アクセス権を付与してエージェントを使用する
エージェントへのアクセス権を付与する
従業員向け Agentforce を使用すると、誰がどのエージェントにアクセスできるかを制御できます。そのためには、1 つ以上の権限セットを作成するか、プロファイル内でアクセス権を設定します。アクセス権を付与しない場合は、たとえシステム管理者であっても、作成されたエージェントを使用できません。会社から権限セットの作成を求められています。
- [Setup (設定)] の [Quick Find (クイック検索)] ボックスで [Permission Sets (権限セット)] を検索して選択します。
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[New (新規)] をクリックします。
- 表示ラベルに
Grant Agent Access
(エージェントへのアクセス権を付与) と入力したら、関連付けられた API 参照名にGrant_Agent_Access
と表示されます。
- 説明に
This grants access to the active Agentforce for employee agents
(これは有効な従業員向け Agentforce エージェントへのアクセス権を付与します) と入力します。
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[Save (保存)] をクリックします。
- [Apps (アプリケーション)] セクション内で、スクロールダウンして [Agent Access (エージェントアクセス)] をクリックします。
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[Edit (編集)] をクリックします。
- 従業員向け Agentforce のすべての有効なエージェントのリストが表示されます。[General Agent (一般エージェント)] を選択し、右矢印の [Add (追加)] をクリックして [Enabled Agents (有効になっているエージェント)] セクションに追加します。この手順を [Task Agent (タスクエージェント)] にも繰り返します。
- [General Agent (一般エージェント)] と [Task Agent (タスクエージェント)] の両方が [Enabled Agents (有効になっているエージェント)] セクションに表示されたら、[Save (保存)] をクリックします。
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[Manage Assignments (割り当ての管理)] をクリックし、[Add Assignments (割り当てを追加)] をクリックします。
- 自分の名前の横にあるチェックボックスをオンにして、[Next (次へ)] をクリックし、[Assign (割り当て)] をクリックして、[Done (完了)] をクリックします。これで両方のエージェントにアクセスできるようになりました。
エージェントを使用する
エージェントへのアクセス権を付与したら、エージェントを使用できます。では、両方を試してみましょう。
一般エージェントを使用する
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をクリックして、アプリケーションランチャーを開き、[Sales (セールス)] を検索して選択します。[Sales (セールス)] アプリケーションにリダイレクトされます。
- 右上の Agentforce アイコンをクリックします。Agentforce ウィンドウが表示されます。
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[General Agent (一般エージェント)] の横にあるドロップダウン矢印をクリックします。アクセスできるエージェントが示された [Select Agent (エージェントを選択)] ボックスが表示されます。割り当てられているエージェントがない場合、[Select Agent (エージェントを選択)] オプションは表示されません。もっと多くのエージェントへのアクセス権がある場合も、このリストにすべて表示されます。
- 使用したいエージェントを選ぶことができます。[General Agent (一般エージェント)] を選択した状態で [Select (選択)] をクリックします。
- [General Agent (一般エージェント)] ウィンドウに、
Tell me about Sofia Rodriguez
(Sofia Rodriguez について教えてください) と入力します。
- メモ: Sofie Rodriguez という名前にはユーザーと取引先責任者の両方があるため、選択ボックスが表示される場合があります。選択ボックスが表示されたら、[Contact (取引先責任者)] を選択し、[Submit (送信)] をクリックします。
- Sofia の取引先責任者レコードの概要に目を通して、[Sofia Rodriquez] をクリックします。そうすると、エージェントの左側に取引先責任者レコードが開き、追加情報を確認することができます。
- アドベンチャーアクティビティに関心があると記載されているため、数週間後に予定されているサイクリングツアーに招待するメールを送信することにしました。[General Agent (一般エージェント)] ウィンドウで、
Generate an email inviting Sofia on a Biking Expedition in two weeks.
(2 週間後のサイクリングツアーに Sofia を招待するメールを生成してください。) と入力します。 - 生成されたメールを読み、[Copy Draft (ドラフトをコピー)] の横にある下矢印をクリックし、[Send Email (メールを送信)] をクリックします。
- メールウィンドウが表示され、メールを変更できます。好きなように調整して [Send (送信)] をクリックします。
- 左側にある Sofia の取引先責任者レコードの [Activity (活動)] をクリックします。先ほど送信した招待メールが表示されています。
タスクエージェントを使用する
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[General Agent (一般エージェント)] の横にあるドロップダウン矢印をクリックします。リストから [Task Agent (タスクエージェント)] を選択し、[Select (選択)] をクリックします。
- [Task Agent (タスクエージェント)] ウィンドウで、
What are my open opportunities?
(進行中の商談は?) と入力します。 - 最初の 3 つと、さらに表示するためのオプションが表示されます。[View More (さらに表示)] をクリックします。進行中の商談の完全なリストが開きます。
- リストで [Grand Hotels Kitchen Generator] を検索してクリックします。[Grand Hotels Kitchen Generator] 商談レコードが開き、[Activity (活動)] ページが表示されます。このページから、新規 ToDo のスケジュール設定、活動の記録、メールのドラフト作成を手動で行えます。タスクエージェントは、この 3 つのすべてのタスクを処理できます。メモ: オプションとして [New Event (新規行動)] も表示されますが、このトピックは行動をスケジュールするようには設定されていません。エージェントに行動をスケジュールするよう求めると、タスクとしてスケジュールされます。
- [Task Agent (タスクエージェント)] ウィンドウに、
Log a call that I had with Tim Barr at Grand Hotels Kitchen Generator regarding scheduling a follow up meeting to meet with all of the decision makers.
