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PREVGROUPVAL() と PARENTGROUPVAL() を使用したグループの比較

メモ

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日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

集計グループ関数について

IF() などの論理関数は、条件が true かどうかをチェックし、true または false に応じて異なる値を返します。SQRT() などの数学関数は、数字の平方根を返します。また、PREVGROUPVAL() と PARENTGROUPVAL() という 2 つの強力な集計関数を使用してグループの間で値を比較することができます。

PREVGROUPVAL() を使用した経時的な値の測定

PREVGROUPVAL() を使用すると、レポートビルダーで指定したグループ化と以前のグループ化を比較することができるため、値の経時的な変化を計算するための強力なツールとして利用できます。PREVGROUPVAL() は、完了予定月や作成日など、日付項目でグループ化したレポートデータを評価するのに最適です。

レポートに以前のグループがない場合、PREVGROUPVAL() は null を返します (つまり、何も返されません。値はない、ということです)。たとえば、レポートに 1 月~ 12 月まで 12 のグループがあったとします。2 月については、PREVGROUPVAL() は「1 月」を返しますが、1 月は年の最初のグループであるため、その前にグループはありません。したがって、PREVGROUPVAL() は null を返します。

PREVGROUPVAL() の数式は、PREVGROUPVAL(summary_field, grouping_level [, increment]) のように記述されます。内訳を見てみましょう。

  • summary_field は、グループ化された行または列の名前です (AMOUNT:SUM など)。
  • grouping_level は、集計レベルです (CLOSE_MONTH など)。
  • [, increment] は、各グループを構成する行または列の数です。

[, increment] 項目の最大値は 12 です。[, increment] の指定がない場合は集計関数によって自動的に 1 が適用されます。

たとえば、Lance Park が、月ごとに、レポートに表示された商談の合計金額の前月との金額の差を知りたいとします。この場合には、商談レポートを作成し、[Close Month (完了予定月)] でグループ分けします。その後、次の集計項目を追加し、[Display (表示)] タブで [Specific Groups (特定のグループ)] と [Close Month (完了予定月)] を忘れずに選択します。

AMOUNT:SUM - PREVGROUPVAL(AMOUNT:SUM, CLOSE_MONTH)

PARENTGROUPVAL() を使用した比率の特定

PARENTGROUPVAL() は指定された親グループの値を返します。親グループは、数式が評価されるレベルより上にあるすべてのグループです。(Close Month (成立月) でグループ化された Lance の商談レポートのように) レポートにグループが 1 つしか含まれない場合、レポートの総計値はその 1 グループの「上」になります。レポート総計は常に最も上位のグループです。

PARENTGROUPVAL() の数式は、PARENTGROUPVAL(summary_field, grouping_level) のように記述されます。内訳は次のとおりです。

  • summary_field には、グループ化された行または列の値 (AMOUNT:SUM など) を指定します。
  • grouping_level には、レポートの親レベル値の名前 (総計の場合は GRAND_SUMMARY など) を指定します。

Ursa Major では最近、ケースの登録が激増しており、営業業務部門の責任者である Gabriela Livingston は原因を究明したいと考えています。そこで商品サポートスペシャリストの Ada Belawa に、種別でグループ化されたケースレポートを作成して種別ごとのケースの割合を調べるように依頼しました。Ada がケースレポートを作成し、目的の情報を取得するために PARENTGROUPVAL() を使用したカスタム集計項目を追加するのを手伝ってあげましょう。

  1. ケースレポートを作成します。
    • [Reports (レポート)] をクリックします。
    • [New Report (新規レポート)] をクリックします。
    • [Select a Report Type (レポートタイプを選択)] メニューから、[Case (ケース)] を検索して選択します。
    • [Start Report (レポートを開始)] をクリックします。
  1. レポートを [Type (種別)] ごとにグループ化します。
    • [Outline (アウトライン)] ペインを開くには、[Outline (アウトライン)] をクリックします。
    • [Group Rows (行をグループ化)] で [Add group (グループを追加)] をクリックし、[Type (種別)] を検索して選択します。
  1. [Save (保存)] をクリックします。
  2. レポートに Case Percentages by Type (種別別ケースの割合) という名前を付け、[Report Unique Name (レポートの一意の名前)] を CASE_PERCENTAGES_BY_TYPE に設定します。
  3. [Save (保存)] をクリックします。
  4. [Overview (概要)] パネルの [Columns (列)] ペインで、下矢印 をクリックしてから、[Add Summary Formula (集計項目を追加)] をクリックします。
  5. [Column Name (列の名前)] に、Percent of Total (全体に対する割合) と入力します。
  6. [Formula Output Type (数式出力種別)] で [Percent (パーセント)] を選択します。
  7. [Formula (数式)] 項目に、RowCount/PARENTGROUPVAL(RowCount, GRAND_SUMMARY) を貼り付けます。
  8. [Display (表示)] で [Selected Groups (選択済みのグループ)] を選択します。
  9. [Row Group (行グループ)] で [Type (種別)] が選択されていることを確認します。
  10. 選択した表示オプションに対して数式が有効であることを確認するには、[Validate (検証)] をクリックします。
  11. [Apply (適用)] をクリックします。
  12. [Save & Run (保存 & 実行)] をクリックします。

作成した [Percent of Total (全体に対する割合)] 列がレポートに表示されます。これで Ursa Major の品質管理部は、次に何に注力すべきかをより正確に理解できるようになります。

リソース

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