Flow Builder で自動化コンポーネントを使用する
Trail Together の動画
エキスパートの説明を見ながらこのステップを進めて行きたい場合は、Trail Together シリーズの一部である、こちらの動画をご覧ください。
(巻き戻して最初から見直したい場合、このクリップは 07:03 分から開始されます。)
はじめに
スキルを試し、自動化コンポーネントをテストして実装する準備はできていますか? これまでに学び、設定したことを実践するフローを作成しましょう。
不成立の商談をロックするフローを作成する
Universal Containers チームは、不成立に設定されている商談をロックして、ユーザーがその商談を変更できないようにしたいと考えています。これを実現するには、商談の変更を評価するレコードトリガーフローを使用できます。商談フェーズが不成立に設定されている場合、Automation Components サンプルアプリケーションから「レコードのロック」呼び出し可能なアクションを使用して、レコードをロックできます。
Apex でレコードのロックを有効にする
- Trailhead Playground で、[Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Process Automation Settings
(プロセスの自動化設定) と入力し、[Process Automation Settings (プロセスの自動化設定)] を選択します。
- [Default Workflow User (デフォルトのワークフローユーザー)] で、ルックアップアイコンをクリックして自分の名前を選択します。
-
[Enable record locking and unlocking in Apex (Apex でのレコードのロックおよびロック解除を有効化)] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
フローの作成
- [Setup (設定)] から [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Flows
(フロー) と入力し、[Flows (フロー)] を選択します。
-
[New Flow (新規フロー)] をクリックします。
-
[Start from Scratch (最初から開始)] が選択されていることを確認して [Next (次へ)] をクリックします。
-
[Record-Triggered Flow (レコードトリガーフロー)] を選択し、[Create (作成)] をクリックします。
トリガー条件を設定する
フローを実行する条件となるイベント (トリガー) とオブジェクトを選択します。
-
[Opportunity (商談)] オブジェクトを検索して選択します。
-
[Trigger the Flow When (フローをトリガーする条件)] の選択を [A record is updated (レコードが更新された)] に変更します。
- ボタンバーで、[Auto-Layout (自動レイアウト)] 設定を [Free-Form (自由形式)] に変更します。
決定要素で絞り込む
適切なレコードのみが更新されるように、フロー内で不成立になっていない商談を除外します。
- ツールボックスの [Elements (要素)] タブから、キャンバスに [Decision (決定)] をドラッグします。
- [New Decision (新規決定)] ウィンドウで、次の値を入力します。
- Label (表示ラベル):
Opportunity Closed Lost?
(商談不成立?) - API Name (API 参照名):
Opportunity_Closed_Lost
- [New Outcome (新しい結果)] が選択されていることを確認し、[Outcome Details (結果の詳細)] セクションに次の値を入力します。
- Label (表示ラベル):
Closed Lost
(不成立) - API Name (API 参照名):
Closed_Lost
-
[All Conditions Are Met (AND) (すべての条件に一致 (AND))] を選択します。
- [Resource (リソース)] に次の条件を入力します。
- Resource (リソース): [Triggering Opportunity (トリガー商談)] を選択して [Stage (フェーズ)] を選択します。
- Operator (演算子): Equals (次の文字列と一致する)
- Value (値): Closed Lost (不成立)
- [When to Execute Outcome (結果を実行するタイミング)] で、[If the condition requirements are met (条件の要件を満たす場合)] を選択します。
-
[Done (完了)] をクリックします。
アクションを追加する
Flow Builder 内の Automation Components サンプルアプリケーションから、[Lock Record (レコードをロック)] アクションを使用します。
- [Toolbox (ツールボックス)] から、[Action (アクション)] 要素をキャンバスにドラッグします。
-
[Security (セキュリティ)] カテゴリを選択します。
- 検索ボックスをクリックします。
-
[Locks or unlocks a record (レコードをロックまたはロック解除)] を選択します。
- Flow Label (フローの表示ラベル):
Lock Record
(レコードをロック) - Flow API Name (フローの API 参照名):
Lock_Record
- [recordId] に、[Triggering Opportunity (トリガー商談)] を選択して [Opportunity ID (商談 ID)] を選択します。
- [Set Input Value (入力値を設定)] で、isLockedに対して次のように設定します。
-
[Don’t Include (含めない)] スライダーを [Include (含める)] に動かします。
-
[True] を選択します。
-
[Done (完了)] をクリックします。
要素を接続してフローを完了する
フロー要素を接続すると、フローが実行時に従う順序を指定できます。
- [Start (開始)] の下部で、ノードを選択して [Opportunity Closed Lost? Decision (商談不成立かどうかの決定)] にドラッグします。
- [Opportunity Closed Lost? Decision (商談不成立かどうかの決定)] の下部で、ノードを選択して、[Lock Record Action (レコードをロック)] アクションにドラッグします。
- 結果に、[Closed Lost (不成立)] を選択します。
-
[Done (完了)] を選択します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
- Label (表示ラベル):
Lock Opportunity Record
(商談レコードをロック) - API Name (API 参照名):
Lock_Opportunity_Record
-
[Save (保存)] をクリックします。
-
[Activate (有効化)] をクリックします。
-
[Back (戻る)] をクリックします。
商談を更新する
商談フェーズを不成立に更新して、フローが実行されていることを確認してみましょう。
- アプリケーションランチャーを開き、[Sales (セールス)] アプリケーションを選択します。
- 検索バーに
University of AZ Installations
(アリゾナ大学設備の設置) と入力して選択します。
- 商談パスで [Closed (クローズ済み)] を選択して、[Select Closed Stage (クローズ済みフェーズを選択)] を選択します。
- フェーズを [Closed Lost (不成立)] に更新します。
-
[Save (保存)] をクリックします。
- 商談がロックされました。システム管理者は引き続きレコードを編集できますが、ユーザーは編集できなくなります。
次のステップ
Automation Components アプリケーションの紹介はこれで終わりですが、他にも確認すべき機能はまだまだあります。Flow Builder で他のコンポーネントを自由に見て回り、実際に操作してみてください。
また、「Trailhead Sample Gallery (Trailhead サンプルギャラリー)」で他のサンプルアプリケーションを確認することもできます。ここでは、プロジェクトを完了して、ソースコードを調べ、継続的にスキルアップを図ることができます。