ロック解除済みパッケージの更新
時間が経つにつれて会社は成長して変化し、アプリケーションも同様です。ロック解除済みパッケージを使用すれば、アプリケーションへの変更を堅牢かつ簡単な方法でテストして、パッケージ化し、リリースできます。
変更する内容は何でもかまいません。それは、このクイックスタートでは重要ではありません。
更新したパッケージバージョンを作成する前に、次の基本的な手順で変更をテストします。
sf org create scratch --definition-file config/project-scratch-def.json
sf project deploy start
sf org assign permset --name GIFter
sf org open --path lightning/n/GIFter
うまくいきましたか? できました!
- パッケージバージョンの作成を準備するために、もう一度
sfdx-project.json
ファイルを開きます。今回は、パッケージの新しいバージョンが反映されるようにversionNumber
を更新します。これがマイナーバージョン変更であることを反映するには、versionNumber
を 1.1.0 に増分します。{ "packageDirectories": [ { "path": "force-app", "default": true, "package": "GIFter", "versionName": "Summer '22", "versionNumber": "1.1.0.NEXT" } ], "namespace": "", "sfdcLoginUrl": "https://login.salesforce.com", "sourceApiVersion": "55.0", "packageAliases": { "GIFter": "0Hoxxx", "GIFter@1.0.0-1": "04txxx" } }
- 次に、ソースが更新されたアプリケーションを含むパッケージバージョンを作成しましょう。
sf package version create --package GIFter --path force-app --installation-key test1234 --wait 10 --target-dev-hub DevHub
Successfully created the package version [08cxxx]. Subscriber Package Version Id: 04txxx. Package Installation URL: https://login.salesforce.com/packaging/installPackage.apexp?p0=04txxx As an alternative, you can use the "sf package install" command.
- 新しいスクラッチ組織にパッケージバージョンをインストールしてテストします。
sf org create scratch --definition-file config/project-scratch-def.json
sf package install --wait 10 --publish-wait 10 --package GIFter@1.1.0-1 --installation-key test1234 --no-prompt
sf org assign permset --name GIFter
sf org open --path lightning/n/GIFter
要領はわかりますね。
テストが成功したら、TP にインストールしましょう。
TP での新規パッケージバージョンのインストール
この時点で作業はほとんど完了しています。ここまでにテストも成功しているので、この最後のステップもきっとうまくいくでしょう。
- TP にパッケージバージョンをインストールします。
sf package install --target-org MyTP --wait 10 --package GIFter@1.1.0-1 --installation-key test1234 --no-prompt
権限セットをもう一度割り当てる必要はありません。これは、以前のパッケージバージョンのインストールによって権限セットがすでに組織内にあるためです。
- そして、最後にもう一度、TP を開いてアプリケーションを実行します。
sf org open --path lightning/n/GIFter --target-org MyTP
完了です。アプリケーションを更新し、ロック解除済みパッケージを使用してそれらの変更をリリースしました。[Installed Package Detail (インストール済みパッケージの詳細)] 情報で、バージョン名が適切に更新されていることを確認できます。
- [Setup (設定)] から、[ Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Installed Packages
(インストール済みパッケージ) と入力し、[Installed Packages (インストール済みパッケージ)] を選択します。
- GIFter を選択します。
詳細情報
このクイックスタートによって、パッケージ化テクノロジーの次の進化に関心を持っていただき、ロック解除済みパッケージの有用性を理解していただけたでしょうか。ロック解除済みパッケージの機能についての詳細は、「顧客用ロック解除済みパッケージ」モジュールを参照してください。