(すべての意思決定者と会うフォローアップミーティングのスケジュールに関して Grand Hotels Kitchen Generator の Tim Barr と行った通話を記録してください。) と入力します。
- エージェントから、この通話活動が記録されたことが示されます。[Activity (活動)] ページの [Refresh (更新)] をクリックして、記録された活動を表示します。メモ: 記録された活動が表示されない場合は、エージェントから返されたメッセージ内の [Related to (関連先)] 行の [Grand Hotels Kitchen Generator] をクリックしてください。
- [Task Agent (タスクエージェント)] ウィンドウに、
Create a task under Grand Hotels Kitchen Generator to Send a Conference Quote to Tim Barr three days from today.
(Grand Hotels Kitchen Generator の下に、今日から 3 日後に会議の見積を Tim Barr に送信する ToDo を作成してください。) と入力します。 - [Activity (活動)] ページの [Refresh (更新)] をクリックし、記録された ToDo を表示します。
従業員向け Agentforce の 2 つのエージェントを作成できました。お疲れさまでした。作成した 1 つまたは両方のエージェントをさらにテストできます。想定した応答が返されない場合があるかもしれませんが、そのような場合は、関連付けられたトピックとアクションを参照して、達成しようとしていることが可能であることを確認します。ほかのトピックの追加、トピックの変更、アクションの追加を行う必要がある場合や、アクションを最初から作成することが必要になる場合もあります。
エージェントを Slack で使用する
作成した従業員向け Agentforce エージェントは Slack で使用できます。そうするには追加の設定作業と Slack 環境が必要ですが、このプロジェクトでは説明しません。ぜひ、今使お使いの Developer Edition 組織を使用して次の 2 つの Trailhead バッジを完了してください。
上記で作成した両方のエージェントに追加できる [General Slack (一般的な Slack)] トピックがあります。これにより、以下のような Slack 内の追加機能をエージェントに提供できます。
- Slack キャンバスを作成する。
- Slack キャンバスを更新する。
- Slack ユーザーを検索する。
- Slack を検索する。
- Slack ダイレクトメッセージを送信する。
このトピックはエージェントを Slack で使用するために必要なものではありません。単に、追加の Slack アクションをエージェントに提供します。Slack を取得して接続を作成したら、作成した一般エージェントとタスクエージェントの両方を Slack で使用可能にすることができます。
[General Agent (一般エージェント)] と [Task Agent (タスクエージェント)] の両方で、API を介した Slack への接続を追加します。
- [Setup (設定)] から、[Agentforce Agents (Agentforce エージェント)] を検索してクリックします。
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[General Agent (一般エージェント)] をクリックします。
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[Open in Builder (ビルダーで開く)] をクリックします。接続の追加はエージェントが有効になっているときでも行えるため、エージェントは有効なままにしておくことができます。
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[Connections (接続)] をクリックします。
- [Connections (接続)] の [Connections (接続)] セクションで、[Add (追加)] をクリックします。重複しているように聞こえるかもしれませんが、[Connections (接続)] 内の [Connections (接続)] セクションです。
- [Connections (接続)] ドロップダウンで、[API] を選択します。
- [Integration Name (インテグレーション名)] に
SlackGeneralAgent
と入力します。
- [Connected App (接続アプリケーション)] ボックスで [Slack] を検索して選択します。検索で複数の Slack が表示された場合は、1 つ目を選択します。
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[Save (保存)] をクリックします。
- [Task Agent (タスクエージェント)] にステップ 2 ~ 9 を繰り返します。[Integration Name (インテグレーション名)] には
SlackTaskAgent
を使用します。
Slack 環境で、[General Agent (一般エージェント)] と [Task Agent (タスクエージェント)] の両方の要求を承認します。
- Slack 環境の [Home (ホーム)] タブから、ワークスペース名の横にある下矢印をクリックします。
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[Tools & Settings (ツールと設定)] にマウスポインターを置き、[Manage Agentforce (Agentforce を管理する)] をクリックします。ここに [General Agent (一般エージェント)] と [Task Agent (タスクエージェント)] の両方の要求が表示されます。
- [General Agent (一般エージェント)] の横にある [Review (確認する)] をクリックして、 [Allow (許可する)] をクリックします。
- ワークスペース名の横にあるチェックボックスをオンにして、[Add to 1 Workspaces (1 個のワークスペースに追加)] をクリックします。
- [Task Agent (タスクエージェント)] にステップ 3 と 4 を繰り返します。
使用可能になったエージェントを Slack で使います。
- 現在ステム管理者ビューが表示されているかもしれませんが、Slack のメインワークスペースに戻ります。
- [Agentforce] アイコン
をクリックします。
- [General Agent (一般エージェント)]、[Task Agent (タスクエージェント)]、[TH Product Speciality (TH 製品専門)] エージェントが表示され、その中から選択できるようになりました。
- これで両方のエージェントを使用できるようになりました。必要なタスクを実行するように微調整する必要があるかもしれませんが、いろいろと試してみてください。