カスタム価格表の作成

標準価格表を使用する標準商品価格設定を作成すれば、海外営業チームに必要な価格設定フレームワークの構築を前進させることができます。けれども、このチームは非営利団体とエンタープライズの両方の取引先を販売対象にしています。この 2 つのカテゴリは価格設定がそれぞれ異なるため、標準価格表では対応できません。また、価格表の適用範囲である地域をすばやく簡単に表示する手段も必要です。

こうしたニーズに対応するために、まず地域を識別するための選択リストを作成し、続いて 2 種類の取引先に使用する複数のカスタム価格表を作成します。

この作業に取りかかる前に、ナビゲーションバーに [Price Book (価格表)] タブを追加しておくと、価格表にアクセスしやすくなります。

Ian のプロファイルは「システム管理者」であるため、Ian のナビゲーションを設定しても、プロファイルが「カスタム: セールスプロファイル」である営業チームには影響ありません。「カスタム: セールスプロファイル」にも [Price Book (価格表)] ナビゲーション項目を追加する必要があります (後述)。

をクリックしてアプリケーションランチャーを開き、[Sales (セールス)] を選択します。
右上隅のをクリックします。
[Add More Items (アイテムをさらに追加)] をクリックします。
[Available Items (選択可能な項目)] で、[All (すべて)] をクリックします。
[Price Books (価格表)] を見つけて、をクリックします。
[Add 1 Nav Item (1 個のナビゲーション項目を追加)] をクリックして、[Save (保存)] をクリックします。ナビゲーションバーで [Price Books (価格表)] タブを使用できるようになりました ([More (さらに表示)] の下にある場合もあります)。

地域選択リストの作成

[Setup (設定)] から [Object Manager (オブジェクトマネージャー)] をクリックします。
[Price Book (価格表)] を選択して、[Fields & Relationships (項目とリレーション)] をクリックします。
[New (新規)] をクリックします。
[Data Type (データ型)] で、[Picklist (選択リスト)] を選択します。

[Next (次へ)] をクリックして、次の詳細を入力します。

Field (項目)	詳細/アクション
Field Label (項目の表示ラベル)	Region (地域)
Values (値)	[Enter values, with each value separated by a new line (各値を改行で区切って入力します)] を選択します。
Values Text Box (値のテキストボックス)	AMER APAC EMEA
Description (説明)	Price book region (価格表の地域)

[Next (次へ)] をクリックします。
項目レベルセキュリティはデフォルトのままにして、[Next (次へ)] をクリックします。
[Add field (項目を追加)] チェックボックスと [Price Book Layout (価格表レイアウト)] チェックボックスがオンになっていることを確認します。
[Save (保存)] をクリックします。