionJournalLink (Inner Circle 償還カタログ - TransactionJournalLink)] アクションを選択する
  2. 次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Get Redemption Quote (償還見積の取得)
    • Transaction Journal (取引記録): [Triggering TransactionJournal (トリガー TransactionJournal)] を選択し、項目の外側をクリックする

決定表を使用する [New Action (新規アクション)] ウィンドウ。

2 つ目の決定要素を追加する

Linda は、決定表の結果を確認するための決定要素を使用します。 

  1. [Get Redemption Quote (償還見積を取得)] 要素の後の [Entry Conditions (エントリ条件)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Decision (決定)] 要素を選択します。
    • Label (表示ラベル): Decision Table Outcome (決定表の結果)
  2. [Outcome Details (結果の詳細)] で、次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Outcome (結果)
    • Condition Requirements to Execute Outcome (結果を実行する条件の要件): All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND))
    • Resource (リソース): [Outputs from Get Redemption Quote (償還見積の取得からの出力)] を選択し、[Single Outcome (1 つの結果)] を選択してから、項目の外側をクリックする
    • Operator (演算子): Is Null (null)
    • Value (値): False

決定表の結果を確認するパラメーターを定義する [New Decision (新規決定)] ウィンドウ。

[Get Points Balance (ポイント残数を取得)] アクションを追加する

メンバーのポイントの詳細を取得するために、Linda は [Get Points Balance (ポイント残数を取得)] アクションを使用します。 

  1. [Outcome (結果)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Action (アクション)] 要素を選択します。
    • [Loyalty (ロイヤルティ)] カテゴリをクリックする
    • [Get Points Balance (ポイント残数を取得)] アクションを選択する
  2. 次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Get Member Balance (メンバーの残高の取得)
    • Program (プログラム): Cloud Kicks Inner Circle
    • Currency Type (通貨種別): Regular Points (通常ポイント)
    • Member ID (メンバー ID): [$Record] を選択して [MemberId] を選択する

[Get Points Balance (ポイント残数を取得)] アクションの [New Action (新規アクション)] ウィンドウ。

3 つ目の決定要素を追加する

次に、Linda はメンバーのポイント残高が償還に十分であるかどうかを評価する決定要素を使用します。 

  1. [Get Member Balance (メンバー残高を取得)] 要素の後の [Outcome (結果)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Decision (決定)] 要素を選択します。
    • Label (表示ラベル): Check Sufficient Balance (十分な残高があることの確認)
  2. [Outcome Details (結果の詳細)] で、次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Sufficient Balance (十分な残高)
    • Condition Requirements to Execute Outcome (結果を実行する条件の要件): All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND)) 
    • Resource (リソース): [Outputs from Get Member Balance (メンバーの残高の取得からの出力)] を選択し、[PointsBalance (ポイント残高)] を選択する
    • Operator (演算子): Greater Than or Equal (以上) 
    • Value (値): [Outputs from Get Redemption Quote (償還見積の取得からの出力)] を選択し、[Single Outcome (1 つの結果)] を選択してから [Points (ポイント)] を選択する

メンバーのポイント残高を確認するパラメーターを定義する [New Decision (新規決定)] ウィンドウ。

[Debit Points (デビットポイント)] アクションを追加する

Linda は、ルールに基づいて必要なポイントをデビット処理するための [Debit Points (デビットポイント)] アクションを使用します。

  1. [Sufficient Balance (十分な残高)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Action (アクション)] 要素を選択します。
    • [Loyalty (ロイヤルティ)] カテゴリをクリックする
    • [Debit Points (デビットポイント)] アクションを選択する
  2. 次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Debit Points for Member (メンバーのポイントのデビット処理)
    • Program (プログラム): Cloud Kicks Inner Circle 
    • Currency Type (通貨種別): Regular Points (通常ポイント) 
    • Recipient Member ID (受領者メンバー ID): [$Record] を選択してから [MemberId] を選択する
    • Number of Points to Debit (デビット処理するポイント数): [Outputs from Get_Redemption_Quote (Get_Redemption_Quote からの出力)] を選択し、[singleOutcome (1 つの結果)] を選択して [Points__c] を選択する
    • Journal ID (取引記録 ID): [$Record] を選択して [Id] を選択する

[Debit Points (デビットポイント)] アクションの [New Action (新規アクション)] ウィンドウ。

4 つ目の決定を追加する

Linda は、バウチャーをメンバーに発行する必要があるかどうかを確認する決定要素を使用します。

  1. [Debit Points for Member (メンバーのポイントをデビット処理)] 要素の後の [Sufficient Balance (十分な残高)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Decision (決定)] 要素を選択します。
    • Label (表示ラベル): Check If Voucher Needs to be Issued (バウチャーを発行する必要があるかの確認)
  2. [Outcome Details (結果の詳細)] で、次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Voucher Needs to be Issued (バウチャーの発行が必要)
    • Condition Requirements to Execute Outcome (結果を実行する条件の要件): All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND))
    • Resource (リソース): [Outputs from Get Redemption Quote (償還見積の取得からの出力)] を選択し、[Single Outcome (1 つの結果)] を選択して [Voucher Definition (バウチャー定義)] を選択する
    • Operator (演算子): Is Null (null)
    • Value (値): False

