カスタム集計項目を使用した割引の適用
集計項目について
Ursa Major Solar のマーケティングマネージャー、April Hansen は、会社の大手取引先を対象にプロモーションを展開すれば、顧客満足度が大幅に向上するのではないかと考えています。April がこのアイデアを Ursa Major の営業業務部門の責任者である Gabriela Livingston に伝えたところ、10 万ドル超の商談がある取引先には 5% の割引を適用して OK という承認を得ることができました。Ursa Major の COO は April のイニシアチブを大いに歓迎していますが、割引後の商談の収益の調整後の合計額を見たいと言っています。
集計項目を使用すれば、レポートデータを論理的・算術的に評価する列をレポートに作成できるため、このニーズに対応するようにデータをカスタマイズすることができます。カスタム集計項目を追加するには、レポートデータをグループ化し、数式を記述するだけです。後は Lightning レポートビルダーに任せて結果を待つだけです。
集計項目を使用したレポートデータの分析
まず、April がカスタム集計項目を作成して、どの商談が割引を受け取るか、その割引による Ursa Major の収益の差額がいくらになるかを示す列を商談レポートに作成するのをお手伝いしましょう。
- 商談レポートを作成します。
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[Reports (レポート)] をクリックします。
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[New Report (新規レポート)] をクリックします。
- [Select a Report Type (レポートタイプを選択)] メニューから、[Opportunities (商談)] を検索して選択します。
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[Start Report (レポートを開始)] をクリックします。
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[Filters (検索条件)] をクリックします。
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[Close Date (完了予定日)] 条件をクリックして、 [Range (範囲)] を [All Time (常時)] に設定し、[Apply (適用)] をクリックします。
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[Opportunity ID (商談 ID)] でレポートをグループ化します。
- [Outline (アウトライン)] ペインを開くには、[Outline (アウトライン)] をクリックします。
- [Group Rows (行をグループ化)] で [Add group... (グループを追加...)] をクリックし、[Opportunity ID (商談 ID)] を検索して選択します。
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[Save (保存)] をクリックします。
- レポートに
Opportunities After Discount
(割引後の商談) という名前を付け、[Report Unique Name (レポートの一意の名前)] をOPPORTUNITIES_AFTER_DISCOUNT
に変更します。
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[Save (保存)] をクリックします。
- [Columns (列)] で をクリックし、[Add Summary Formula (集計項目列を追加)] をクリックします。
- 列に
Amount After Total
(合計後の金額) という名前を付けます。
- [Formula Output Type (数式出力種別)] で [Currency (通貨)] を選択します。
- 数式項目に
IF(AMOUNT:SUM > 100000, AMOUNT:SUM*(0.95), AMOUNT:SUM)
を貼り付けます。
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[Validate (検証)] をクリックして、数式にエラーがないこと確認します。
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[All Summary Levels (すべての集計レベル)] を選択します。
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[Apply (適用)] をクリックします。
- レポートの [Amount (金額)] 列で をクリックして、[Summarize (集計)] に移動し、[Sum (合計)] を選択します。
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[Row Count (行数)] と [Detail Rows (詳細行)] の切り替えを無効にします。
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[Save & Run (保存 & 実行)] をクリックします。
レポートに割引を適用後の商談の金額が反映された更新された数字が表示されます。
リソース
- ヘルプ: 集計項目を使用したレポートデータの評価