バウチャーを発行する必要があるかどうかを確認するパラメーターを定義する [New Decision (新規決定)] ウィンドウ。

[Issue Voucher (バウチャーを発行)] アクションを追加する

最後に、Linda は償還カタログに基づいてバウチャーを発行するための [Issue Voucher (バウチャーを発行)] ロイヤルティアクションを使用します。

  1. [Voucher Needs to be Issued (バウチャー発行が必要)] パスで 要素を追加 をクリックします。[Action (アクション)] 要素を選択します。
    • [Loyalty (ロイヤルティ)] カテゴリをクリックする
    • [Issue Voucher (バウチャーを発行)] アクションを選択する
  2. 次の詳細を入力します。
    • Label (表示ラベル): Issue Voucher to Member (メンバーへのバウチャーの発行)
    • Member ID (メンバー ID): [$Record] を選択して [MemberId] を選択する
    • Program Name (プログラム名): Cloud Kicks Inner Circle
    • Journal ID (取引記録 ID): [$Record] を選択して [Id] を選択する
    • Voucher Definition Name (バウチャー定義名): [Outputs from Get_Redemption_Quote (Get_Redemption_Quote からの出力)] を選択し、[singleOutcome (1 つの結果)] を選択して [Voucher_Definition__r][Name (名前)] の順に選択する

[Issue Voucher (バウチャーを発行)] ロイヤルティアクションの [New Action (新規アクション)] ウィンドウ。

Flow Builder で完成したフロー。

フローを保存する

すべての要素を作成した Linda は、フローを保存して有効化します。

  1. ボタンバーで [Save (保存)] をクリックします。
  2. Flow Label (フローの表示ラベル): Redemption Flow for Inner Circle (Inner Circle 償還フロー)
  3. [Save (保存)] をクリックします。
  4. [Activate (有効化)] をクリックします。
    Flow Builder の [Activate (有効化)] ボタン。

フローが実行されると、ポイントが利用され、ロイヤルティメンバー通貨表で対応するレコードが更新されます。これには、ポイント残高と利用済みポイントの合計が含まれます。

償還処理を実行する

取引が処理されたときにポイントのデビット処理と更新がどのように行われるかを見てみましょう。 

Inner Circle のロイヤルティメンバーである Adria Darby は、$20 の Cloud Kicks バウチャーを利用したいと考えています。取引記録が作成されるとすぐに、1,000 対象外ポイントがデビット処理されます。Linda は取引記録を作成して、実際に確認してみることにしました。 

  1. [Loyalty Programs (ロイヤルティプログラム)] タブで、[Cloud Kicks Inner Circle] ロイヤルティプログラムを選択します。
  2. [Setup (設定)] タブの [Loyalty Program Members (ロイヤルティプログラムメンバー)] で、[CL001] を選択します。
  3. [Transaction Journals (取引記録)] カードで、[New (新規)] をクリックします。
  4. 次の詳細を指定します。
      • Journal Type (取引記録種別): Redemption (償還) 
      • Partner (パートナー): Cloud Kicks 
      • Activity Date (活動日): 現在の日付
      • Journal Date (取引記録日): 現在の日付
      • Status (状況): Pending (保留中) 
      • Loyalty Program (ロイヤルティプログラム): Cloud Kicks Inner Circle 
      • Product (商品): $20 voucher applicable on all footwear (すべてのシューズに利用可能な $20 バウチャー) 
  1. [Save (保存)] をクリックします。

手動で取引記録を作成できる [New Transaction Journal (新規取引記録)] ウィンドウ。

取引が作成されるとすぐに、取引記録の状況が「Processed (処理済み)」に変わり、[Loyalty Ledgers (ロイヤルティ元帳)] カードがポイント情報で更新されます。[Vouchers (バウチャー)] カードで、Linda はバウチャーが発行されたことを確認します。 

デビット処理されたポイントが表示されている [Loyalty Ledgers (ロイヤルティ元帳)] カードと、発行済みバウチャーが表示されている [Vouchers (バウチャー)] カード。

メンバーのレコードページにある [Loyalty Member Currency (ロイヤルティメンバー通貨)] カードに移動すると、対象外ポイント残高から 1,000 ポイントがデビット処理されたことを確認できます。 

メモ

フローでは、バウチャーが含まれない商品の場合の取引も同様に処理されます。償還ポイントの詳細を取得し、メンバーのポイント残高からデビット処理します。たとえば、メンバーが Johan Steven という商品ラインの靴を購入した場合、フローによってポイント残高から 5,000 ポイントがデビット処理されます。また、メンバーがカスタムスニーカーの相談にポイントを利用する場合、4,000 ポイントがデビット処理されます。相談のレコードを作成するには、要件に基づいてフローを拡張します。

最後に

Linda は、決定表とフローを併用し、償還プロセスを設定しました。Mary は大変感謝しています。プロセスの準備が整い、お客様が商品やバウチャーの引き換えをスムーズに行えるようになったことで、Cloud Kicks と NTO はこのパートナーシップから互いにメリットを得ています。ロイヤルティプログラムがどれほど複雑であっても、ビジネス要件に従って償還プロセスを設計することが可能です。

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